西方5泊6日ツアー4日目、呼子でサバを美味しくいただいてから次に目指すのは・・どこだ。未定だ。
そうだな、ここは佐賀県でしょ?佐賀といえば化け猫・・かもしれませんが違う、そう、鍋島武士、葉隠!隆慶一郎先生未完の傑作「死ぬこととみつけたり」の聖地じゃないか!よし、巡礼だ!
まてよ・・
あの主人公、肝心の佐賀では寝ているか狩りをしているかで、活躍するのは天草とか長崎とかなぜか江戸の遊郭とかだよな。あれ、この辺には聖地らしい聖地がない?
ま、鍋島家の物語でもあるわけですから一つ視点を変えまして、鍋島家の御用窯である伊万里市大川内に来てみました。秘窯の里・大川内山として整備されています。どうですか、この観光案内図まで染付の焼き物ですよ。
伊万里焼の陶片で彩られた鍋島藩窯橋を渡って秘窯の里に潜入!広い駐車場は特別なイベントがない時期なら無料です。
イベントなし、感染症ありの平日ともなると、ちょっと閑散としている気も・・とにかく数十軒の窯元がこれでもかと軒を連ねていて、焼き物好きな人にはちょっとした楽園なんです。
いくつかお店を覗いて、まず買ってしまったのはこちら「陶窯 寛右ェ門」さん。7年くらい前にこちらで買ったカレー皿が見た目も使い勝手も素晴らしくて愛用していまして、もう一度見てみたいなと思っていた窯元さんです。
うひょ、さっそく良いものが。こちらの染付の平皿を見て一目ぼれ。買ってしまいました。3千円前後だったかな。
「お客さんはどちらからです?」
ご存知でしょうか、グンマという地区です。
「まあまあ遠くから!ありがとうございます」
実は7年前にカレー皿を買いまして、気に入ったのでまた来てしまいました。
「まあまあ!ありがとうございます!この子はグンマまでお嫁に行くのね、うれしいわ〜」
こっちが恐縮するほど喜んでくれました。この子はお嫁にということは、こちらのご婦人が寛右ェ門さん?焼く人が数人いるのかしら、聞かなかったから知らない。
鍋島藩なのでもちろん化け猫(予定)もいます。
秘窯の里だけにリアル御用窯みたいな窯元さんもあって、百万単位のお皿がホイっと飾ってあるなどなかなか凄まじいです。ほぁ〜と眼福だけ。
お次に「これは!」と買ってしまったのは虎仙窯さん。まず名前からかっちょいいですね。カフェも併設らしいけどサバ一匹食べてきたのでお腹いっぱい。
大きさが分かりにくいですが、お茶漬けとして大ぶり、1玉分のうどんでちょうどいいくらいの青磁の丼を購入。
帰ってから使っている飯茶碗を見たら同じ虎仙窯さんのものでした。7年前と全く同じ2軒で買い物してしまった…趣味って変わらんのね。
あとそうだ、こちらの煎茶碗も買いました。煎茶でなくお酒用として。
寛右ェ門さんの皿に鶏刺し、虎仙窯さんの茶碗酒!ほ〜ら、酒もトリもウマさ倍増!
丼・茶碗・刺身皿をゲットして、あとは焼き魚用の長いお皿が欲しいのよね〜。里の入口にあります伊万里鍋島焼会館をちょっとのぞいてみましょうか。
里の窯元さんの作品が少しずつズラーっと並んでいるので、良さそうな長皿の1つや2つ・・ほーら、あったぞ。
大秀窯さんの青磁長皿、5500円だったかな。サンマも余裕のゆったりサイズ、美しい青、素晴らしいじゃないですか〜。よし、こんなもんでショッピングは終了だ。
その後は博多方面に戻りつつ〜の、太宰府天満宮へ。今さら受験でもないですが、せっかくだから無病息災、交通安全、雷よけあたりをお願いしましょう。こんな世の中なのに御朱印が書き置きではなかったです。ありがたいありがたい。
さてさて、レンタカーを返して夕ご飯です。 つづく
大川内山の町並み 伊万里市大川内山町乙1806あたり