とことこと歩いてお腹がすきました。今回の案内役である後輩のCよ、昼飯食いたい。
「じゃあ崎陽軒のチャーハン弁当を外で食べるか、俺がよく行く店で担々麺でも食べるかしますか」
崎陽軒のチャーハン弁当は上野駅や東京駅のチキン弁当を超える神弁当だからな。でも外はちょっと暑いかもなあ(スミノフアイスを飲みながら)
「まあどちらもワールドポーターズですから、行ってみましょう」
それってイオンの亜種だか希少種だかだっけ?へー、行ってみよう。
着きました。わぉ、ホントだ。色々あるな。
「そこが担々麺の店です」
Sario・・聘珍茶寮?ああ、聘珍楼のかんたん料理と言うか、お手軽バージョンの店か。聘珍楼は大昔にカエルの唐揚げを食べてうまかったような・・・(うろ覚え)まあいいや、ここにしよう。
「俺は担々麺ですが、何を頼むんですか?」
鶏パイタンラーメン。鶏ダシがあったら頼まねばならぬ。
この立地なのに650Gだからちっとも期待してなかったが、結構うまそうじゃないか。
「結構うまいんですよ。担々麺もちゃんとナッツをつぶして作ってるし」
鶏パイタンもうまいよ、うん。麺はまあどこにでもありそうだけど、ちゃんとした鶏ダシの味がするし、具もいい感じだし。ただ、柚子の味がしたりしなかったりなのはなんでだろ?・・うわっ、ビックリな辛さ!なんだこりゃ。
柚子胡椒ペーストの固まりがありました。食べる前にかきまぜるとおいしさ倍増のようです。
ついでに聘珍楼の肉まんでも買いましょうとお土産コーナーに行ったら、レジの中国人女性があまりに美しいので山ほど買ってしまいまして、持ちきれないので家に送りました。
ワールドポーターズにはやけにハワイ推しなスペースがあるのでモヒートを飲みましたが、まさかコレが鶏パイタンラーメンより高いとは・・・700Gだったかなぁ。暑い日にはうまいからいいですけど。
「お酒はまわりましたか?」
うん、なんか楽しくなってきた。ラム酒多めでうまかったぞ。バカルディ万歳。
「では中華街に行きましょう」
えっ?今ラーメン食ったんだぞ。点心?クマの掌?
「酔ったオーヤマさんを連れていきたいところがあるんです」
なんだそりゃ。
中華街に向かう途中山下公園を通りましたが、芝生でイチャイチャするカップル、芝生でネットなしバドミントンに興ずる家族…芝生の上は幸せ博覧会のような状態です。
もしかして公園の芝生の上で何の臆面もなく楽しめるのがリア充なのかなあ?
「俺リア充側(既婚)ですけど、あっちには近寄れないですよ」
そうか、当人たちの資質の問題か。画期的判別法かと思ったんだが・・・
かの有名な中華街の門の横に、なんとなく見なれたロゴが・・・セガ、何をやっているんだ。
「すぐそこですよ」
地図でいえばこんな所にありました。
店内撮影不可でしたが、横浜中華街武器屋・ちんろんたんだそうです。店に入りますと、中はRPGの武器屋か、梁山泊の武器庫かというすさまじいことになっています。
おい!方天画戟があるじゃないか!青龍偃月刀も!
「ちんろんたんって青龍刀って意味ですから、それくらいあると思いますよ」(ニヤニヤ)
今をときめく日本刀の模造刀もあるし、バトルアックスのレプリカもあるし、あらやだ、三節棍になんとチャクラムまで・・・貴様、酔った状態でここに連れてくれば「人がアホな買い物をするシーン」が見られると思って連れてきやがったな!
「いや、オーヤマさん好きだろうなーと思っただけですよー」
なんだその額縁にいれて飾っておきたいゲス顔は・・・いや、その手にはのるか。買っちゃダメだ、買っちゃダメだ、買っちゃダメだ・・・
「やります、僕が買います」
人の心を読んでアテレコするな。
・・・買っちまった・・・
バルログ好きにこんなの見せるなよ・・あ、観賞用ですから切れる刃とかそういうアレはありません(と思う)が、刺そうと思えば刺さってしまうので身分証明書が必要でした。
次回は晩御飯です。
SARIO ワールドポーターズ店 神奈川県横浜市中区新港2−2−1 1F
横浜中華街 ちんろんたん 神奈川県横浜市中区山下町80 2F