気軽に飲んで気軽につまむのが真の寿司・・!と思うの 柳寿司(池袋駅西口)

京都で行われるインディーゲームの祭典(NHKによると見本市)、BitSummitに行くことになりました。レンタカーを借りて総勢7人の旅。とりあえず池袋駅前を朝6時に出発と決めました。ちょっと群馬から行く気にはならないから、前日夜に池袋に泊まるドン!

ホテルにチェックインして、ひそかに目をつけていた小料理屋に直行・・・おや、臨時休業でござった。あららー、どうしようかな。和食か中華な気分ですが・・・池袋西口ですから飲み屋や飯屋などいくらでもあるだろうと歩きます。ああ、5分歩いたら寿司屋の看板発見。あそこにしよう。「柳寿司」さんだそうです。

ビルの1・2階を占めていますが、カウンター席は2階らしいのでトコトコ登って、非常口みたいなドア、というか非常口から入ります。パッっと明るい店内。居酒屋のような適度なガヤ感・・うむ、普段使いの寿司屋っぽいですね。好みだ。

店員さん「お飲み物お聞きしてよろしいですか」

えーと、明日5時前に起きなきゃなので軽くしないとですね・・300ml3本なら5合でちょうどいいな。よし、300mlの純米酒、沢の鶴純米300mlをください。

寿司メニューは壁にあります。写真は撮り忘れましたが、200円〜500円で1カンから頼めるようです。でも寿司屋飲みの最初は「ツマミに何か切ってくれ」と言うことになっています(そしてワサビの扱いを見て激昂)。刺身メニューが多彩ということもあり、やはりその作戦でいきましょう。オススメの刺身盛り合わせで。

店員さん「上刺身一人前ですね。ありがとうございます」

ちょっとニュアンスが違う気もしますが、それでお願いします。

酒とお通しが到着!あら、オクラに山芋にワカメのヌルヌル軍団ですね。これはおいしそう。お通しがうまそうな店は色々安心です。

しかもこれでもか!という量のチェイサー用の水が一緒に来た!日本酒を頼んだら大きいチェイサーが来る店はありがたい。なんなら水だけで飲めますからね、お酒。

はい、上刺身一人前が来ました!中トロとタイが非常に上っぽい雰囲気ですね!美しいぞ!

とりあえず好物の貝から・・と思って食べた赤貝がうまい!寿司メニューは1カンあたりの値段が明記してあるので、お値段手頃の入りやすい店と思っていましたが・・・実はネタそのものは高級店クラス?

あらやだ、中トロもすごいレベルですよ!私は結構なマグロスキーですが、これは美味しい!酒がすすむのは言うまでもありません。なんだよ、テキトーに入った店があまり高くなくて美味しいとか、池袋って天国かよ!

ただ醤油がちと弱い気がしたようなしなかったような。

刺身で一杯やりながら、やはり焼き物あたりもいただきたいところ。えーと・・うん、銀ダラ西京焼きねがいまーす!

あらー、皮の焦げ目がいかにも西京焼き!おいしそう!

試しに箸をつきさすと、わずかに飴色に染まった身がプリンっと飛び出します。シットリで、かつポッポコした食感。想像より甘味は控えめで、しょっぱさと旨味に振った西京味噌味、たまらない!これは絶品レベルだ!お酒もう一本!!

レモンもあったからしぼりましょう。西京焼きってはじかみばかりであまりレモン使わないよなー、なんて思いながらかけてみましたが、スゲーうまい。レモン汁ほぼ万能説。この西京焼きは本当に好みど真ん中だった・・!また食べたい。

刺身も焼きもうまいなら、当然寿司を食べなくてはいけません。赤身コハダをお願いします。

職人さん「はい!2カンずつでよろしいですか?」

ああ、頼めば1カンでもOKなのですか。でもとりあえず2カンずつで。

まずは新規寿司屋で頼まねばいけないコハダ!べつに穴子でもいいのですが、こういった仕事してある系が美味いと幸せになれます。見た目は・・うむ、うまそう!

醤油はいらないかな?パクリ!・・・うん、締め加減も頃合い、飾り包丁も美しい300円程度とは思えないステキなコハダ!光りものバンザーイ。

赤身もヘナチョコな本マグロなら逃げ出してしまうくらいの旨味が・・って、実際本マグロじゃないの!?コレ。1つ300円だったか200円だったか・・お得すぎる!

格安なんで中トロもドン!これは1つ400円だったか500円だったか・・忘れたけどお値段不相応なファビュラスっぷり。あまりにもキメの細かい霜がヨダレを呼んでなりません。どう食ってやろう。

せっかくのグッドルッキングトロですので、ミスター味っ子チックにガリを刷毛にして醤油を塗るの術でいきましょう。ぬりぬり。パクリ・・・おお、やっぱりすごく上等!なんだよここ、やけに気さくな雰囲気だし明朗会計(回るアレよりはちと高い)だけど、ネタは時価の店クラスじゃないですか!大将はやけにいい人だし最高かよ!

アジなんてまだ身がスケスケの新鮮さ!なんと見事な。しかも「シャリがでかい」とか「イクラがこぼれる」とか汚くない、見事に美しい寿司です。

ほら、並べても綺麗!カタチが決まった寿司は素晴らしいです!あまりに素晴らしいので300ml3本は終わってしまいました。さて・・・

あまり夜更かしもできないし、締めに軽く芋焼酎でいきましょう。焼酎に合う寿司とは・・?

と思ったけど、おなかいっぱいなので仕上げの厚焼き玉子で飲むとしましょう。玉子大先生、なんとなく締めっぽいので寿司屋飲みの最後にはお世話になっております。

小一時間楽しく飲んで食べて一万円しなかった!気軽に入ることができてちゃんと美味しくてちゃんとした日本酒も置いてある寿司屋、しかも駅前!

寿司なんて本来は高級料理ではないのですから、この店みたいなスタイルが寿司屋の源流にして究極かなーなんて大げさなことを考えて歩いていたら・・・そうだった、ホテル前100mがオールエッチな店だよ!こんなの部屋にたどりつかないよ!明日早起きなのにどうすんだよ!!

・・・目を閉じて走り抜けて部屋に帰りました。誰でもいいからほめてください。

 

柳寿司 東京都豊島区西池袋1−18−1

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