今回の関西旅行は1泊目神戸の東横イン、2泊目京都の東横インを予約した以外はノープランです。現地の友人が何かしら計画を練ってくれて・・いるのかなあ。
「今日の夕方までは考えてあります。あとは高度の柔軟性を維持しつつ、臨機応変に対処していきましょう」
要するに夜からは行き当たりばったりということですね。ではランチの後はどこでしょうか。
なんとびっくり、神戸スポーツサーキットでカートに乗ることになりました。換気が良いどころの話じゃないし基本一人がひとつのカートに乗るわけだし、今のご時世にぴったりのレジャーかもしれん。
初めてだけどめちゃめちゃ楽しいじゃないのとはしゃいでいたら、途中で大雨が降ってきてみなさんビチャビチャのドロドロになってしまった。これはひとっ風呂いきたい事態ですね。
「そうでしょう?そんなこともあろうかと次は日帰り温泉なんです」
なんですって?話ができすぎじゃないですか。行きましょう行きましょう。
関西圏で大人気らしいネスタリゾート神戸内の温泉「延羽の湯」さんに到着しました。
「ここの露天風呂は最高なんですよ。今の時期ならセミが鳴いてるから風情もアップ」
いいじゃないですか〜。駐車場前のゲートで体温測定をしてから入湯。ミンミンという声を聞きながら木々に囲まれた露天風呂・・はぇ〜、ホント最高!エアコンの効いた座敷に寝転がってもポカポカし続ける素晴らしいお湯でした。
「ちなみに晩ご飯は未定です。お食事処もあるみたいなんで、偵察して良さそうなら入っちゃいましょうか」
なるほど、ではさっそく斥候に・・ちょっと、入口前に肉を熟成している冷蔵庫があるじゃないですか。もう合格じゃないですか。
肉メインの炭火焼のお店は前日までの予約制とのことで、定食やうどんが中心だけど熟成肉もいただけるらしい「地場旬菜 美嚢舎」さんに入ることになりました。みのうやさんと読むらしいです。みのうぐんって入れると一発で変換できます。豆です。
こちらがメニューですね。まずは自家熟成ランプ300gをお願いしましょう。あとは各々が食べたいものを注文ということで。
あとそうだ、風呂上りということでやはり
「ビールじゃないんですよねあなたは」
キリッと冷えた日本酒をいきますよ。せっかくの酒どころ、播州一献を・・あ、他にも飲む人いるの?じゃあとりあえず三合いただきましょう。
色とりどりの器から選ぶわけですね。美しい切子や素敵な色ガラスなどありますが、一番大きいやつにまっすぐ手が伸びるダメ人間。
氷用のくぼみが嬉しいトックリも来たのでかんぱ〜い。運転の方、スマン。
ああ〜うめぇ!五臓六腑どころじゃない染み渡りっぷりだよ!と思ったら、今日は2時半起きだったんですよ。もう全身がスポンジ状態でしたね。
がお〜。に、にくうぅぅ!自家熟成ランプのグリル300gが想像以上の迫力で来た!え、300gってこんなにあるんだ。
焼き加減はミディアムレアあたり、熟成肉らしい旨味はバッチリ!ランプらしい噛みごたえもあってこれは良いおにくですよ。
風呂も良ければ料理もウマいなんて天国すぎる。神戸ズルい!三木市だけど。
兵庫に来たなら淡路玉ねぎのサラダを食べねばなりますまい。サラダというかオニオンスライスですね。もちろん玉ねぎが食べたいので嬉しい。
本日の川魚を聞いたら鮎ということでもちろんお願いしました。
この鮎が小ぶりで立派なヒレで良い香りですこぶるウマい。自宅で食べる時にはまず使わない蓼醋がついてくるのも嬉しい。肉と野菜と魚とお酒がおいしいなんて優勝にもほどがあるじゃないか。
熟成肉を頼んだのにスタミナステーキ重をかぶせる豪の者もいました。これまたべらぼうにウマそう。
ポークジンジャー膳も大迫力。こちらのお店、特に肉が強そうなので特製というビーフカツカレー丼も食べてみたくなった。
「僕が頼んだ炭酸御膳は間違いなくおいしいんですけど、炭酸はどこに」
ちくわ天うどんに鰻ご飯、タコと大根の炊いたん・・・どれが炭酸でしょう。たぶんですが、タコを煮るのに炭酸水を使ったのでは。いずれにしてもちくわ天の3Dな迫力はかっこいいです。
とにかくどれもウマい!こう言ってはアレですが、日帰り温泉併設のお食事処がこんなにマーベラスとはちょっと驚きました!おかげで焼酎ロックをバンバン飲んじゃった。
「この後は摩耶山の夜景を見に行きましょう。神戸人は函館より強いと言いはっています」
なんとなんと、あの腰のくびれ夜景をいわすとな?絶望的に眠いけれども、そこまでおっしゃるなら行きましょうか。
ワハハ、濃霧で何も見えないじゃないよ。
「プランの脇が甘いとはよく言われます」
いやいや、ウマくて楽しくて素晴らしい1日でしたよ。明日もお願いしま〜す。
つづく
地場旬菜 美嚢舎 兵庫県三木市細川町垂穂894-60 延羽の湯 野天 閑雅山荘直通