サバ好き絵師Kきゃわさんとサバ巡礼…のはずでしたが、他の友人と北千住で飲むことになりまして、北千住ならあそこかな〜と抜け駆けをしてみました。
抜け駆け‥そう、前回は東口の「串焼き ごっつり」さんでウマすぎる八戸前沖サバをいただきましたので、今度は西口!「炭火焼 ごっつり」さんにやってまいりました。
北千住駅西口から徒歩3・4分、看板はご覧の通り、これでもかと青森推しです。
牛丼屋さんの脇の階段を上がり、予約をしていたオーヤマですと言うとカウンター席に案内されました。
「本日お席は2時間でご了承願います」とのこと。まだ開店直後の5時だというのに、広い店内は埋まりつつある‥もしかしてみんな予約なのか。人気店だ。
2時間1本勝負ではガンガン飲まないと!飲み物は‥あらやだ、青森の地酒がこんなにあるのですね。うれしいじゃないか。陸奥八仙の赤ラベル‥生酒もOK?じゃあそれをグラスでいただきましょう。
かんぱーい。東口店のように選べるお通しではないですが、厚揚げの上にのっているのはホタテ!しっかり青森補正でうれしい一品。
よし、食べ物を注文だ!こちらは八戸前沖サバPRショップです。まずは何をおいてもサバ!シメサバ・漬けサバ・味噌漬けサバ‥どれもいいなと思ったら、3つが1皿に盛られた「銀サバ3種盛り」があるじゃないですか!決定!
そして東西両ごっつりの横綱メニュー、サバの串焼きももちろんいただきましょう。
サーっとやってまいりましたのは銀サバ3種盛り!シメサバの皮を見たと同時に「はいこれ、おいしい〜」と声が漏れましたよっ!
これは珍しい味噌漬けサバからいただきます。
あーもう、これー!サバの刺身はうまいでしょ?サバの味噌煮はうまいでしょ?両方のいいとこどりして、さらにサバそのものが極上でしょ…?無双にならないはずがあるかっ!こんなの…
グラスの酒一杯でどうにかなるわけがないっ!がむっ、がむっ!陸奥八仙の同じやつ、マス付きでくださーい。
表面張力ってレベルじゃない状態で注いでもらいましたよ。うれしいじゃないか。
援軍が到着したので、豊かな心でシメサバと漬けサバをいただきましょう。
シメサバって見た目である程度おいしさが伝わるってご存知でした?伝わりますかね?
ちなみに私のサバ好きは母からの一子相伝ですが、その母は私が八戸で買ってきたサバが人生サバの中で一番うまかったと言うのです…今考えると、あれってもしかして八戸前沖サバ?
こちらは大間のもずく酢。大間ってマグロ・イカ・ウニのイメージでしたが、もずくも特産なのですね。
もずく好きの友人がぺろりと食べてしまったので、私は未食。非常にしっかりした、存在感アピールがすごいもずくとのことでした。
ここのカウンター席、目の前で焼き物を焼いているのです。注文してから焼きあがるまでをライブで見ながら待つ楽しみ!はい、我々の鯖串焼き、上手に焼けました〜!
東口ごっつりさんもそうでしたが、この串焼きの何が素晴らしいって、エラ近く・ハラと背中・尾の近く‥つまり、1匹のあらゆる部位をいただけるよう構成されているのです。
適宜に大根おろしを配分しまして‥ガブリ!ブッシャー!!
アブラが噴いた!なんじゃこりゃ〜!そして血合いの圧倒的な旨味の濃さ、腹のとんでもない脂‥トドメに皮から香る、青魚らしいグッドスメル!!美肴と云ふは、八戸前沖サバと見つけたり‥
青森は長芋の生産量が多く、みなさんたくさん食べるそうです。そういうことならいただきましょう。炙り焼き・味噌漬け・磯辺揚げと様々な形態を選べますが、ここは基本で長芋の千切り、願いま〜す。
サクサク爽やか、胃にやさしい長芋‥お酒の合間のすばらしいオトモです。
壁メニューに水ダコがありまして、どうやらそちらも青森名物。長芋と同じようにカルパッチョや唐揚げ等色々選べるみたいです。
炙りポン酢っておいしそうだな〜とお願いしたら、おや、生タコが来た。ウマそうだけど、これって刺身では?
とか思っていたら、七輪が運ばれてきた。あー、自分で炙るのね?楽しそうじゃないか。
炙りっていうくらいだから、片面数秒でいいのですかね。じゅじゅーん。はいひっくり返して、またじゅじゅじゅーん。
もみじおろしとポン酢でいただきます。
‥うひょ、炙ったおかげでくにゅくにゅなはずの水ダコが歯切れよくなっている!ブリっと嚙み切れる潔さが気持ちいいぞ。ポン酢ともみじおろしの味で、目を閉じれば焼きフグと言われてもわからない‥かもしれない。
ビールを飲んでいた友人がいつの間にやら田酒にシフトしているじゃないですか。そりゃそうですよね、今日は日本酒向けの肴しか頼んでいませんでした。
そこでトドメは日本酒用決戦兵器、ホヤの塩辛!これ1皿あれば2合は安心!‥もしかしてここ、初夏に来れば生きているウニとホヤに出会えるのでは‥?これはちょっと、半年後の楽しみができた!
炭火焼 ごっつり 東京都足立区千住2-31 白石ビル2F