さて、美観地区でいがらしゆみこ先生の絵と桃パフェを楽しむという二大女子的お楽しみをたっぷり味わいましたので、この辺で漢な感じのところに移動してみましょう。
はい、漢極まりないはずの施設、その名も「倉敷刀剣美術館」!まさに侍の集う場所・・・って、あれ?最近は女子の方が日本刀がお好みだったりするのですか?よく知りませんが、私の推し刀は一期一振さま!
はい、駐車場に到着です。倉敷茶房さんという喫茶店も経営されている模様。ふはっ、モーニングもあるのね?
そして徒歩45秒、「倉敷刀剣美術館」さんに到着!美術館というよりは店舗な雰囲気ですね・・えーと、入館は・・あら、無料なのですか?
中に入ると、正札のついた日本刀がところせましと並んでいます。なんだ、本当の刀屋さんじゃないですか!特に価値のある日本刀を展示して、無料公開してくださっているようです。靴をぬいで、おじゃましまーす。
店舗となると、撮影してはいけないのかな?と思ったら、まあ、これはこれはご親切に。写真撮影ご自由に!だそうです。そのとうらぶ系統のモノは2階の展示室だそうです。行きましょう。
いきなり長〜い刀が。これはつまり大太刀?まあ、太郎さん?次郎さん?まさか・・蛍?
あらーん、綺麗な次郎さんこと次郎太刀さまでした。これは一緒に一杯やらないと!もちろん本物は熱田神宮にありますので、こちらは同派・同作者の手による大太刀らしいです。いや、それってほぼ本物ですよね。すごい!
そして奥に進むと、「あの」だんだら羽織が・・つまり新撰組のコーナーがあるのですね!ということはまさか・・・ゴクリ。
アッーーー!そのまさか!おじいさまと並ぶ人気と思われる、加州清光さまでは?うっはー!!着飾らせてあげるからずっとウチにいてください。
帽子、反り、刃文の説明つき!なんだここ、聖地にもほどがあるじゃないか・・・!
イマイチ見えませんが、清光の銘もビシッと刻まれております!沖田総司が尊皇派を斬りまくる姿が見え・・・てはいけません。
本当はですね、日本刀を本気で見る場合は強力なライトとかが必要なのですよ!バッチリ照らさないと刃文とか色々なモノがしっかり見えませんから!だからあいぽんで刀身を撮っても仕方ないので、見たい方は早く倉敷に来てください。
うわー、次は虎徹さま?どんだけ新撰組に振っているのですか?ニセ虎徹ですら池田屋で斬り殺しまくってからもすんなり鞘に収まったという稀代の名刀、はたして実物は・・・
うっわー!この帽子、かっちょええー!!迷いのないまっすぐな刃文!かっこええーーーー!!!!!これは30人くらいズバズバ斬れますね!美しい!!!
あ、帽子は先っちょの部分です。虎徹は虎徹帽子という言葉があるくらい特徴があるらしいですよ。
いやーん、にっかり青江さんの同派の作まで!!きみはそこにいてくれるだけでいいんだよ、にっかり。
あ、青江にかって萌えお姉さんもいるそうですね。まさか現代でこんなに脚光を浴びるとは・・・ちなみにホンモノは丸亀市立資料館だそうです。青江はこの辺の地名ですね。
ここの刀は・・あっ、ご近所の備前長船刀剣博物館さんに貸し出し中ですか!翌日行こうと思いましたが、手違いで行けませんでした。くそー。
まあ、あら!なかなか手に入らないシリーズ、日本号先生!!ものすごくどうでもいいですが、私の部屋には日本号を持った日本人形(黒田節)が飾ってあります。
こちらは現代刀匠の手によるレプリカだそうです。御手杵さまもそうですが、三角形の突く専用形状なんですね!米沢でかの前田慶次郎使用とされる槍を見ましたが、やはり三角。というわけで、一振りで首が数個飛ぶのは世紀末原哲夫伝説!でもやっぱりいっぱい首が飛んだ方が面白いので、よし!
そんなに広くないスペースですが、異常なまでに密度の濃い展示です。今度は?・・・まあ、燭台切さまですか?ちょっと、素晴らしすぎやしませんか?ホンモノは丸焦げ状態で徳川ミュージアムにおります。
その同派の刀、当時の拵えで!いやー、すばらしい!華麗な刀を見ると、少々無骨な刀も見たくなりますね。
キター!!同田貫さま!!!わざわざ刀身をアップにしなくともわかる、まさしく斬るために特化した漢の刀!!どうですか、この肉厚っぷりは・・・まさしく鬼包丁!シレンも拝一刀も愛する、完全に実戦本意の美しい刀です。ほ・・欲しい!
刀剣男士に囲まれて、うっとりどきどきしたから帰ろうかなーと思ったら、なぜボディービル用具が・・・なかなか混沌でよくわからない素敵なお店でした!そう、先ほども言いましたがお店なんですよ、ここ。10万から脇差程度は買えます。もう少しで買うところでした・・・日本刀一本くらい欲しいわーんという方、ぜひどうぞ。
倉敷刀剣美術館 岡山県倉敷市茶屋町173