道産食材と北の地酒の競演にしびれよう 森の旅亭びえい・夕食(美瑛町)

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凶悪な人相だけど実はお酒は飲まないT氏とめぐる北海道、つづきです。

T氏「死ぬほど茹だったぜー。やはり旅館は温泉と見つけたり、客室露天があればさらに倍!だな」

それではお食事処に行きましょう。せーの、ドン!

写真は撮りませんでしたが、部屋ごとに区切られた半個室タイプのお食事処ですね。なかなか落ち着けそうな雰囲気です。

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何はともあれ飲み物ですよ!たしか和食っぽい料理だった気がしますので、日本酒!

T氏「昨日、中華でも日本酒だったじゃないか」

いいんですよ。言わなきゃバレないんだから。まあ、北海道の銘酒国士無双ばっかりじゃないですか。どれがいいかな。何度も呼ぶのも申し訳ないから国士無双純米酒・虚空300mlを二本頼もうかな。

ホール担当さん「虚空二本ですね。ありがとうございます」

あっと、行ってしまうのはまだ早いですよ。二本とも私が飲みますのでグラスは1つで。T氏のオーダーも聞いてあげてください。

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T氏「そうさな、カクテルかソフトドリンクか・・・」

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おや、T氏お得意のノンアルコールカクテルがありますよ。美瑛の丘だそうです。

T氏「おお、それだ。そうしよう」

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二本いっぺんにやってまいりました。あら、アルコール度数12度の低アルコール日本酒なのね。ほんのり甘くてワイン風日本酒といったところです。日本酒慣れしていない方にはもってこいな感じですね。

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T氏「こっちのカクテル、オレンジ風味ジンジャーエールみたいでうまいぞ。ノンアルコールカクテルはジンジャーエールベースって法律があるのだろうか」

キリッとした風味のせいでカクテルっぽくなるからじゃないですか?たぶん。

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では立派なお品書きもありますので、この通りに進んでいきましょう。

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まずは生うに湯葉。ウニが嫌いな方も多いですね。T氏、嫌いならお手伝いしますよ。

T氏「湯葉とウニって合うんだな」

あっ、一口でペロリ?そうですね。ウマいですよね、ウニ。

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綺麗な前菜軍団ですね。

T氏「レンゲにのったやつ、なんの唐揚げだ?ツブ貝か。コリコリでうまいなあ」

ハム愛好家の私はスナップエンドウの生ハム巻きに泣きそうです。

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甘エビと卵豆腐の吸い物です。ウマい吸い物は酒がすすむ!

T氏「これはフタを開けた時の香りがたまらないな」

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造りは根室の鰤、苫小牧の北寄貝、羽幌の牡丹海老!!北海道海産物のスターたちがそろいましたね。どれも甘みが暴走モードで非常にウマい。甘い酒に甘い刺身って実は合うのか。知らなかった。

T氏「おお、根室!つまりオホーツク海!今回縁がなかったオホーツクに消ゆに少し触れることができたな!」

・・・えっ、興味あったの?

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ここで煮物・・というポジションで、きんきと茸の薄葛餡とズッキーニといういかにも私好みなモノが出てまいりました。こ、これはいかん!援軍を呼べい!

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きんきに薄葛餡では淡麗辛口がいいのかな?と思いますが、よく考えたら国士無双って淡麗辛口の代表選手みたいなお酒ですからね。さっきの虚空が例外。つまりどれでもよかろうということで、特別純米酒・烈北海道限定純米大吟醸でいきましょう。

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えーと、どっちがどっちだ・・・あ、なんか貼ってあるぞ。

ホール担当さん「私が忘れちゃうから貼っちゃいましたー。はがしましょうか?」

いや、最近焼肉とかで部位ごとに旗を立てるお店も多いのですが、なんとなくそんな雰囲気で面白いですよ。

ではきんきに葛餡をからめてパクリ、そして烈で追い打ちを・・・くはぁ!きんきの皮の裏の脂とか卑怯すぎる・・・!うまい、うますぎる!烈も淡麗なくせにちゃんとしたコクがあるからきんきに負けませんね。こりゃーいいや。

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お次は富良野和牛ロースト。ここでおにくですよおにく!インカのめざめもいますね。

T氏「この赤身の美しさはどうだ。やはりお肉さまの真打ち登場感は、ちょっと他の食材では太刀打ちできないな」

サカナ至上主義者の私ですが、その意見には反論できそうもありません。あ、これは霜が降りすぎではない、ローストビーフにしてウマいヤツだ。これなら日本酒にもバッチリ。ホースラディッシュがまた泣かせます。

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ようやく後半です。まだメインっぽい食材が2ついますね。うむ、援軍を呼ぶ必要があるかもしれん・・・

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ここで来たのは・・いやーん、好物の銀鱈西京焼きじゃないですか。品のいい西京味噌により、ほんのりべっこう色に染まったセクシー銀鱈さん!純米大吟醸と合わないはずがあろうか(いやない)。

T氏「あれ?俺の方は焼きタラバだぞ。非常にウマいが」

例によって一応カニは避けてもらってあるのです。銀鱈大好きなので結果オーライでした。

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第3のメイン(?)蝦夷あわび柔らか煮がやってまいりました。

T氏「昨日の昼、夜と小さいながらもあわびを食べて、今日もまた出たな」

この貝ばかりは何度食べても飽きません。

T氏「そうだ、俺キモは苦手なんだよ。好きなんだろ?あげる」

あっ!そういえばはるか以前に加賀屋さんでもキモをもらったような。T氏との旅行先には丸ごとあわびが出るところを選ぶのがコツですね!あわびのキモとなっては援軍が必要だ!烈をもう一杯くださーい。

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ホタテとトマトの土佐酢ジュレ!締めの食事前に口をさっぱりさせようというのですね。しかしこのお皿にトマトをのせるとなんとなく帝国海軍。

T氏「朝だ夜明けだ潮の息吹!だな!」

新しい朝がきた。希望の朝だ。くらいにしておきましょう。

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食事がなめこの赤だしに・・なんだこれ、赤飯かしら?

ホール担当さん「そちらは黒千石という珍しい大豆の炊き込みご飯になります」

ああ、あの冷蔵庫にあったお茶のヤツね。へー、小豆とかささげみたいに色が出るんですね。この色があの色々と身体にいいと評判のアントシアニンさんか!

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かぼちゃプリンとこれまたまた北海道産のメロンで満足な食事も終了です。かぼちゃの種がプスリと刺さっているところがかわえーじゃないですか。

T氏「うん、どれも良かったな。部屋食じゃないけどそんなにうるさくないしな」

全部で17部屋しかないとのことですし、なんとなく年配の方が多いから、やかましくはならないのでしょう。いやー、おいしゅうございました。

T氏「よし、もう一発風呂に入るかな!」

はー、よほど気に入ったんですねえ、客室露天風呂・・・次回はこちらの旅館の朝食になります。

 

森の旅亭 びえい 北海道上川郡美瑛町白金10522番地1

「道産食材と北の地酒の競演にしびれよう 森の旅亭びえい・夕食(美瑛町)」への2件のフィードバック

  1. ちょっと!皿と食材のコーディネートが大変よろし過ぎませんか!!!

    あと俺に無許可でインカのめざめとカボチャプリン食べるなんて許せない!!!!!

    つまり許せない!!!!!!!

    返信

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