恐山に寄ってから大間行こうかな、とか思ってましたが、下北半島をなめてましたね。八戸から大間の宿までなんと150キロ。ずっと一般道ですから、チェックインを4時半にするとして仮定して、平均時速45キロ前後とすると、今12時半…うーん、寄り道しているヒマはありません。ププーと行きましょう。
着きました。大間崎の公共駐車場らしきところでは、さすがと言いますか、いきなりマグロトイレがお出迎え。
「本州最北端にあるおみやげ屋」なのか、「本州最北端を観光した証拠のおみやげを売る店」なのか、どっちなんでしょう。美しき水車小屋の乙女。
本州最北端の記念碑(写真失敗のため無し)と、まぐろ一本釣りのオブジェがならぶ絶好の記念撮影スポット。ライダーさん達がパシャパシャ写真撮ってます。最北端なうとか大間なうとかSNSに投稿してるのでしょう、きっと。私もやろう。
最北端の店から50mくらい南にある、本州で3番目くらいに北にある店でおみやげを買って、大間の生マグロの発送を予約して、さあ宿に向かいましょう。ここからたったの1km。
体験型民宿葵にとうちゃこ〜と思ったら、宿の前に男性が。
「いらっしゃい。そろそろマグロの水揚げがあると思うから、荷物置いたらフラフラ行ってみませんか?」
宿のご主人でした。え?水揚げなんて見学できるのですか?
「うん。まあ案内してるのはウチだけかな。さっき70kgくらいの揚がってましたよ」
行きましょう行きましょう。
「あの灯台から右側に行く船は、明日の餌に使うイカを取りに行くの。左側に来る船はマグロが釣れた船」
左側に来れば水揚げがあるわけですね。あ、なんか一隻左に…
「来た来た。じゃあ行きましょう」
車で3分ほど移動すると、来ましたねー、漁船。
「おおー、大運丸さんか。兄弟で漁師なんだけど、あの船は釣るんだよねー」
大間のマグロハンター兄弟ですか!浪速のどんぶり兄弟にも勝てそう。
あ、マグロっぽいのが見えた。
わぉ、けっこうデカいですね!(興奮している)
「まあまあ大きいね。120kgクラスだねー」
フォークで運んで、みなさんものすごい勢いで水をかけたり、氷をぶちまけたり色んな作業をしています。
「普段イカとかサンマのいいエサを食べてるのはもちろんだけど、そのマグロを釣ってから港まで10分で戻れて、それをすぐに完璧な処理をするから大間のマグロはどこよりうまいんですよ」
いやー、納得しました。
この後温泉まで送っていただきましたが、それはちょっと後回しで、次回は体験型民宿葵の夕食です。