北関東で真ホッケの刺身に出会えるなんて!その他高級魚にサクサクアジフライまで揃って、満腹のその先へ… 刺身和食 旭屋(土浦市)

4月の中旬のこと。そういえば今年はひたち海浜公園って開くのだろーかとHPを見たら、あれれ?開いているどころか、まさに見頃になりそうじゃないか。桜も早けりゃネモフィラも早いんだな。

「やってるんだ。行こう行こう」

ネモフィラの時期になると黙っていない母じゃないですか。幸い天気も良さそうだ、行きましょう。

歩行コースが決められてしまっていたものの、ほぼ満開のネモフィラを無事楽しむことができました。いや〜、ガガーリンも真っ青な青さでしたね。

母「お昼はあそこなんでしょう」

やっぱりあそこがいいですか。同じイバラキってだけで、実はここから70キロくらい離れているんですが‥まあね、ぼくも好きなんで行きますけどね。

高速を使ってププーと1時間弱でたどり着きましたのは「刺身和食 旭屋」さん。見た目は焼肉定食やカツ丼が似合うロードサイドのドライブイン、しかしてその正体は様々な高級魚を扱う刺身定食の専門店なのです。

季節ごとの旬のサカナを取り扱ってくれるので、年に数度は訪れる必要があります。でも変なご時世なんで今年は初めての来店です。

ちょっとしたファミレスくらいの広さと席数があるので満席の心配はない‥平日ならね。座るなり店長さん(と思う)が「ご注文を決める前になんですが、このキンキが残り1つなんでキープしておきましょうか。せっかく遠くから来てくださってるんですから」ですって。

それはご親切に、ぜひ確保を願います…ところで遠くからってなぜ知っているんだ?

こちらのお店の面白いところ、本日の日替りメニューについて店長さんが一つ一つウマそうな説明をしてくれるのです。

キンキの他にはシマホッケとはモノが違うという真ホッケ刺身、刺身で食べられるモノが上がること自体が珍しい銀ダラ刺身、一切のケミカル臭がないヤマメの親玉サクラマス刺身など。いやはやすごいメンバー、高級魚の宝塚記念のようだ。

さらに本日の本マグロは86キロと小ぶりだけど天然の良いモノだそうで…ああどうしよう。

母「キンキはもらうね」

そう言うと思って悩んでいるのですよ…うん、なんとなく北海道が頭に浮かんだので真ホッケ刺身定食に決定。あと一つ500円の生牡蠣もお願いしましょう。

まずは巨大な生牡蠣が登場!

店長さん「レモンも何もいりません、このままどうぞ」

はい、あ〜んと大口を開けて一口のもとにチュルルン、ゴクリ。ふが〜!口の中に厚岸湾が押し寄せる!いや、北海道産かどうか知らんけど。たぶん北の磯の香りだ!

母「生牡蠣はダメだけど、これのカキフライがあったらおいしいだろうね〜」

なんと季節によってはあるんです、巨大カキフライ。泣くほどウマいのでありそうな時期にまた来ましょう。

うっとりしているところに来ました、真ホッケ刺身定食!アジフライに納豆までついてしまう満腹セット!これはドライブインの名残りなのかしら。

店長さん「味噌汁は掘りたてのタケノコなのであえてアク抜きをしておりません」

どこまで喜ばせてくれるのだ。ちなみに母の方はキンキのあら汁でした。

この辺で店長さんが先週のネモフィラの咲きっぷりを見せてくれたり日曜がいかに渋滞だったか教えてくれたり。ありがたいことに常連認定されたようです。

ご飯は多めなのですが、なにせオカズたちの戦闘力がケタ違いなのでしっかり作戦を練らないといけない。とくに突進力ありすぎの納豆、君は最終幕まで待っていてもらうぞ。ビッテンフェルト的役割を期待する。

ではメインの真ホッケに行きましょうか〜!ちなみに干物でお目にかかるのはほとんどがデカいシマホッケ、脂のり良好なれど水っぽいというか締まりがないイメージです。以前に北海道で買った真ホッケの干物は笑っちゃうほどウマかった。

左が刺身、右が炙りだったかな。普段は干物でしかお目にかからないホッケさん、こんなに美しい白身だったのね。

・・ハシでつまんだだけでジュワ〜っとにじみ出す脂・・水っぽさとは縁のないハリのある歯ごたえ・・ぶっちぎりで極上白身の風格じゃないですか〜やだ〜!この刺身はもっと流行るべきだ。でもとれとれキトキトじゃないとダメなんだよな。うん。

炙りはもう大変、ヨダレとアブラが同時にこぼれる。あれ、ほっぺが落ちたぞ?どこへ行った。

母「キンキあげるよ。ホッケちょうだい」

賛成の賛成デース。こちらも生と炙りなので一切れずつ交換しまショー。

あ、キンキ・・キミはダメだ!旨味も脂も過剰だ、過剰!刺身では使わないと誓った白メシがね、もうね、合うの合わないの。白メシをざくざく盗む怪盗紳士だ。

どうするんだ、旭屋さん影の主役であるアジフライも控えているんだぞ〜!サックサクの衣で青魚の旨さを完全に閉じ込めてあるんだぞ〜!

母「ここのアジフライは大きいけど食べちゃうよね〜。ご飯もおいしいから食べすぎちゃう」

数人で来ると焼き塩辛なんて大量破壊兵器も頼んでしまうんですよね。満腹の果て、限界のその先に挑戦せざるを得ない恐ろしいお店だ。

いやいや、メシなんぞ食っている場合ではない。壁に「4〜5名様分クエ鍋予約承ります」の文字を発見!これは夜に来て飲酒の限界に挑戦したくなる‥おおっぴらに会食できるようになったら絶対食べるぞ!えい、えい、むん!

刺身和食 旭屋 茨城県土浦市荒川沖南区6-138

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