沖縄に詳しいT氏と回る沖縄本島、続きです。ついでに沖縄美ら海水族館の続きでもあります。
たっぷりジンベエザメ様を見ましたので、他の水槽も回りましょう。
わー!いきなり大きなウツボ!かっこいい!!ウツボはウマいけどハモみたいな骨切りが必要らしいですね。するとウチではさばけないかな。
その横の魚はクエだかアラだかのような大きさ!でも模様がネズミバタみたいですね。どちらにしてもハタの仲間っぽい・・つまり食えるどころか高級魚と思われます。ハタなら丸ごと清蒸が最高ですが、こいつはセイロに入らないから切り身にしてバターソテーか、ちゃんこに投入ですかね・・
おおー、写真では全く伝わりませんが、ヒゲをのぞいても体長が50cm近くはあろうかという巨大エビ!リュウキュウイセエビって書いてありますね。へー、初めて見ました。
T氏「つまり琉球なのか?伊勢なのか?」
その辺は知りません。ただ言えるのは、姿造りでは皿からはみ出すし、茹でるにしてもカレーとか豚汁用の大きな寸胴でないと難しそうです。
T氏「こんな大きいのウマいかな?」
まあイセエビって名前ですし、タカアシガニもあんなデカくてウマいらしいですから・・
やあ、これはかわえー。水玉の魚に、真ん中の名状しがたきキノコのようなものは・・イソギンチャクの仲間ですかね?イソギンチャクって食べたことないですけど、ミスター味っ子が海辺で鍋に放り込んでいたような。でもなんとなく、横の魚と合わせて食べると身体が巨大化してしまいそうなビジュアル。
T氏「・・・何を見ても食べ方を考えるクセはなおしたほうがいいぞ」
はっ!全部口に出ていましたか。では美しい水槽を見て心を清めましょう・・おお、あったあった。
うわー!これは見事な美しさ!まさしく海物語の魚群カラーですね!紫やピンクはサンゴでしょうが、このキレイな魚は?
あら、これが沖縄の県魚として有名なグルクンですか!グルクン食べたいですねー。
T氏「から揚げにすると最高にウマいぞ!でも本州じゃまるで食べないな。なんでだろ」
なんででしょうねえ。しかし結局食べる話に戻ってしまいました。さすがにバカと思われそうなので、ちょっと食べることが難しそうな水槽にシフトしましょう。
ああ、これなら安心。なぜなら新種だそうですから絶対に食べさせてもらえない。キカイウツボの仲間で最大種のため「ダイオウキカイウツボ」と命名する予定・・予定!?まだ(仮称)なのね。しかし大きな魚介にはとりあえずダイオウをつけておけ、みたいな謎ルールがあるのですかね?
大王陛下は就寝中のようです。キカイウツボって初めて聞きましたが、やはり「奇怪」なんでしょうね。身体が半透明で中身が見えたりしたら「機械」の可能性もあるのですが(キカイダーの話らしい)。まさかの「貴海」だとすると「御海」とか「弊海」・「当海」なんかもあったりするのかしら・・
あ、本家大王陛下もいらっしゃいました。ただのしかばねですが・・説明を見ると、見つけた時は生きていたそうです!それはすごい!
やはりダイオウイカはこの絵がしっくりきますねー。実際はワンサイドでダイオウイカが食べられてしまうそうですが。でもダイオウイカってアンモニアくさくてマズいとか。
T氏「シーラカンスもマズいらしいな。マズいってのは自然界で永く生き残る才能の一つかもしれないな」
おお、素晴らしいまとめ!・・・でも周りの生物に「アイツはマズいからやめとけ」って思われて生き残るのもなあ。
あ、こっちにも標本がありますよ。これは模型か。イカでなく・・クラゲ?
沖縄近海に棲むハブクラゲ!日本近海では最も危険なクラゲで、死亡例もある!うわー。刺されたらすぐに「酢」をかけると良いそうです。沖縄で泳ぐ時はみなさん酢を用意してください!
T氏「何度も沖縄で泳いだけど、酢は持たなかったぞ」
あ、やっぱり。
あら、伊豆でよくお会いするタカアシガニ先輩。やだ、またウマそうな雰囲気に。でも知っている生き物に会うのは久しぶりな感じですね。先輩がいるということは、こちらは深海魚コーナーですか?
T氏「そういえば深海魚って水圧がすごいところに棲んでるわけだろ?この水槽の中とかすごい圧がかかってたりするのかな」
おおー、気にしたこともなかったですが、そうですよね。カニは知りませんが、釣り上げた魚なんかは目玉とか色々飛び出していますよね。
まあ、そんなことを言っていたら答えが書いてありましたよ。「加圧水槽」でだんだん圧を低くしていって慣れさせるそうですよ!
T氏「へー、慣れるんだ」
高地トレーニングみたいなものですかね?(ちがう)
本館からちょっと離れて、美ら海プラザという休憩所にやってきました。しかし休憩所というには立派すぎる建物と展示があります。
やあ、メガマウスがいますよ!なんと5m超!かっこいいですねー!この大きさ、そして凶悪な見た目と巨大な口なのに、プランクトンをろ過して食べるというケチな食性なところもまたイカす!
後ろに回ったら、あら素敵、なんと解剖標本!!魅せ方がわかりすぎた施設ですね!お子様が泣いている?知りません。
ウバザメの頭部もありました。「巨大だけど実はプランクトンが主食の人畜無害なサメ」のトップ3が勢ぞろいですね!エースはもちろんジンベエザメ先輩です。
そして絶好の記念撮影スポット、ザトウクジラに食べられちゃった模型!カップル3組ほどが記念撮影の順番待ちですね。よし、待つか!・・あら、私が近づいたらみなさん散ってしまった。なぜでしょう。まあいいや、空いたんじゃ撮らせていただきましょう。
記念メダル販売機もバッチリ完備。これがないと水族館に来たという気がしません。一番右のカラージンベエザメを購入。
ふー、見どころがありすぎてありすぎて・・これはじっくり見たら丸一日かかりますね。目についた写真をだーっと並べてみましたが、なんとなく画像が偏っていたような・・
T氏「デカい生き物の写真ばかりじゃないか。キレイなのはどこ行った」
・・ねえ。ほんとそうです。
T氏「海洋博公園の方で無料イルカショーもあるみたいだぞ」
うーん、もう一か所行きたいところがあるので、名残惜しいですが次に来た時で。
と、水族館を後にしようと思ったら、最後の最後に感動の再会!
T氏「再会?」
横浜以来のオオグソクムシさんです。いつ見てもかわゆい。
T氏「コレ食べてきたんだっけ?虫じゃん」
味はエビなんです。信じてください。
次回は美ら海水族館のすぐ近くにある観光スポットです。
沖縄美ら海水族館 沖縄県国頭郡本部町石川424 海洋博公園内
グソクたん柔らかそうで旨そう(そして食い物の話へ…)
美ら海でも築地でも同じような文章になってしまいそうです