本日の宿は五戸にあります。青森(と岩手)の「戸」は八戸だけじゃなかったのですね。「戸」は馬の牧場を表すそうです。つまり、馬肉が特産。そんなわけで、馬肉と温泉を同時に楽しめる宿を予約してみました。
五戸まきば温泉です。広めの駐車場はひっきりなしに車が出入りしています。そしてレンタカーがやけに多い。見た目はなんだか古いですが、どうやら人気のある温泉&旅館であるようです。
チェックインをしようとすると、いかにも宿泊といった風情の家族連れが数組。やはり人気なのですね。
無事チェックインを済ませると、親切なお兄さんが部屋まで案内してくれます。ちょっと訛りがあって聞きとりにくい所もありますが、つげ義春のマンガのように旅情を感じますね!
ここまでではないですが。
部屋はご覧の通り、まあ、温泉宿です。あ、暖房をきかせてくれてる。親切だけど止めちゃえ(暑がり)
さっそく温泉に入ってみますと、洗い場は広々、ちょっとしょっぱい透明のお湯で良い感じです。熱い湯、ぬるい湯、露天風呂と種類があってサウナもあり。あー、こりゃ日帰り温泉としても人気があるわけだ。思わず長湯をしてしまいます。
部屋に戻って、夕食の想像をするために日帰り温泉のメニューを見てみましょう。桜鍋と馬刺がトップで、馬すじ煮込、桜しぐれ・・・ものすごく馬肉推しなのがビンビン伝わります。
さて、食事用の個室に移動して、お待ちかねの夕食です。あ、暖房きかせてくれてる。止め(ry
わぉ、肉・魚・野菜とそろったグッドルッキンなお膳じゃないですかー。
先ほどの親切なお兄さんが来ましたよ。
「お飲み物はどうしましょうか?」
まあ日本酒なんですが。メニューに生酒とありましたけど、種類とかあるんですかね?
「ちっちゃいビンと大きいビンがありまして、大きいのオススメなんですけど、ちょっと高くて」
ちょっと高いって、やけに正直な方ですね。高いと言いますと、いかほど?
「四合のビンなんですけど、1900Gくらいしちゃって」
・・・それ、旅館のお酒としてはちっとも高くもないですよね?ぜひお願いします。
やあ、来た来た。あ、ついでくれるんですか?どうもどうも。どれどれ?…生酒らしい甘めの口当たりだけど、後味はいかにも淡麗辛口という不思議な味。ちょっと垢抜けない風味がなかなかいいですね。
「この辺りの地酒なんです」
ほんとだ。五戸町じゃないですか。Buveur?名前は非常に垢抜けてますね。後の料理が楽しみになるお酒です。 つづく。