なんとなくカルビクッパが食べたくなったある日のこと。太田桐生ICの近くにその手のランチが美味しいお店があった気がするので行ってみましょう。
向かう途中でこの辺にも焼肉屋があったよな〜と見てみると、あれれ、「ランチやってます」というのぼりがはためいているじゃないか。「東海苑 太田店」さん・・ずいぶん前からあるお店だけど入ったことないな。よし、ここにしてみよう。
良い感じに醸された看板と店舗。今どき入口前に堂々とタバコ自販機。そしてお出迎えは古代パチ屋の店長のようなアイパーおじさん!はいこのお店、好き。
やたらと広い店内に密の文字はありません。席が選び放題すぎてどこがいいかな。「一人ですか?こっちの席がいいよ」とアイパーさんが気さくに案内してくれます。
ランチメニューはこちら。よしよし、カルビクッパもあるじゃないか。
・・でもなんだかな、広い店舗でただひとり肉を焼くという行為がすごく贅沢でいいモノ思えてきた。予定変更、カルビランチだ。じゅじゅっと脂っこいところお願いします。
ドリンクはメロンソーダ・・じゃない、無難にウーロン茶を選択。ストローなんか甘えという無骨なスタイル、ヨシ!
なんかあっという間に出てきたぞ。サラダにナムルにキムチにカルビ、なかなか華やかじゃないか。
レタスとオニオンのシンプルなサラダは胡麻油が効いて、これは良いベジファースト。
カルビは厚めの切り方で期待通りの脂のりですね。グラムにすると100ちょっとくらいかな?よし、焼こう!
ご飯は少なめで・・と言おうとしたところにアイパーさんの「ご飯は大盛りにする?」カウンターが炸裂。結局普通盛りでお願いしたけどなかなかの量だな。
ワカメスープもサラダと同じように胡麻油がバッチリ。韓国気分が盛り上がります。
よし、ぼくはこれから人間発電所、チェルノブになるのだ!焼け、焼け〜いっ!アレは火力じゃなかったか。
網の真ん中へんがすごいチェルノブだな、一瞬で焼ける。だからこの席を勧めてくれたのかしら。
生焼け以上こんがり未満の肉を白メシにトン、そしてムシャー。いいよいいよ、まさしくカルビ、じゅじゅっと来るよ。甘味が強いタレと脂で白メシがワッサーと消えていくよ。
いつもはサンチュとお酒だけど白メシに焼肉はやっぱり最強、超獣コンビ!
しっかりした量のナムルとキムチが嬉しいけれど、素直にオカズに回すとどう考えてもコメ不足。ナムルはサラダの延長でそのままいただいて、キムチは…あれれ?なにこれ、辛味・酸味・旨味のバランスがバッチリ、シャキシャキ感はしっかり残ってめちゃめちゃウマいじゃないの。こんなの…
メシにのせないわけにいきません。箸が止まらん、やっぱり人間発電所だ、うおォ〜〜ン!赤城山ミサイル発射〜!
ほどよい満腹、しっかり満足。さあお会計・・あれ、アイパーの方はどこ?店員さんが誰もいないじゃないか。「この鐘を鳴らしてください」って小さい鐘があるから鳴らせばいいのかな。チーン。
「あ、はいはい。どうもありがとうね」
・・え!レジ近くの客席にいたおじさんが立ち上がったよ!アイスコーヒーなんて飲んでいるからすっかりお客と思っていたら、あなた店員さんだったの?やっぱりダンディーなパーマだし、渋い茶色のおじさんファッションだし、なんなの!まずいな、このお店好きすぎるかも・・!
東海苑 太田店 群馬県太田市内ヶ島町1080-4