浜離宮・月見茶寮にピットインして、はい!夕食はじまりますよ!私は元蟹アレルギーなので、一応蟹を避けてもらっています。アレルギーがある方にはちょっとだけ参考になるかもです。
まず最初に置いてあるメンバー達ですね。うん、美しい。半分切れている杯は食前酒(ノンアルコール)のはちみつ柚子、そしてあとは・・エビ以外が何かわからん。
というわけで、お品書きを見てみましょう。ちなみにこちらは手書きしたモノの印刷、更新は一ヶ月単位みたいですね。前回の天游は書き下ろし(?)で日付まで入っていました。担当「前田利孝」?前田家ゆかりの方みたいな名前ですね!聞かなかったのでどうかは知らない。
なるほど、上から時計回りに甘鯛西京焼き・クリームチーズ味噌漬・子持昆布・車海老・五郎島金時レモン煮ですね。クリームチーズがチーズのくせに日本酒泥棒でした。味噌漬けだから?
こちらは鮟鱇鍬焼き。鍬焼き・・鋤焼きの親戚かしら?甘辛い下味をつけてフライパンで焼けば鍬焼きなんだそうです。ところで友人Kよ、君はアンコウといえば大嫌いだったよな。
K「ああ。見るだけでジンマシンができる」
仲居のJさん「えっ?申し訳ございません!すぐ他の品を」
あ、真に受けんでください。我々が気に入った時に必ずやる寸劇です。
なんてことをやってたら雪吊りを模した器に入ったころ柿の撮影を忘れてましたね・・
こちらは・・えっ、酒肴?お品書きで公式に酒肴と書いてあるのがスゴい。でもまあ仕方ないですね。夏の磯の香り界で皇帝とされるホヤに対し、冬の斯界で帝王とされるナマコですからね。これはオカズではなくサカナだ。上から時計回りになまこポン酢・このわた・生口子です。口子の干したのは前回大きいのをいただきましたが、生って人生初かな。どれどれ?
・・・刹那、日本海がザブーーンと口の中に飛び込んできました。くっそ、うめえええーー!!!なんだお前は!ホヤか?ホヤなのか?ホヤなのかーー?(ナマコです)
ふう、少々興奮しすぎましたよ。ここで椀は良い展開ですね。えーと、蟹真丈ですが私のはホタテ真丈だそうです。真丈だから見た目はどちらも同じですので、Jさんがどれがホタテか忘れて1回ひっこんだのは秘密ですよ。間違ってちょっとくらい食べても大丈夫なんですけどね。
味ですか?ホタテの真丈ですよ?前のハモの時も言ったかもしれませんが、おでん屋にあったらコレ・玉子・大根のローテしか頼まないはず。
おお、造りが来ましたよ。生姜用とワサビ用の2つの醤油とともに。上の紙の中はなんじゃらほい?
あ、マグロとウニですか。まずイカから・・実は昼に富山の寿司屋に入ったのですが、シャリとイカがちょっと・・あ、こちらは非常にうまい。イカがうまいところは本当に信用できます。その右のかぶら寿司もすごくうまい。ブリも今年は能登と氷見がひどい不漁らしいですが、コレはうまいですね。能登のブリなのかしら?聞かなかったから知らない。
ところで普通メニューは?ああ、やっぱり紙の中が加能蟹。
母よ、お味は?
母「あまーーいよ。あげようか?」
さすがマイマザー、性格悪いな・・
でも負け惜しみじゃないですが、代打マグロが天然本マグロの赤身じゃないか?ってくらいうまかったです。10月に大間に行った私がそう思ったのですが、真偽は聞かなかったので知らない。・・・何一つ質問しなかったな、そういえば。
そして鰤大根ですね。大間のイカ大根、日光湯元の風呂吹き大根と各地でキラーメニューとなっている「煮た大根」ですが、これは見ればわかりますね。キラーです。しかも落ち着くウマさ。
わかりにくく言えば往年の全日本プロレス、休憩前の馬場さんVS悪役商会の試合。ほっと安心して今後のメインを盛り上げる味です。
というわけで一旦休憩、次回夕食後半です。