というわけで(どんなわけで)栃木は那珂川町にいるわけですが、実は私、ここにはほぼ毎月のように来てたりします。なぜかといいますと、持ち帰り専門なのですが絶品のウナギとアユを売る店がありまして、特に母がひどく気に入ってしまって毎月のように買ってこいと命じるのです。
それがこちら、那珂川町小川の林屋川魚店。前回の扇の館から体感で300mくらいです。
大変立派な建物です。駐車場がすでに鮎とウナギの香りでえらいことになっております。
エントランスあたりでは鮎の香りがピークに。お気に入りの服があるご婦人は着てこないことをおすすめします。本気を出せばここの香りだけで酒が飲めますよ。
しまった!モクズガニの時期だったか!10・11月に不定期入荷らしいですが、我が敬愛するブロガー・むらさき女史の栃木最おすすめグルメの一つとかなんとか。
何がしまったかって、私は元カニアレルギーなのであまりカニは食べないようにしてるんですよね…でも小さいし、上海ガニ的なウマさというし、ちょっとくらいは・・・とか去年も悩みまして、結局断念。
・・したはずが、買ってしまった・・・三匹で1000GP。
本来の目的であるウナギとアユを買いましょう。ウナギは1匹分で1600から2000GP(大きさによる)で、アユは6・7匹入り2100GP。
あとウナギのきも煮も買っておきましょう。冷蔵庫にあれば、お酒がいくらでも飲める頼りになるやつ。許褚のように手放せません。上方にある鮎のオリーブオイル煮はパスタ等にもってこいらしいですが、普段パスタを食べないので買ったことありません。
こちらがウナギの白焼き。白焼きなのでちょっと温めてワサビと醤油もアリですが、添付のタレで煮ると、もう大変なのです。
こちらが鮎。ここのアユは養殖といってもバカにしてはいけませんよ。最近亡くなった岸朝子さんもお使い物用に取り寄せていたとか。
さあ、お酒も飲みたいし帰りましょう!
アユに合わせるのは…その名もそのまんまの鮎政宗・純米生原酒でいきましょう。新潟の酒とは思えない、すさまじく荒削りで腰の強い旨味。なんじゃこの酒は!気に入った。
そしてこのアユ、どんな餌で養殖しているのか知りませんが、いわゆる放流鮎よりはずっと香りがあって、しかも養殖アユ特有の味の濃さがあります。困ったことにウチの猫が大好きでして、今回も一匹近く食われてしまいました。腎臓悪くしちゃうぞ。
ウナギの肝の山椒煮・・・ウマくないはずはありませんね。
そしてウナギです。タレで煮たので関東風なふあふあ食感になっています。私は実のところ、関西風に蒸さずに焼いた、キリっとしたウナギが好きですが、ここのウナギを食べたらふあふあウナギもアリだなーと思ってしまいました。
そんで、コイツだ・・
数年前に北海道でカニミソを食べたら大丈夫だったんですが、アレルギーって治るもんなんですかね?というか、そもそもカニの食べ方がわからん。
確か腹の方をバカリと割るんだったかな。
バカリ。
おお、この黄色いのがザザミソカニミソ。伊勢エビミソにそっくりだからきっと大丈夫!パクリ。
あっ!唇と舌にピリピリきた!やっぱアレルギーみたいですよ・・・って、ウマいなー、コレ!上海蟹の親戚らしいですが、上海蟹を食べたことがあるわけもないので比較のしようもありません。ただ甘みと旨みがしっかりあるけど後味がスカっと切れるというか、そんな味です。よくわかりませんね。早い話が、酒に合う!でも食べるところ少ないね。
少ないから良かったのか、この後身体に異変は起きませんでした。アレルギーをお持ちの方は絶対にマネしないでくださいね。
次回は地元です。