鴨が千住葱と九条葱をしょってきた!鴨とネギ(と燻製)好きは桜木町に集え! Onder(オンダー)鴨焼きしゃぶと燻製(横浜市・桜木町駅)

横須賀でゲーム開発をしているKさんがドタバタラッシュというスマホゲームをリリースされたということで(文末にリンクあり)、リリース記念を口実に飲み会の一つも設けなくてはいけない。どこで飲みましょう。

Kさん「横浜なら出られますよ」

横浜、横浜・・・あれ、誰かいたような。

Zさん「横浜?よし、行こう!」

ああ、横浜飲み会といえば、横浜のゲーム開発者のZさんですね。よし、行きましょう。すこーしだけ気になっている店が野毛にありますので、そちらで。

桜木町駅から徒歩3分、グーグル先生に聞くとこの辺のはずだけど見当たらない。もし、そこの呼び込みの方、これこれこういうお店はどこでしょう。

呼び込みの方「あー、裏の新しいビルですね。ピカピカだからすぐわかりますよ」

なんだ、建物の真裏に着いていたのか。ということで着きましたが、本当に新しいビル。どうやら丸ごと全部飲み屋らしい「野毛たてのみ横丁」です。

やあ、看板も新しい。目的のお店は5階、「Onder(オンダー)」さんであります。

Kさん「鴨ですか!いいですね。ちょっと高そうだけど」

Zさん「下の店の名前も気になるね!ケンケンケーン!」

なんのことかわからないでござるよ。ニンニン。

エレベーターから降りるなり漂ってくる燻製の香りに期待は高まるばかり。おや、中は意外にもコンクリートうちっぱなしのシャレオツ系でした。

Zさん「あんまり鴨っぽくないね!鴨っぽいのがどんなか知らんけど」

Kさん「鴨と聞くと古民家とか料亭とかのイメージですが、今どきでした」

では飲み物を頼みましょう。

Zさん「!」

Kさん「どうしようかな、コークハイボールで」

私は・・・あれ?日本酒が見当たらない。でも泡盛がある。残波黒、ロックで!

では乾杯・・って、もう飲んでるし!

Zさん「今週一番歩いたからね!死ぬかと思ったからビールがうまい!」

駅からほんの数分なのに、さすがですね・・・あらためて、かんぱ〜い。

Zさん「何に?」

忘れていましたが、一応Kさんのゲームのリリース記念とヒット祈願ということにしましょう。あとそうだ、明日早朝からちょっと用があるので、今日は気持ち早めに上がりましょうね。

Zさん「ほーい」

とりあえずのツマミはどうしよう。九条葱とワカメのぬたがウマそう。頼みましょう。

Zさん「岩手鴨のハツテキって・・鴨のハツでしょ?そんなのウマいよ!頼もう」

本当にこれがぬたなのかというシャンティな形状できました、九条葱とワカメのぬた

Zさん「ぬたってあまり頼まないけど、こう暑いとスルスル入ってくるね!酸っぱいからかな」

うぉお、九条ネギがすごくウマい。関東人はもっと葉ネギを食べた方がいい。

こちらが岩手鴨のハツテキですが、これまたネギまみれ!

Kさん「冬にここに来れば、カゼをひくヒマがないかも」

肝心のハツもハツらしいコリクニュな歯ごたえ。もっとも鴨と鶏の差異は私にはよくわかりません。

Zさん「おなじトリの心臓だからね。でもやっぱりハツはウマいよ!」

かわいい店員さんをサングラス越しに目で追っていたら、日本酒メニュー黒板を発見!おお、ここ神奈川の銘酒、昇龍蓬莱!頼まねば。

Zさん「おお、山口だけど獺祭!お姉さん、これは磨き何割のやつ?」

店員さん「えっ・・?あ、すぐ聞いてまいります」

一合900円だから5割のヤツでしょう。

Zさん「そうか!聞くまでもなかった」

店員さん「お待たせしました。精米50だそうです」

お手数をおかけしました。昇龍蓬莱獺祭二合ずつくださいな。

店名にもなっているくらいですから、名物という「鴨焼きしゃぶ」をお願いしましょう。焼きとしゃぶ両方で鴨を楽しめるということです。1人前2500円・・・2人前で願います。

Kさん「他も食べたいからそうしましょう」

まずはいきなりネギが来た。なんか魯山人風すき焼きでも始まりそうなビジュアル。

店員さん「真ん中が鴨の脂身ですので、たっぷり千住ネギに吸わせながら弱火でじっくり焼いてください」

おお、これが名高い千住ネギですか!これはうれしい。

あら、説明書があった。ふむふむ、最初にカモネギを焼きで楽しんで、焼きが終わったらしゃぶしゃぶ開始なわけですね。

こちらの鴨ダレと、飛騨山椒真妻生わさび原了郭の黒七味等で楽しむわけですか。黒七味は好きなのでぜひ使いましょう。

焼き用の鴨ロースとモモ肉は、見るからにウマそうな鴨色。噂によると、ほんの一瞬だけ燻製にしてあるそうです。瞬間燻製ってなんだろ。煙の上を通すのかな?

