四万温泉の温泉街をあとにして、さて、腹ごなしの散策にちょうどいい所はあるかしら?とちょいちょいと調べたところ、いくらでもあるみたいですね。特に滝がいっぱいあるみたいです。一番メジャーっぽいのは摩耶の滝・・はクマとヒルが出るそうなのでやめておくかな。山道を歩きたくないとか、そういったアレでは・・ええ、決して・・。摩耶姫ちゃんが彼氏持ちだから行ってあげないということで。
というわけで、平坦な遊歩道が整備されているという四万川ダム、通称奥四万湖にやってまいりました。ちなみにナビでは奥四万湖では出ませんでした。「四万川ダム」か「四万こしきの湯」と入れれば到着します。温泉街から車でわずか6・7分です。
人には教えたくない湖、奥四万湖!いや、だから四万の公式はどれだけ良心的で控えめなんですか。人に教えないと誰も来ませんよ?
えーと、一周約4キロで1キロごとにポストが立っているのですね。4キロなら1時間弱といったところですかね。散歩としてはちょうどいい感じかと。トイレも何個かあるみたいで安心。
うおっ!これはかっこいい!ダム萌えなんて方々もいらっしゃるそうですが、気持ちがなんとなくわかります。たぶん形状とか石の組み方に名前とかもあるんでしょうね。知らないけど。
神秘的な青い湖面とかなんとか言ってますが、どうなんでしょう・・・って、青い!青すぎる!!大昔に行った福島の五色沼ばりのインパクトですよ!
なぜ青いのか説明とかないのかしら・・と思ったら何かある。えーと、「洪水調整と水道用水の供給・・」いやいや、ダムを造ったいきさつでなくて・・おや、「裏面に湖が青く見える説明があります」という手書き文字が。
「青く見える物質」が多く含まれているわけではない!へー。じゃあなんなんだ。「五色沼の青い湖と環境が似ているのでそういうことなんじゃないか」という、なんだかわかったようなわからないような説明でした。五色沼ばりのインパクトと思ったら、仕組みも同じ(と思われる)だったのね。
改めて見てみましょう。水際のグラデーションも美しい。
フェルメールでも出せるかどうかという、素晴らしいラピスラズリのごときブルー。自然の芸術じゃー!と言いたいところですが、人造湖なのは秘密だ。
うーむ、こんな素晴らしいところがあったのか、グンマー帝国。人には教えたくないだけのことはあって、あまり人がいないところもまたイカす。
実は湖面でない側も良い眺めだったりします。
ダム管理施設なんでしょうか?幾何学的でかっちょいい造りですね。なんとなく観覧車から見下ろす遊園地にも見えますね。
・・・見えませんか?(参考:山形のリナワールド)
ふと足元を見ると、かわえ〜マンホールが。これはカモシカ親子ですよね。カモシカってこの辺にいるのかしらと思って「カモシカ 四万」で検索すると、またまた四万温泉公式HPに載っていました。究極のHPだな。「奥四万湖まで足をのばせばニホンカモシカやサルにはかなりの頻度で会えます」だそうです。かなりの頻度・・結構すごいことだぞ、それ。
湖畔には「こしきの湯」という日帰り温泉があります。露天風呂に入ったばかりなので入りませんでしたが、なんでも出前を頼んで1日中いる豪傑もいるとかいないとか・・出前が取れる日帰り温泉というのもすごいな。おや、何か貼ってありますよ。
・・・ニホンカモシカやサルだけでなく、クマにも会えるみたいですね!白い貝殻のイヤリングはしてないし、ウイリー・ウィリアムスでもない私、ちょっとお会いしたくはないかな。
こんなモノがあるから怪しいなとは思っていたのです。リアルに必要なものだったとは。とりあえず叩いておこうかしら。
素晴らしい景色もたっぷり見たしここはそろそろ立ち去りますか・・いや、ホントに素晴らしいところです。紅葉の時期に来てみたいですが、いくらなんでもその時は混むでしょうね。
結局一周しないで・・いや、わずか1500歩くらいしか歩きませんでした。これではいけない。もう一個風景系のスポットに行くか・・とうことで次回に続きます。
奥四万湖(四万川ダム)群馬県吾妻郡中之条町四万4400-27(四万こしきの湯)
ダムエエな!!
ダムめぐりもちょっとやってみたくなりました