新そばに飢えた母と巡る晩秋の信州、新そばも食べたところで母よ、満足しましたか。
母「店(よつかど)のすぐ近くに右折→鏡池という看板があったけど、鏡池って行ったことがない」
紅葉の時期は交通制限、そうでない時期はすれ違い困難な車幅なんで行きたくはないのですが・・ま、仕方ない。
2キロくらいだと思いますが、運良く対向車とも出会わず到着。まあ道路自体はシャコタンでも安心です。
母「うわー、きれいな山。で、池は?」
左。
母「ナニコレ!ほんとに鏡!超鏡池!キレイ!!」
意外なほど感想が若いのでビックリしました。いいところでしょ。たまたま山に雲がかかってるし、紅葉は終わってるし、この枯れっぷりが仙郷な感じでいいいですねー。
風でさざ波が立って鏡でなくなるのも良し。うーん、堪能しました。
母「お前のデジカメを持ってきたから私を入れて写真を撮りなさい」
ここ2・3日カメラ見ないと思ったら・・・準備はいいですか?はい、遺影、と。パシャ。
いつ逝っても安心。
そんでは食後のデザートといきましょう。30分ほど車を走らせ、小布施へと。たどり着いたのは桜井甘精堂直営のカフェ・茶蔵。
少々涼しい(7℃)ですが、モンブランソフトを食べようという算段です。
母「くりあげまんじゅうも食べたい」
ご自由にどうぞ。
モンブランもマロンシュークリームもありまする。
母「両方12個ずつください」
なっ!2ダースとか誰が食べるのやら。この母の息子だからケーキ全買いとかしてしまったのか・・・
当然梱包に時間がかかりますし、平日だというのにお客さんもホイホイ来ますが、待っている間はネットいじり放題。ライバルの小布施堂でも検索してみましょうか・・・あ、もうできましたか。
あれ?お金を置く皿に百円玉が1個。八戸のコインパーキングで落としたヤツが返ってきたのかな?・・・6秒くらい考えて、お店の人に渡しました。
おお、モンブランソフト!モンブランは食べたことあるけど、コレは初めてです。ちょっと涼しくても外のパラソルの下で食べましょう。
うわー、あいかわらず濃厚なのに上品なモンブラン部分。そんなものを栗あんソフトにかけたら反則に決まってますよね〜。
母「うまい。今年のソフトで一番うまい」
毎月バス旅行に行って、日本中でソフトを食べている母のお墨付きとなった模様です。あ、くりあげまんじゅうは?
母「試食があったから2つ食べた。軽井沢店で売ってるのと同じだね。かりんとうまんじゅうのようなものだ」
あら、いつの間に・・・1つくれればいいのに。
さて、家に帰ってからマロンシュークリームとモンブランを並べてみました(いっぺんに食べたワケではない)。
後で食べてみますと、のび太が増やしすぎた栗まん的な、いわゆるノーマル栗菓子を残念に感じてしまうほどの栗純度です(わかりにくい)。マロンシューのクリームすら最上級栗ペーストを食べているかのよう。モンブランにいたっては、もはや裏ごしした栗そのものじゃないかと疑われます。惜しむらくは、駐車場が狭くてデコボコなんですよねー。
次回、晩の肴を買って帰ります。