ゲーム開発者Kさんとめぐる愛知県、最終回です。
ウマい丼も食べましたので、もう一か所見学して帰るとしましょう。
Kさん「蒲郡・・・でしたっけ。他に観光するようなところはあるのですか?」
何をおっしゃいますか。そもそも温泉で有名ですし、縁結びで名高い竹島やアシカショーが楽しいかもしれない竹島水族館など、見どころはもりだくさん。本気をだせば1日・・えーと、半日は軽くつぶれますよ!
Kさん「では竹島水族館に行くわけですね?僕は水族館が好きなのです」
あ、そうだったのですね?
でももう着いちゃった。こちらは「竹島ファンタジー館」さんです!!
Kさん「なんですかここは?」
世にも珍しい、貝殻のテーマパークです。実は10年くらい前、「蒲郡ファンタジー館」という名前の時に来たことがあるのです。2010年に惜しまれつつ(のはず)閉館となりましたが、なんと2014年に見事復活を果たしたというので来てみました。復活です。ジーザスです。星飛雄馬です。美空ひばりです。
Kさん「貝殻?しかも一度つぶれたということはもしかして・・」
まあまあ、とにかく入りましょう。
やけにいい香りがする駐車場だなと思ったら、10年前はなかった海鮮食堂が。表で海鮮BBQなどやっていますよ。「魚々の里 とまりん」さんですか。気になりますが惜しくも満腹です。
では貝と石のテーマパークにいざ!あれ、石なんか言うほどあったかな・・まあいいや。
まあ、以前と変わらぬ、素晴らしき貝殻の世界・・ほらKさん、壁からなにから全部貝殻!
Kさん「すごいというか、変態だ・・」
おや、中途半端に立体的な映像がありますね。昔はこんなのなかった。ミシェルちゃんとガマゴーくんがタマゴを求めてなんちゃらというストーリー仕立てになっているそうです(実は観なかった)。
そういえば壁にもガマゴーくんとかの姿がいますね。さらに「場内に隠された一寸法師や赤ずきんちゃんを探そう」というスタンプラリーもあるそうです(実はやらなかった)。
おお!いきなりヌードとはセクシーな。どうですかエッチなKさん、ヌードですよ!
Kさん「僕は女の子と話すのが好きなキャラで、エッチなわけではないですよ」
むむ、そこは厳しく線引きがなされているのですね。難しい。
まあ、さらに人魚まで!どうですか女の子大好きKさん、人魚ですよ!
Kさん「半分魚だから女の子というより雌なのでは?でも貝殻ビキニを通り越して全身貝殻というのはちょっと斬新ですね」
よくもまあこんなビッチリ敷き詰めたなーというのが正直な感想です。アイロンビーズをやっているから少しわかりますが、面倒ですよー、これ。
なんて言っていたら、もっとすごいのが現れた!「女海賊ボン・リード」さん!あれ、この女の子は見覚えがある。10年前はおっぱい丸出しのすっぽんぽんだったような・・ヌード出身の方が素敵な女優さんになったのですね。美保純さんですか?
あ、せっかく服を着せてもらったのに、はだけて乳頭があらわに!これはいけない!踊り子さんの衣装に触れていいのかわかりませんが、ちょっとだけ服をかぶせていきましょう。
もはや作り手の狂気すら感じる貝殻のトンネル。でもちょっと暗いような気がしますね。
Kさん「もしかしたらコレが関係あるのでは?」
おや、脱出ゲーム風味の仕掛けアリですか?
「勇気ある者は手をいれてみりん」・・みりん?
Kさん「みろの愛知バージョンなんじゃないですかね。ほら、早く入れてみりん!」
あ、わたくしの仕事なのですね。シャコ貝に手を入れるのけっこー怖いぞ・・えいっ。
うわー、明るくなった!
レインボーカラーに輝くトンネルに!これはちょっとすごいかもしれない。
Kさん「実はによくできてますよねえ。なんで一回つぶれたのか」
うーん、真面目に分析すると、蒲郡自体の地味さとリピーターの少なさかなーと。ラグーナテンボスから流れてくるお客さんが増えるといいですね。
ところでリニューアル前と後に来た私はリピーターというのかしら。
ふおぉっ、近づくとプシューっと湯気を吹くドラゴンまで!なんだここ、面白いじゃないか!
Kさん「・・・あれ?面白くないと思ってたのに連れてきたのですか?」
いや、そのようなことは断じて・・・
あ、赤ずきんちゃんがいた。なるほど、このようにおとぎ話キャラが隠されているのですね。へー。
いよいよこちらの施設のメインイベント、龍宮城です。ゴクリ・・・
Kさん「いや、知ってるんでしょ?」
まあ一応メインですから、盛り上がっていかないと。
乙姫様と浦島太郎が美しいライティングのもとクルクル回り続けます。これこそ龍宮城だ!・・・龍宮城なのか?
Kさん「浦島、ちっちゃ!」
乙姫様などはほぼ等身大なのに、なぜ主人公は五月人形の使い回しのような雰囲気なのでしょう・・
Kさん「なんとなく表情もおじいさんになってしまった後のような物悲しさがあります」
昔は伸びたカセットテープで「むかし〜むかし〜うらしまが〜」の曲がエンドレスで流れていてもっと悲しかったので、少しは幸せになりましたよ、浦島。
Kさん「でもなぜメインが龍宮城?桃太郎神社のように、こちらも浦島太郎生誕地とかを名乗っているのですか?」
知多半島の武豊町に浦島太郎をのっけた亀さんのお墓があるそうですが、それ由来なんですかねえ?近いといえば近いので・・
そろそろ出口です。おお、ここにも龍宮城の女官さんとかっちょいい龍が・・・
「わっはっはっは〜!!」
うわ、びっくりした。どちら様?
「笑う門には福きたるじゃ〜!わっはっはっは〜!!」という声とともに、壁に「笑」の文字が・・・なんだコレは。
Kさん「ちょっとリアクションが難しいですね・・」
そもそも笑うところありましたかね?ここ。感心はしきりでしたが。
最後はエンディングテーマが流れる中、キレイなタマゴが・・・ああ、ミシェルちゃんとガマゴーがタマゴを探す旅でしたっけ。
Kさん「タマゴから何が生まれたのか、今まさにエンディングテーマなのでわかりませんでしたね」
次の上映・・待ちます?
Kさん「・・・帰りますか」
もちろん出口はお土産コーナー直結です!10年前は三河名物えびせん食べ放題の休憩コーナーがありましたが、さすがにないですね。えびせんは売っていますが・・ああっ!
Kさん「観光地や旅館の必須アイテム、大きな紫水晶がどうかしましたか?」
「貝殻と石のテーマパーク」の石パートって、コレ?
Kさん「売店だけか!」
というわけで、実はすごい竹島ファンタジー館でした。復活おめでとうございます。
ではKさん、帰りましょう。
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名古屋土産に買った浪越軒さんの「どうぶつえん」と「すいぞくかん」。まあ早い話がまんじゅうなのですが、非常にウケました。
竹島ファンタジー館 愛知県蒲郡市竹島町28-14
浪越軒・本店 愛知県名古屋市守山区八剣一丁目311番地
シャコ貝って下手すると手がサクサク切れるのでは?
そんなこと言わずぜひ手をいれてみりん