4時になったので加賀屋にチェックインしましょう。前回はかの有名なお出迎えとか入口の様子を撮影できませんでしたからね。助手席の友人Kよ、撮影を頼みますぞ。
K「任せろ。俺も来年の年賀状に使うんだから」
まあ!あら!このクッソ寒いのに門の前に誘導の人が立っていますよ。そして誘導されるがままに車で門をくぐったら6人くらいが頭を下げてくれてますよ・・・と思ったら、あらら、あっという間に3人の仲居さんに取り囲まれました。え、車のキーを渡せ?ああ、駐車場に持っていってくれるのですね。はいどうぞ。あ、こちらの方は荷物をよこせって?重いですよ、すみませんね・・
さてKよ、お出迎えは撮れましたか。
K「いや、流れ的に無理だろう」
だよな。
そしてフロントで名乗るだけでチェックイン完了です。予約したらそうじゃないとね。
荷物を台車にのせた仲居さんの案内で部屋に向かいます。やあ、若くて可愛らしい方ですよ。
お土産物を売る小路を歩きながら館内の説明を受けます。
仲居さん「オーヤマ様は8月にもいらしてくださったそうですね」
さすがに情報が行き届いてますね。はい、そうです。
仲居さん「あとのお二人様は初めてですよね?それでは簡単にご説明を」
と手際よく大浴場の場所・お土産売り場の営業時間等を説明してくれました。やっぱりデキる旅館だなあ。当たり前のことが当たり前にできているのです。
今回は雪月花特別階・浜離宮を予約しました。なぜか全額私の支払いなので天游、白韻はちょっと見送り。
まあその2部屋を除いた最高級客室なので良しとしましょう。ほら、立ち入り禁止ゾーンですよ。
一応書いておきますと、お高い順に迎賓室である天游・白韻、貴賓室の浜離宮、雪月花特選階、雪月花、能登渚亭、能登客殿、能登本陣となるそうです。能登渚亭に松柏という迎賓室もあるというのを最近知りました。
今回は19階、竹取の間だそうです。入口の写真はちょっと暗すぎたので割愛。
メインとなる12畳くらいの和室です。釣月耕雲・・禅語ですね。言葉の意味はよくわからんが、とにかくすごく落ち着きそうな雰囲気だ。
で、実は前回お世話になった仲居さんが良い方だったので指名しておいたのですが、一週間ほど前に加賀屋さんから、その方が退社したと連絡があったのです。残念ですが仕方がない。
つまりですね、仲居さん抽選のやり直しですよ。今回はどんな方が・・?やはりベテランの方か?
仲居さん「今回このお部屋を担当させていただきます、Jと申します」
あら?荷物を運んでくれた方がそのまま担当してくれるんですか。前と違うのね。抽選はすでに終わっていました。あらまあ、こんな可愛らしい方が?Kよ、顔がにやけてますよ。
K「いやいや、お前こそそのだらしない顔はなんだ」
それはもう、ムッツリスケベらしいですから(前回参照)
やたらと座り心地のいいツイン座布団に座りまして
とりあえず和菓子が出ます。月に松ですか、風流ですねえ。
そして抹茶、煎茶と続きます。抹茶好きなんでうれしい。
お茶を飲みながらエレベーターで使うカードキーの説明を受けます。そう、18階以上はカードキーを挿さないとエレベーターのボタンが反応しないのです。前回一緒に来たT氏があっという間にカードをなくしたのは秘密ですよ。
一息ついたところで窓からの景色でも。おお、能登島が見える・・・うーん、ちょっと天気悪いな。
こっちの窓はどうかな?おお、いい感じ。左側の宿も加賀屋さんなんですかね?結局聞かなかった。
そしてこの加賀屋という旅館、館内の案内をしながら体格を見ておいて、浴衣は各人のサイズに合ったモノを持ってきてくれます。と言っても私は持参の作務衣なんです。なんかすみません。Kは・・おお、さすがピッタリだな。母は?おや、女性は外歩き用の浴衣の色を選べるんですね。知らなかった。
母「どれがいいかなあ。やっぱりピンクかな?」
今さら年齢とか歳のことは言いませんので好きにしてください。
Jさん「お着付けのお手伝いをいたしましょうか?」
母「あ、大丈夫です」
・・・大丈夫なのかなあ。息子歴長いんですが、母が浴衣を着たところなど見た事がない。帯とか結べるのかしら。
母「いや、知らないけど手伝ってもらっちゃ悪いじゃない」
いいんですよ、ここはそういう旅館なんだから・・・
結局テキトーに結んで丹前で隠したようです。さて、次回は部屋を見てみましょう。