「7月は関西に来られないのですか?」
あら、ボカロPのM崎さん。なんですか?その挑発は。私って毎月関西行くことになっていたかしら。
M崎「なんかそんな気がしていました」
そうなの?じゃあ行こう!え〜と‥行ったことないから淡路島かな。
M崎「淡路島!せっかくならもうちょっと先の‥」
先というと‥なるほど、あそこか!ボカロPの人たちの聖地がありましたね。よし、決定!
というわけでM崎さんを拾ってから明石海峡大橋を渡って淡路島を縦断、うず潮を横目に大鳴門橋も一気に渡って徳島県に突入!実は人生初の四国上陸です。
M崎「とうとうあの聖地に行けるのですね」
そうなのですが、かの地はとにかく広大らしいです。まずは腹ごしらえをしていきましょう。聖地のすぐ近くで昼メシを食べられそうなところがこちら。
M崎「アオアヲナルトリゾート。ホテルですね」
このホテルのカフェにご当地メニューがいろいろあるとか小耳にはさみました。淡路島を素通りしてしまったので、せめて玉ねぎくらい食べたい。
ホテルに入ってキョロキョロ‥やあ、あったあった。「テラスカフェ オーゲ」さんです。12時40分というランチタイム真っ只中でしたが、運良く窓際の席に案内してもらえました。
M崎「台風とか言ってたけど晴れましたね。空も海も綺麗!」
いや〜、静岡あたりはすごい雨で涙目だったんですけどね‥しかし噂以上にいい眺めだなあ。海なし県に住む者には素晴らしいご馳走です。
それではメニューを見ましょうか。
M崎「マンゴーアフタヌーンにマンゴー溢れるフレンチトースト‥」
ふぉ?アフタヌーンティー?ああ、これは14時からか。
通常フードメニューはこちらですね。一日限定10品という鳴門鯛カツバーガー ソーセージ添えがお薦めのトップか。
M崎「玉ねぎメニューもあるみたいですよ」
淡路玉葱のオニオングラタンスープ!おお、まさに求めていたものだ!
鳴門鯛骨ラーメンに徳島県産ポークとすだちのさっぱり肉うどん‥どれもご当地感があっていいなあ。
M崎「鳴門わかめうどんとか鳴ちゅるうどんとかもあります。うどん県のおとなりだけあって、バッチリうどん文化圏なんですね」
そう聞くとうどんを食べたくなる‥が、限定と言われるとさらに食べたくなる。あの〜、鯛カツバーガーってまだありますかね?
店員さん「はい。まだございます」
聞いてみるもんだ。ではそちらをお願いします。
M崎「私はすだちのうどんをお願いします」
おぉっと、デセールはオール鳴門金時。ちょっと気になるけど夜にたくさん食べる予定なので、ここで満腹度を上げすぎてはいけない。銘酒鳴門鯛香る酒粕アイスクリームとか気になりますが、見るだけにしておきましょう。
なんかお酒が来たざます。
M崎「お水ですね」
おお、なんとイカしたグラスでしょう。水もなんだか美味しく感じる。せっかくだからアイスコーヒーもお願いしましょう。
店員さん「すだちの肉うどん、お待たせしました」
まあおいしそう‥!って、M崎さん、何をフリーズしているのですか?
M崎「写真ですだちと大根おろしがあったので、完全に冷やしうどんモードでした」
確かにすだちとおろしじゃ普通冷やしうどんと思いますな。
M崎「あっ、でもおうどんがもちもちでおいしい‥!このすだち胡椒を入れるとさらにおいしいです。夏に熱いおうどん、バッチリ汗をかいて健康になりそう‥」
やあ、こちらは柚子胡椒ならぬすだち胡椒でしたか!夏に汗をふきふき熱いうどん、某美味しんぼの谷村部長も大喜びな健康法です。
店員さん「鯛カツバーガー、お待たせしました」
うぉお、オープン状態での提供でしたか。このタイプのバーガーはこれまた某美味しんぼのゴールドバーガーでしか見たことないかもしれん。
通常ではポテトであろうポジションがなんと淡路島玉ねぎのフリット!
M崎「ちゃんと淡路島の玉ねぎを食べられますね。おいしいですか?」
そうですね、なんか特別甘い気がするような‥でも揚げた玉ねぎって大概甘いしな‥よし、玉ねぎを買って帰ろう。
このホテルの売店で売っていました淡路島フルーツ玉ねぎ、オニオンスライスが無双のツマミになるウマさでした。甘〜いのに玉ねぎ独特の風味も強いのね!
ソーセージ添えということはこの辺の特産品なのかしら。よくわからないけど、なんとなくカレーにトッピングしたくなるソーセージです。目玉焼きソーセージカレーは私の中の定番朝食。
ではバーガーにいきましょう!なんでもこのタルタルソースには鳴門わかめと大毛島らっきょうが使われているそうですよ。
‥ん?店名のオーゲって大毛島の大毛か!なるへ〜。
タルタルを鯛カツにたっぷり塗って‥せっかくだからそのままひと舐め。らっきょうのマイルドな酸味がいい感じの、すごく上品なタルタルソースですね。おいひい。わかめのクニっとした感じも面白い。
トマトと上バンズを重ねてむぎゅむぎゅ押して完成、完成〜。大口を開けてガブー。
むはっ、すんごい鯛の香り!カツにするとこんなに磯風味がするのか、鯛!そして白身魚にタルタルソースなんて当然相性バッチリなのでこれはたまらん。
何よりバンズというかパンがウマい!フカフカで小麦が香って、鯛の意外と強烈なパンチをバッチリ受け止めてくれます。ホテルで焼いているのかしら。売ってくれないかな。
ボリュームたっぷりの鯛カツバーガーをいただいて、海を見ながらアイスコーヒーを飲む‥しわわせだ。
M崎「変わった色の氷ですね」
そうなんです。よく見ると氷もコーヒーなんです。のんびり飲んでも薄まる心配なし!
M崎「でもそんなにゆっくりしているヒマはないですよ」
そうでした。広大という噂の聖地に向かいましょう。
テラスカフェ オーゲ 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛16-45 アオアヲナルトリゾート