お寿司メインの和食屋さんで天丼ランチ。おなじみエビでも穴子でもない、冬季限定ふぐ天丼だ! くぼ田(太田市南矢島町)

天丼食べたい。それもエビじゃくて、穴子の天丼が食べたい。なぜだ、丼ものといえばカツ丼専門、蕎麦屋でも天ぷら系はほとんど頼んだことないのに。むか〜し神保町で食べて美味しかったヤツを思い出しちゃったのかな。

もっとも今から都内に向かっては夕食になってしまう。食べたい時がうまい時、近場で穴子天丼に出会えそうなお店を思い出そう。

エビ天丼なら昔からの蕎麦屋さんに行けば済む話なんだけどな〜。穴子、穴子‥ああ、確かあのお店にあったはず。

太田市南矢島町、人気カフェの近くにあります「和食 くぼ田」さん。11時半開店の3分前に着いてしまったので、広い駐車場にはもちろん一番乗り‥じゃなかった、一台アリ。先客の方が入店したのを見届けてから続きます。

駐車場も広ければお店も広い。お座敷や個室もありそうですが、一人であることを告げるとカウンター席に案内していただきました。

和食処だけど元々はお寿司屋さんだったようで、ランチもお寿司がメインです。握りにサラダ天ぷら茶碗蒸しデザートと揃ったセットが1,500円とな。

にぎりちらしハーフ&ハーフに天ぷらがついて1,100円。サービスサービスぅ。

お寿司もいいけど今日はコレ、穴子天丼だ!ちょうど店員さんが来たので注文を‥

先客の方「ふぐ天丼をお願いします」

なぬっ、ふぐ?

ああ〜、季節限定の隠し玉か!そういえば二年くらい前に来た時も食べたよ。うん、おいしかった。そして天丼というものはソレ以来ご無沙汰であった。

限定の文字に弱いし、穴子もふぐもだいたい身が白い魚であるということで、ふぐ天丼をご飯は普通で願いま〜す。

基本がお寿司屋さんなので湯呑みがデカい。もちろんお茶もうまいです。

ネタケースがあるあたりもお寿司屋さん。アレは中トロ、ソレは赤身‥くう〜、寿司食べたくなってきた。

その後お客さんが続々と入ってきたこともあり、20分少々待ちましてふぐ天丼が登場しました。フタは最初からこの位置です。蒸らすことを欲していないようですね。

見るからに軽くサックリ揚がった衣。なるほど蒸らしてはもったいないわけだ。

梅の花のように広がる5つのふぐ。花芯はナスとイモですかね。

タレと油の複合した香りが気持ちいいなあ。天丼ってこんなに美味しそうな食べ物でしたっけ?二年も放っておいてスマン。

味噌汁はしじみ汁。うまい コハク酸 うまい。

フグの天ぷらは‥ふわ〜、エビを軽く超えてくる強烈な歯ごたえ!プリプリどころの話じゃないぞ。こんなに締まった身だから刺身はあんなに薄く引かなくちゃダメなんだね。

歯ごたえを楽しんでいると、濃厚なれど格別上品な白身の香りが広がって‥う、うめえ〜!唐揚げがうまい魚だけに天ぷらもうまいんだな!熱で旨味も香りも励起されちゃったんだな!

サラッとしてくどすぎないタレも上品な白身によく合いまして、ワグワグと止まらず平らげてしまいました。

デザートはチョコ風味のババロア的な‥と味わっていたら、先客の方が「にぎり寿司セットをお願いします」と雄々しくコール!え、あなた今ふぐ天丼を食べ終えたところですよね?お好みを2・3個握ってもらうとかじゃなくて、セットまるごと注文しちゃうの?いったいどこのゴローさんなんだ‥

この場合、セットについてくるデザートは同じものなんだろうか?興味は尽きませんでしたが、ボーっと眺めているワケにもいかんので帰るとしよう。

お会計の時にお釣りなしのピッタリで渡したらやけに喜んでくれて、飴ちゃん2つもらえました。うれしいな。

くぼ田 群馬県太田市南矢島町848-1

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