Zさん「能書きはいいから焼くよ!」

そうですね。焼きましょう。じゅじゅーん。

Kさん「においだけでヨダレが出ます」

鴨、なぜこんな濃厚でウマそうな香りなんだ・・・こんなのつかまって喰われちゃうの確定だぞ。

黒七味をササっと入れた鴨ダレでいただきましょう!見た目モモかな?パクリ・・うわー、噛み付いた歯を押し返さんばかりの屈強な筋肉!溢れ出す汁!うまままま。

Zさん「なんかタレも燻製っぽい匂いでウマくない?」

ほんのちょっっっとですが、ほのかに香りますね・・・まさか醤油まで燻製にしちゃうのか。

Zさん「鴨もタレもうまいからどんどん焼くのじゃ!ぐはははは」

Kさん「焼きましょう焼きましょう。並べて並べて〜〜」

あっ、ネギもいい色になっているみたい。

巻き数が通常のネギの倍はあるという千住ネギの断面を撮ろうと思ったら、うまく撮れた写真が一個もなかった。でもこれ、非常においしい。関西人はもっと根深ネギを食べた方がいい。

Kさん「ネギくささも甘さもすごいですね!そこにしみこんだ鴨風味がたまらない。鴨とネギは本当に合う!」

昔から合うものの代表格ですからねえ。

Kさん「まるで僕と嫁のようですね」

・・・Zさん、聞きましたか。

Zさん「クソ充が!もう鴨肉もネギも禁止!ぬたの酢味噌だけなめていればいい」

Kさん「ぎゃー!!」

私とZさんで残りのカモネギをやっつけたところで店員さんがやってきました。

店員さん「カツオのお出汁を張りますね。ポコポコといってきたらこちらをしゃぶしゃぶで楽しんでください」

こちら、とは。

あら、こちら。まあ、これまた見事な鴨肉とつみれ、そしててんこ盛りのネギ!

千住ネギ九条ネギの競演白髪ネギとはなんとゼイタクな・・あれ、九条ネギをこう切ったらなんて言うんでしょう。白髪ではないですよね。

Kさん「ドラクエ4の勇者の髪ネギとか」

・・・この男はしゃぶしゃぶも食べたくないみたいですね・・・

Zさん「俺たちドラクエさわったことないから。禁則事項だから」

Kさん「え・・ええっ!?」

出汁がいい感じの温度になってきたみたいなのでしゃぶしゃぶしましょう。しゃぶしゃぶ・・パクリ。

Kさん「おいしそうですね・・・」

焼きをやった時の鴨脂がたっぷり残っているところにカツオ出汁を張って、燻製醤油のタレをつけて食べたら、早い話が極上の鴨抜き!つまり鴨南蛮のソバ抜き、特濃バージョンじゃないですかこれ!!こんなに酒に合うしゃぶしゃぶがあるのか!!

Zさん「俺はネギをドカンといっちゃうよー」

まあ、網いっぱいに千住ネギと九条ネギを入れて・・なんとゼイタクな。

Zさん「シャキシャキだ!そしてモシャモシャに切ってあるから出汁がよく絡んでウマい!獺祭が足りないね!」

本当だ。ネギが主役クラスのうまさ!お酒をもっともらいましょう。

Kさん「・・・・」

あーもうしょうがないな。食べていいから。

Kさん「じゃあ鴨ロースでネギを巻いて食べまーす」

おっと、その手があったか。それもまたウマいに決まっています。あの手この手でワーワー食べたら、あっという間になくなった!

店員さん「お肉とネギが終わったら、締めに中華麺かおソバはいかがですか?」

この出汁に麺投入?そんなの食べますよ!ソバを入れればまさしく鴨南蛮でしょうが、あえて中華麺で・・と注文してみたら、2人前とは思えぬ量でやってまいりました。

店員さん「お好みでこちらをかけて食べてください〜」

Zさん「これってナニ?」

店員さん「鴨の脂を溶かしたものです」

なななな、なんだってーー!!??鶏油ならぬ鴨油?そんなのお好みもなにもない、かけますよ!タラタラ〜。

Kさん「うわーん、なんですかこれ!麺が鴨よりも鴨の味になってしまった!」

これはちょっと危険すぎる食品ですね。すみません、富乃宝山ロックで!

Zさん「ここは燻製も名物なんでしょ?なんか頼もうよ」

ほんではお好み燻製盛り合わせを4種でお願いしましょうか。選べない時はお任せらしいですが・・・

Zさん「いぶりがっこクリームチーズ岩手鴨ソーセージ!」

Kさん「カマンベールチーズ!」

おおう、さすがネズミのゲームを作っている人、やっぱりチーズなのか・・って、あっという間に3種決まった。では私は鴨の砂肝で。

豪華燻製4種盛り来襲!どいつもこいつもいけますが、白眉はこのいぶりがっこクリームチーズですね。

Zさん「いぶりがっこだけで反則なのに、そこにクリームチーズをはさむとか頭おかしいよね!醗酵と燻製のいいとこどりだね!」

その後は「鴨の焼きメンチカツ」だー!とか

燻製醤油のじゃがバター塩辛のせ」じゃー!とか、独創的だけど鉄板っぽいメニューを次々と注文するZさん。あのー、メンチもじゃがバターも死ぬほど美味しくて焼酎がふっとんでいくのですが、一つ問題がありまして。

Zさん「何?」

えーと、最初に今日は早くあがりましょーとコッソリ言ったけど、すでに11時をまわっております。

Zさん「まだ宵の口だー!次どこ行く?」

いや、実は明日車で大阪に向かわねばならないので・・・

Zさん「えっ?・・・出かける前日に飲み会とかバカなの?でもいつもそうか!」

Kさん「開発界は厳しいのですね・・!」

開発界がそうなのかよくわかりませんが、そんなわけで次回は大阪です。

 

Onder〜鴨焼きしゃぶと燻製〜 神奈川県横浜市中区花咲町1−28−1 5F

ドタバタラッシュ リンク先、PCでは音が出るみたいなのでご注意ください

コメントをお待ちしています。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください