鶴ヶ島市とかそっちのサイタマ未開地区に少し用事ができまして、どうせ行くならランチもそっち側で決めたいところ。
数軒気になっているお店の中で、早めランチの時間に寄れそうなところは…よし、あそこにしよう。
関越道の東松山インターから国道254号に入って割とすぐ、巨大な工場や倉庫の切れ目にホイッと赤い看板が出てきます。その名も「家庭風洋食キッチン ひより」さん。
家庭風洋食ってどんなでしょう?見たい!食したい!
駐車場は8台分くらいありますね。まあ、蔦が絡んでなかなかなにムーディーな。
1人ですが大丈夫ですか?と入店すると、快活そうなマダムが手前左のお席にどうぞと案内してくれます。店内は4人がけのテーブルが6卓、うち4卓に予約席の札があった。そして先客が一組…ラスイチじゃないか、繁盛店なのね。
あら見事なステンドグラス。おひなさまもあるぞ。この後聞き耳をたてたところによると、ホール係のマダムの手作りで小さいのは季節ごとに変えているらしい。すごいなあ。
家庭風洋食ならグラタンがあるだろう、グラタン食べた〜いと思って来たのですが、一応ほかのメニューも見ないとね。
ふぉお、いきなり好物の牡蠣フライがあった。限定6食だと?え、これでいいんじゃないか?
落ち着けぼく、とりあえずランチメニューも見ようじゃないか。ほ〜ら、サックサクの焼きメンチカツ限定4食なんて面白そうなのがあるよ!日替りの内容はなんだろ?
「今日はネギのせのハンバーグです〜」
くぅ、よさそうだなあ。銘柄鶏のグリルもいいし、洋食屋さんのシーフードミックスフライなんて楽しさ全開だよなあ・・!
困った時はどうするかというと、とりあえず「すみませ〜ん」と呼んじゃう。すると口が勝手に注文するはず。
「えびグラタンとグリーンサラダをお願いします」・・おお、珍しく口が初志貫徹だ。大人気スパイシードリアかカキフライに流れると思ったけど頑張ったな!
グラタンを頼むとタバスコが出てきて、なんだか喫茶店にでも来たようだ。ペーパーナプキンがかわええ。
マダムと常連さんの会話を聞くでもなく聞いていると、スパイシードリアの辛さは調整可能、4食限定の焼きメンチカツは電話で取っておいてもらえる…ふんふん、次に活かせる。
「グリーンサラダです〜」と来たのは…色とりどりの美しいサラダ!ちっともグリーンじゃない、逆看板に偽りありだよっ!
かかっているのはドレッシングというか、ほぼオリーブオイルだけなんだな。これはこれですごく美味しい。マネしよう。
グリーンなはずのサラダにはイモやらカボチャといったあらゆる野菜が揃って健康まったなし。これで220円は嬉しくてメガネが落ちそうです。
「あつっ、あつっ、あっついよ〜」と運んできてくれました、メインのえびグラタン!うわ〜ホントだ、チーズが別府の坊主地獄のようにポコポコ沸いている。あつそう〜!
サラダと同じようにカラフルなグラタン、どうやらただのえびグラタンではなさそう。お宝を改めてみましょうか。
西洋の子供やつわり中の栗田さんが泣いて逃げ出すブロッコリー、でも船木誠勝のハイブリッド肉体改造法を読めばみんな大好きになる、かもしれない。
コレはサツマイモか。サラダと合わせてモリモリ健康になってしまいそうである。
ホワイトソースは大変ミルキーで、食感と合わせてなんだかスフレみたいなお菓子を食べているようだ。サラダといい、こちらのお店は塩分を最低限に抑えてあるのだな。健康がさらにアップ!
が、えび部分にはトマトソースとチーズがしっかり絡んでこの辺はピザを食べている気になる。タバスコも映えそうだから少し使おう。
グラタンといえばマカロニ・・こちらはペンネであったがだいたいおんなじだ。エビにチーズに野菜にパスタと実は完全食じゃないのかグラタン。栄養満点で優しい味付け・・なるほど、これが家庭風洋食というやつか!
向かいのテーブルのスパイシードリアを食べているおじさんがいかにも辛そう、そしておいしそうに食べているのも気になる。4食限定の焼きメンチカツはもっと気になる。
そしてなにより常連さんと楽しそうに話しているホール係の方が気になって仕方がない。これは常連クエストを開始するしかありませんね・・というわけで次回、キッチンひより第2話「サックサクだよ焼きメンチカツ」にイナズマ・キーーック!(時期未定)
キッチンひより 埼玉県比企郡滑川町月輪1634-5