沖縄に通い続けてウン十年のT氏とめぐる沖縄本島、続きです。
カヌチャベイホテル&ヴィラズ(長い)に無事チェックインいたしまして、ジェットバスも楽しんだところで、さあ食事ですよ。
ホテル敷地内に様々なレストランがありますが、今回選んだのは沖縄料理の店、「くすくす」さんです。
やけに暗いのは、写真を撮り忘れていたので帰り際に撮ったからです。
ではさっそくメニューを
T氏「いきなり酒メニューか」
もちろんです。ここはホテル、帰りの心配も何もなく飲めますからね。沖縄ですから泡盛です。伊是名島と古琉球を一合ずついただきましょう。
T氏「俺はマンゴー梅酒にしよう」
泡盛梅酒、黒糖梅酒、紅イモ梅酒・・梅酒まで沖縄感満載ですね。
わーい、来ました。この注ぐヤツに入っているとひどくウマそうですよね!カラカラっていうんでしたっけ?欲しい!(やちむん通りで買おうとしていたのに結局忘れた)
T氏「マンゴー梅酒がなかなかうまいぞ。マンゴーすぎて梅の存在がよくわからんけど」
では食べ物も頼みましょう。うわー、まるで沖縄料理屋のよう。ああ、そうでしたね。
うーむ、食べてみたいものばかりですが、「消費税とサービス税を別途頂戴いたします」という小さいフォントの文字が気になるところですね・・・つまり約二割!まあホテルだからしかたないところです。ではコレとコレとコレと・・
料理が来るまで卓上調味料でも見てみましょう。まあ、嬉しいご当地補正が。シークアーサーポン酢に島とうがらし入りの・・なんですか?コレは。
T氏「島とうがらし入りの泡盛だよ。コーレーグスっていって、沖縄そばにかけるとウマいぞ。結構辛いし、結局は酒だからちょびっとだけな」
ほうほう。では沖縄そばも後で頼みましょう。
まずはベジファーストでしゃきしゃきゴーヤーサラダから。うわー、大根と合わせると生ゴーヤーの苦味がちょうどいい塩梅になるのですね。鰹節のせいか、サラダのくせにツマミ能力が高い味。これは半分はベジファースト用で食べてしまって、もう半分をツマミ要員として・・
T氏「俺の分は」
むむ、じゃあ3分の1あげます。
こちらはT氏注文の海ぶどうですね。
T氏「まあほら、沖縄だからな」
ですね、沖縄みやげというとコレなイメージ。今回も母に言われております。プチプチとおもしろウマいですからね。
こちらは私の好物、ジーマミー豆腐。とうとう沖縄で食べることができるのですね。
T氏「・・あれっ?俺一回も食べたことないぞ。なんでだろう?」
何十年と通っているのに?落花生アレルギーなのですか?
T氏「いや、そんなことはないけど・・あ、ウマいじゃないか。これからは食べよう、うん」
くにゅくにゅ食感に落花生味。関東圏で広まってもいい味ですよねえ。千葉とか。うーん、買って帰りたい。
カツオの腹皮竜田揚げ。幻の味ブルースを買ったあたりの道沿いで「カツオ」的な看板をいくつも見まして、沖縄ってカツオが名物なのかしらと思ったのですが。
T氏「あー、そういえばよく出る。あの辺・・本部町の名物だった気がする。刺身は酢味噌で食べるな」
やや、それはウマそうですが、ここのメニューにはないですね。でもこの竜田揚げもうまそうです。どれどれ、パクリ。ふはっ!あちち。
腹皮だから脂が乗っているのは当たり前ですが、うん、揚げてあるせいか非常にカツオ風味が強化されていいですね!ウチでもマネしてみよう。マヨネーズも合いそう。これは泡盛がはかどって仕方がないところですよ!
