茨城最強(と思う)納豆を買ってお酒を飲むのです 舟納豆(常陸大宮市)

発酵食品をこよなく愛する私、納豆はお尻から糸が出るほど食べております。朝はもちろん、昼にも夜のツマミにも。死ぬほどかき回した後に少しだけ醤油をかけて、またこれでもかとかき回す魯山人スタイルです。

でもあったかご飯にかけるのではなく、そのままズルズル食べることが多いのは秘密。

食べ方としては邪道・外道かもしれませんが、とにかく納豆ラブの私の最愛の納豆がこちら、一般的な本場である水戸のさらに北にあります常陸大宮市の「舟納豆」さんです。納豆だけでこの立派な店舗ですよ。しかも現在倍率ドン、さらに倍!くらい大きな店舗を建設中みたいで、近くにものすごい納豆の要塞みたいなものができつつありました。

とりあえずトイレをお借りしましょう。こちらの店舗は大型バスが来ることもあるためか、駐車場は広々、トイレもピカピカなので非常にありがたいのです。このトイレなら便所飯も余裕でできます。あれはそういうものではない?あら、そうなの。

店内に一歩足を踏み入れると縁側を模したベンチに案内されて、これでもかという試食攻めの洗礼!何種類もの商品を試食させてもらうことができます。でも今回は朝食を食べた直後だったので試食はお断りして、送り状を書くテーブルにスタスタと。

本日は土浦に泊まる(ドイツ料理食べた)ので、自宅に直接送ってしまうのです。住所をカキカキしていたら、試食テーブルで出るはずのお茶がそーっと置かれました。ありがたや。とにかく店員さんがみなさん丁寧でおケツがこそばゆくなります。

綺麗な店舗と親切な店員さんが揃っている時点ですでに親の倍満テンパイ。

さて、自宅住所も書き終えたので物色しましょう。色々な納豆や関連商品が並んでいますが、まずはもちろん

看板商品にして店名にもなっている「舟納豆」を買わないわけにはいきますまい。経木でできた舟に入っているから舟納豆です。経木なのでわらづとと同じように納豆のヘンテコ臭を吸収して、さらにさわやかな香りをプラスしてくれます。もちろんクサい納豆も好きですが、上品な香りの納豆はもっと好き。におわなっとう?知らん。

1つ140円となかなか良いお値段ですが、100g以上入っているので普通の納豆ほぼ2パック分。1つで2食分と考えれば目が飛び出るほどでもありません。冷凍もできるからえーと・・・よし、今回は16本くらいで勘弁してやりましょうか。

こちらのそば納豆も5・6本買っていきましょう。納豆の中にソバの実が入っていて、むぎゅーとした歯ごたえが良いアクセントになってウマいです。こちらはカラシではなくワサビがついてくるのもソバっぽくて面白い。

こごいら納豆も買っていかないと!切り干し大根入りで、すでに味がついている納豆です。これはあとでお楽しみがあるのですよ、フフフ・・・

この青仁一粒は長嶋監督が大好きなんですか?星飛雄馬の好物なら一も二もなく買うところですが。でも食べたことなかった気がするので2つくらい買っていきましょう。

豆華も忘れてはいけません。こちらは豆腐の味噌漬けです。豆でできた豆腐を豆でできた味噌に漬けるとか、どこまで豆を食わせるつもりなんでしょう、この店。

おや?こちらは初めて見た。「ワインdeナットーネ」・・?「ワインに合う納豆」として作られたモノだそうで、チーズ味トマト&バジル味の2種類があるそうです。試しに1個ずつ買ってみましたが、どっちも珍しいからなんとなく人にあげちゃった!というわけでワインに合うかどうか検証しておりません。

話は帰宅後になりまして、買ってきたモノで一杯飲るとしましょう。まずは豆華!見た目は紅麹がない豆腐餻みたいですね。どちらも発酵した豆腐だから当たり前です。ちなみに固さや食感も似ている。

こちらは熊本の「豆腐の味噌漬け」を参考にしたと以前お店で聞いて、ついでに両方試食させてもらったことがあります。オリジナルの熊本の方は焼酎用なのか、いかにもタンパク質が分解したような濃厚な旨味で、発酵臭も強力なクセのある風味。こちら舟納豆さんの方は日本酒向けなのでしょうか、香りは抑えられています。が、味はやっぱり濃厚だ。まさしく豆腐チーズ!これはぐい呑を持つ手が止まらん、ということで写真の2切れで日本酒の2合くらいはすっとんでいきます。

お次はミスターも大好きという高級納豆、青仁一粒をいただきましょう。説明書きによると「かき回さないでそのまま一粒ずつ箸で食べてください。お好みでタレをどうぞ」ということです。おお、魯山人流が頭から否定された。

でもかき回さなくてもすごい糸引き。では一粒パクリ・・むにゅむにゅ。すごくむにゅむにゅ。これは確かにかき回したら豆がつぶれてしまう。つまり発酵の度合いがすごいということかな?

味はまさしくマメ!大豆の味!そして発酵パワーの旨味がものすごい!鼻にぬける素敵な納豆臭と相まって、これは本当にツマミ特化の納豆ですね。タレは紫蘇風味でこれまたお酒に合う度がアップ!ちなみにこれは1つの3分の1くらいの量です。後は母に取られた。

ここまで書いてきて、看板商品である舟納豆の写真を撮っておくのを忘れていましたよ!なんてダメなヤツなんだ、私。一応つけくわえておくと、舟の容器以外の外見は普通の納豆です。とにかく香りと味と糸引きの全てが上質ということで。

そして写真のこちら、黒い舟納豆、その名も「黒船」!黒大豆使用の納豆です。ビアホールの新オーナーに出したら器ごと顔に叩きつけられそうですが、食べてみると皮が薄くて柔らかく、豆の味がレギュラー舟納豆よりさらに甘く濃く、香りは優しく穏やかでものすごくウマい!今回一番気に入ったのはこれかもしれん。3つしか買わなかった!また行かねば。

最後はこごいら納豆ですが、こちらはすでにしっかりとした味がついているのと、切り干し大根と大根の葉の歯ごたえが特徴です。その2点を活かすため、ウチはこれを買ってくるとわざわざモチをつく!そしてつきたてのモチで納豆をくるんで特製納豆餅のできあがり!

濃いめの味付けの切り干し大根入り納豆につきたてのモチ!金的や噛みつきクラスの反則!!このモチで一杯飲るために奥久慈の方まで買いに行っていると言っても過言ではありません・・いや、ちょっと言い過ぎかな。他の納豆もウマいし。

一度ここに行くとしばらく納豆漬けですが、ちっとも飽きないから恐ろしい。ここの納豆を愛するあまり、ストラップもコレです。しかも二代目・・・

 

舟納豆 茨城県常陸大宮市山方477−1

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