ファイナルファンタジーの曲をオーケストラで楽しんだ後のペッシェドーロでの夕食、続きです。
すぐそこでコンサートがあったのに、あまりお客さんがいないような。後輩のCよ、どう見る。
「時間が時間(夜9時)だから帰ってから食べるんですかねー」
我々は今から帰っても今日中には着かないかもしれないしな。
あ、二品来たぞ。
バーニャカウダはうまいですよねー。毎日食べてもいい。パプリカは常連ですが、なんとなく緑ピーマンは珍しいような。好きだからうれしい。
生ハムとサラミの盛り合わせ。なかなか良い盛りじゃないですか。コレとバーニャカウダだけでワイン2本くらい飲めそうな気もします。
クアトロ フォルマッジが来ました。えーと、こっち半分にハチミツかけるぞ。
うん、青カビうまい。サルでも集まる立地だし、値段もファミレスのちょっとだけ上くらいな感じだからまずくはないくらいかなーと思っていたけれども、どれも結構うまい。近所にあれば月一で行くかも。
「ハチミツかけるピザ初めてですけど、うまいですね。こっちがわもかけよう」
あら、青カビ&ハチミツいける人?よかった。
ピザもなくなりそうなので何か追加するか?なんて話をしていますと、なんだか店の入り口が騒がしいような。なんでしょう?
うわっ!・・・Cよ、えらいことになってるぞ。
「うわぁぁぁぁぁぁ!」(小声)
なんと先ほどのコンサートの首謀者である植松伸夫さん、客席にいた下村陽子さん、超絶ソロを聴かせてくれたピアニストさんに司会のお姉さん等々すさまじいメンバーがぞろぞろと店に入ってきたではないですか!えっ?この店が打ち上げ会場なんですかー?
「こここここんなことがあああああっていいいいいのでしょうか」
植松さんと下村さんを尊敬、というか信仰しているCは正気を保てていないようです。そりゃそうだ。私も冷静なフリをしていますが、ストⅡ音楽のライブを聴きにゲームミュージックフェスティバル’92とか行ったくらいですからお察しです。
まあ落ち着け。とりあえず何か追加すればまだこの場にいることができるぞ。
「そうですね。はぁはぁ、ちょっと戦略的休憩をしよう」
というわけで、ヤリイカのフリットを頼んだのですが、コレが時間稼ぎで頼むのは申し訳ないほどうまかったです。おかげでワインを追加するハメに。
「イカうまいし、2m左に下村さんがいるし、2m54cm左後ろには植松さんがいるし、俺今日まで真面目に生きてきて良かったです」
そうだなあ。今の状況をマンガ界的に言えば、サイボーグ009VSデビルマンを観た帰りに、舞台挨拶を済ませた石ノ森章太郎先生と永井豪先生の飲み会に出くわすようなもんだもんな。つまり両国でプロレスを観た帰りに馬場さんと鶴田、ハンセンが・・(錯乱中)
ああ、デザートが来た。ドルチェっていうんだっけ?おや、ピアニストさんがもうデロデロに酔ってトイレに・・・アドリブ演奏もすごいが飲みっぷりも派手な人だね。
コーヒーアッフォガート、実は食べたことないので頼んでみました。エスプレッソをかけるわけね?だばだば。
おお、熱くて冷たい。なんとなく鴨汁せいろのような感覚。エスプレッソじゃなくて深煎りのコーヒーでもいけそうですね。ウチでやってみよ。
随分と長居しちゃったから帰るか。Cよ、現世に戻るぞ。
「・・・・・という夢をみたんだ」
気持ちはわかるが、それじゃ夢オチになっちゃうぞ。
ちなみにあれで金額はちょうど一万くらいでした。ワインを飲んでますから安いですよね。やっぱり近所に欲しい。
やあ、みなとみらいの夜景がきれいだなあ。昼間暑かったけど、夜は涼しいな。さすが10月(10月だったのです)
「さむい・・おこた こたつ おけつ ぷにぷに」
あの、そろそろ正気になってもらわないと、運転が・・
「俺、タイムマシン発明します」
えっ?なんでまた急に。
「そしたら今朝に戻って、サインペンと色紙を持って家を出る」
そうか。結局誰のサインももらわなかったもんな。うん、叶うといいね。
で、車の充電しながら帰りまして、群馬に着いたのは夜2時すぎでしたまる
次回より長野です