お次はイカ墨ソーメンチャンプルーなのですが・・・激しく直球勝負なソーメンチャンプルーですね!もうちょっとツナとか色々な具がモリモリ入っているイメージでしたが。
T氏「そう?どこもこんな感じだぞ?」
ちょっと驚きました・・あ、そうめんがパラパラほぐれて、コシもちゃんと残っていてうまい。イカ墨が旨味をブーストして、そこに紅ショウガが混ざると、これは・・
T氏「上品なソース焼きそばだな」
ですね。紅ショウガのジャンクパワーおそるべし。
この辺で伊是名島を追加しましょう。この伊是名島、非常に気に入りました。香りは高いのに味はまろやか、そして後味が潔く消える、つまりいくらでも飲めてしまいそうな恐ろしいお酒です。
順番が違うと言われそうですが、この辺で豆腐ようを注文してみましょう。好きなんです、これ。向田邦子先生も極めて美味とおっしゃっていました。
T氏「俺はダメなんだよな、それ」
泡盛が得意でない人には厳しい味ですよね。早い話が豆腐の泡盛漬けだし。
T氏「前に見たのは真っ赤だったけど、ここのはあまり赤くないんだな」
紅麹の種類によって違うのでしょう。うーむ、ウニのようなチーズのような濃厚なウマさ・・・そこで泡盛をグイっと。ぐま!ぐま!
T氏「ぐげ〜」
T氏「お、ソーキそばが来た。沖縄そば好きなんだよ、俺」
まあ、何も言わないのに取り分け用ミニどんぶりを持ってきてくれましたよ。これでは分けてもらわないわけにいかないじゃないですか。
T氏「ぐげ〜。しかたない、ちょっとな」
いやー、すみませんねえ。ちょっとコーレーグスをかけて、ズルズル。・・鰹節と昆布ダシで上品かと思いましたが、やはりこの紅ショウガ先生のお力により、一気にジャンクな風味に!
T氏「麺がゴワゴワしてるのもまたジャンクな感じでいいだろ」
2・3軒回ってみたいくらい中毒性がありそうです。コーレーグスは思ったより辛味が強いですね。でもなんだか万能な気がする風味。鍋物の時に柚子胡椒やかんずりのライバルになりそう。買って帰ろう。
豚舌(トンタン)ですね。これはどう考えてもウマい。ほら、やっぱりウマいや。さすがタン!
個人的な主菜はこちら、足てびち。酢味噌をつけてかじる豚足は好物なので、ぜひとも本場で煮たヤツを食べてみたかったのです。
T氏「・・あれ?それも食べたことないなあ」
・・この人、本当に何十年と通っているのでしょうか?
うわーい、見事にテロテロですね!これはもう、見ただけでお肌の調子が良くなる。なんだか血管も丈夫になったような。
T氏「なんだこれ、すごくウマいじゃないか。まあそうだよな、さっきのソーキと似たようなものだもんな」
いや、沖縄でソーキそばとかよく食べていた人が、よくもまあ今まで豚足にぶつからなかったものです・・弾幕系シューティングの達人かもしれない。
ふー、よく食べてよく飲みました。全部入れて15,500円・・まあ外で飲んでもタクシーで戻ることを考えれば変わりませんね。うまかったし。さて、隣の売店でオリオンビールでも買って部屋に戻りましょう。なんでもあって楽チンなホテルです。
ビールを飲みながらジェットバス・・いやー天国だ。おや、何か光っている・・酔って撮った写真のため非常にわかりづらいですが、表のプールでプロジェクションマッピングのショーをやっていますよ!こりゃー楽しいや。
T氏「本当に一泊16,500円なのかな?」
ちょっと心配になってきました・・が、よく考えたら今日は朝(夜)1:30に起きたので、そんなことは気にせず寝てしまいましょう。ぐがー。
くすくす 沖縄県名護市安部156−2 カヌチャベイホテル&ヴィラズ内
カヌチャベイホテル&ヴィラズ 沖縄県名護市安部156−2
Tさん沖縄通ってるのに俺と飲むものも食うものも変わらない感で草
豚足は少し驚きました