お腹が満ち足りたら少しは歩かないといけません。ババヘラアイスのおばさまに「この辺で散策できるところを教えてくれたまへ」と聞きたいところですが、もちろんそんなことはできませんのでsiriかなんかに聞きますか。
やや、答えはまっぷるアプリにありました。往復3キロ程度で平坦な道の風光明媚な渓谷・・・コレだ!
仙北市(せんほくかせんぽくかと思ったら、せんぼくでした)にある「抱返り渓谷」(だきがえりけいこく)です。変てこな名前ですが、道が非常に急で、かつ狭いので、すれ違う時にお互い抱き合って逆側を見返したからだとか・・おい、ホントに平坦なのか?
とことこ歩きだすと、神社がありますね。「何お願いしたの?」「な・い・しょ!」なんて会話にあこがれていた時期が私にもありました。もちろん今日もはソロなので華麗にスルーします。そして思ったより傾斜がある坂を登って、橋を渡ると・・
ふはっ!なんと素晴らしい色。これは美しい。そしてちょっと登ってしまえば本当に平坦だ。あらやだ、来てよかった雰囲気がビンビン。
仙北市HPによりますと、吊り橋からの景色が殊にすばらしいとのこと。おおー、素晴らしい。新緑が目にしみますね。紅葉の時期は混むんだろうなー。
おー、もっと素晴らしい。新緑も水面も目にしみすぎる。
ちょこちょこと人とすれちがいますが、道が整備されていて余裕ですれ違えますので、見知らぬ女性と抱き合いながら通過、みたいないささかハレンチムードのエピソードは起こりそうにありません。てかカップルと老夫婦しかいない。おまいら一人じゃ散策もできんのかー!と思いながら、いい人ぶって会釈をしましょう。
これは教科書に出そうなダンジョン入り口!泉の洞窟とかわかりやすい名前がついてそうですね。ただのトンネルであっという間に通過ですが。現実はそんなもんです。
トンネルを抜けるとそこは・・・ふはっ、まぶしい!なんじゃこりゃ。セフィロスかなんかの降臨でしょうか?
正体は見事な滝でした。回顧の滝(みかえりのたき)だそうです。わぉ、これは見返りますね。抱返ったり見返ったり忙しいな。
滝の下のこういった部分好きなんです。五月雨を集めて涼しかったり早かったりする感じがしませんか?しませんか。
同じ道を帰りますが、逆から見るとまた雰囲気が違うものですね。いやー、渓谷はいい。一旅一渓谷といきたいところです。満足したし、往復で4000歩程度歩けたし、宿に向かいましょう。
田沢湖?ああ、車でここに来る時に、なんか金色の頭みたいのがチラっと見えましたね・・あれがたつこ像だったのかな?まあいいや。