プログラム初学者勉強会に参加してしまった大阪、続きです。ついでに最後です。
毎度のことですが、アホみたいに飲んでしまったので翌朝が厳しいだろう・・と思ったら、おや、大したことない。琉球ウコンとへパリーゼのツインターボが効いたかな。
これなら朝メシが食える!というわけで、朝の8時くらいからモーニングを求めて十三駅付近をとっとこ歩きます。飲み屋とエッチな店ばかりなので、朝はオールシャッターな雰囲気。この辺の人たちの辞書に「朝食」はないのかもしれん・・・
駅に近づけば喫茶店の一つもあるだろうと歩いていると、おや、COFFEEという神々しい文字が見えますよ。「カッスルクーム」さんですか。「英国で一番美しい村」の地名でしたっけ。うろ覚えだけど。
名前はかっこいいけど、開いているのかな?
店頭のホワイトボードに誇らしく「モーニング」の文字が!しかも数種あるのですね。してやったり!
そして食品サンプルが飾られているショーケースに目を移すと、見事な色の変化が店の歴史を物語っております。こ、これは好みだ。
この変色の見事さはどうですか。サンドイッチ系は焦げたホットサンドで済むけど、グラタンはもはや麻婆豆腐にしか見えないあたり、最高。
とにかく風格ありーの、サンプルありーの、モーニングありーのと私の好み三拍子。入店、入店〜!
入店して中を見回すと、いかにも純喫茶然とした素敵な雰囲気です。四拍子目キタ!
砂糖入れの美しさ、使い込まれた灰皿、たっぷりとした量のお冷や。おしぼり以外は純喫茶の様式美に満ち溢れています。これはMacなんか開けません。スポーツ新聞でないと似合わない。
もはや身も心もくつろぎ出したところで、モーニングメニューをくわしく見てみましょう。基本は飲み物を頼めばトーストとゆで玉子がついてくる、コメダ式モーニングのようです。コメダって一回行ったきりだからよく知りませんが。しかも午後だったし。
Aセットはトースト・スクランブルエッグ・ウインナーにホットコーヒーで、Bセットはスクランブルエッグがエッグサラダになるのか。アイスコーヒーがいいんだけど・・・なるほど、差額を出せばチェンジ可なのね。
ではドリンクメニューを見てみましょう。喫茶店の名に恥じぬ大量のドリンクメニュー。100%レモンスカッシュやミルクセーキに目を奪われます。ほぼ全てにフロートや生クリームの追加オプションもできるのかー。禁断のトマトフロートでもやってしまおうかと思いましたが、ホット(ブレンド)とアイスコーヒーが同額だったので、無難に「Aセット、アイスコーヒー」でお願いしましょう。
まずはアイスコーヒーが到着。ちょっと飲んでみると、急冷っぽい香ばしさがいいですね。酸味と苦味も適度にあって、すっきり目が覚めます。
そして朝メシが運ばれてきました。ウホッ!いいお皿…!なんて素敵なワンプレートでしょう。紙ナプキンで包まれたフォークにも思わずため息。
くし切りでなくスライスで断面をさらすトマト、なぜか輪切りのタマゴ、美しい角度に切られたトースト等、店主の包丁が織りなす絵画のよう。よく見ると栄養バランスもよさそうだぞ。
あれ?そういえばエッグサラダってタマゴサンドの中身みたいなイメージで注文したのですが、スライスゆで玉子が置いてあるサラダでした!まあエッグサラダの名にウソはありませんが。
トマトの赤とタマゴの黄色がキレイなので、これはこれでよし!
オリジナル度が高そうなドレッシングと、「S」の字が踊るので砂糖と間違えてしまいそうな塩も来ましたので、ぜひとも両方活用しましょう。
タマゴコーナーには塩をパラリ、野菜にはドレッシングをタラリ。3分の2フレンチ、残りが和風っぽいという、不思議な味だけど美味しいドレッシングが楽しい。
ウインナーがこちらにいましたよ。唯一の肉要素なので愛でながらいただかないと・・あれ?素のウインナーでケチャップとかはないのかな?
と思ったら、ウインナーの下にケチャップが隠れていました。ビールのお供ウインナーとちがってパリっと言わず、肉汁のにの字も出てきませんが、ケチャップと合わせると異常なまでにウマいのがこの手のウインナーの不思議。
そしてバター(マーガリン)染み染みのトースト!ちょっと厚みは不足ですが、耳がジャマにならない頃合いの焼き加減と、パンそのものの柔らかさがまさしく老舗喫茶店のトーストとしか言いようがない。朝から幸せです。
この内容で700円とか、大阪も名古屋に負けないモーニング力ですね・・!
すっかり満足した帰り、静岡経由で「さわやか」のハンバーグをお昼に食べようと思ったのですが、13:30に到着したら「1時間以上の待ちになります」ですと!それってもう3時のオヤツじゃん!静岡人、「さわやか」好きすぎだろ!
カッスルクーム 大阪府大阪市淀川区十三本町1−4−7