鮮魚店も営む和食店の本かつを刺定食!うまい刺身とうまい味噌汁で白メシをガバガバ飲み込むしあわせ 和食 やながわ(邑楽郡大泉町・東小泉駅)

埼玉県本庄市の鮮魚店。お店の裏に回ると定食屋さんになっておりまして、文字通り売り物の刺身はもちろん、マグロの煮物や自家製塩辛といった小鉢も非常に美味しかったのですが・・いつの間にやらお店をたたんでしまいました。残念。

しかし唐突に刺身で白メシをかきこみたくなる発作は起きるワケで、今日の発作は特にカツオなワケで、できればタタキでない生のカツオを生姜醤油で食いたいワケで。

いや海なし県なんだ贅沢は言わない、この際カツオでなくてもいい。ど、どこか近くに・・気の利いた刺身定食が出そうなお店は・・?

そうだ、あそこに行ってみよう。

やって来たのはリトルブラジル大泉町、蜂谷病院のすぐ近くにあります「和食 やながわ」さん。こちらは本庄のお店とは逆パターン、「和食のお店が魚屋さんも併設している」スタイルとなっています。

魚屋さんの方は何度か買ったことあるけど、食事処の方は今回初めて。11時半開店のところ、5分くらい前に着いてしまった・・あれ、ミニバンから出て来たグループが暖簾もないのに入っていくぞ。これはアレか、人気店でたまにあるフライング入店可のタイプか。

座敷・テーブル・カウンターと揃った店内、もしかして正体は居酒屋なのかしら。カウンター席の隅、テレビの真ん前に座っちゃったけど常連さんの邪魔にならないかな?テレビが大きいし大丈夫そうだな。

850円の定食はお刺身・天ぷら・焼魚(さば)とオールお魚で予定通りです。ところで日替定食ってなんだろう。

ギョギョ、メインメニューよりよっぽど豊富であったか。やったー!本かつを刺の文字を発見!カマトロが入るという上刺身さけ西京焼も普段なら悩むところでしょうが、今日はかつを刺一択だ!なんかオススメっぽいシャムロック印もあるしね。

魚一本槍と思ったら、もつ煮にソースカツ丼やら生姜焼といった肉要素もあって、やはり居酒屋さん色が濃いのかしら。とりあえず定食のお店としては無双だ。

「前から失礼しまーす」と快活な店員さんがお冷やをくれました。夜営業のウーロンハイ用であろう巨大グラスが頼もしい。後ろに黒帯とか加賀鳶とか物騒なメニューが見えるのは気のせいです。くう〜。

ものの7分程度で登場しました、本かつを刺定食!メインに小鉢に香の物、一分のスキもない完全無欠なる定食!

和食のお店なら元々少なめだろうと「ご飯少なめ」コールをしなかったのが大間違い、だってココはグンマだぞ。しっかりドライブイン的ガッツリご飯であった。

でもこのくらいのメシは必要だろうな。ちくわや大根の煮物はいかにもおいしそうだし、お新香も昆布や生姜がチラリと見えて、まさしく次の一口に新しい香りを添えてくれそうです。

とりあえず味噌汁をすすって・・ああ驚いた、めっちゃめちゃウマいじゃないの。なんですこの波濤のように押し寄せる大海の滋味は。鰹節とか煮干しの乾物感はあまり感じないので、定食に使う魚のアラで出汁を取っているのでしょうか?

油揚げ・わかめ・大根・ネギにその他具沢山でもあって、汁とメシとお新香で定食が成立してしまう。恐ろしい。

さず鮮魚店直営・・逆だっけ。とにかく見事な厚み、見事な色味のかつを!ネギとミョウガがふりかかり、おろし生姜とおろしニンニクが添えられている。かつをは薬味が多ければ多いほどウマい法則通りの上に、嬉しい誤算のニンニクまで。食べる前からしてやったり!

ニンニクと生姜をつけて、醤油をつけて、ご飯にトントン、ガブー。「初」以上「戻り」未満の脂乗り、爽やかな食べ頃本かつを!タタキをポン酢でいくと酒が欲しくなるけど、刺身を醤油でとなると白メシだよな!そこにニンニクまでつけちゃったお店の勝ち!最高〜!

刺身と味噌汁で白メシをワグワグ飲み込めば箸が止まるはずもなく、たんぽぽ以外のツマまで平らげてごちそうさま。いやはや、刺身で白メシ欲が完全に満たされました。

昼の白メシ欲だけでなく、夜のお酒欲にも対応してくれるのがすごいところ。同じ敷地内にある「お魚や やながわ」さんの側で晩酌のアテを買うとしますか。

焼きイカやタイのアラ煮等のミリキ的なお惣菜が並んでおりましたが、一目見て思わず手がのびたのがマグロ赤身の特上。だってホラ、この特上っぷりを見て!昼も夜も大満足、海なしグンマの救世主。通わせてもらいますよ〜。

和食 やながわ 群馬県邑楽郡大泉町朝日3-1-2

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