珍しく急ぎで必要な用事のために来た神戸、続きです。
昼メシを食べたら一旦解散してチェックイン諸々を済ませまして、夕飯の時間にまた神戸の友人Oと合流します。
そしてオススメのお店に・・行ったはいいが休みだ。次のお店も休み、あれその次も休みだと三宮から元町まで歩いてきてしまった。飲食店のみなさん絶賛自粛中ですね。
O「まいったね。それじゃもうあそこだな、バカな焼肉行こう」
焼肉にバカとかあるの?なんですかそれ。行ってみましょう。
O「え〜と、開いて・・る!よし入るよ〜」
占い屋に?いやその奥か。「岩崎塾 元町店」さんだそうです。焼肉屋で「塾」とはなんだか勇ましいですね。
広めの店内は換気の配管丸出しだけどそれでもやや煙い、いかにもホルモン屋といった風情で好みのタイプですよ。塾というのもなんとなく納得、ホルモン道に真摯な雰囲気が漂いますね。
O「とりあえず盛合せを頼んじゃうけど、他に好きなの食べてよね」
ほ〜、盛合せですか・・ってあなた、1kg4・5名様相当って書いてあるよ?キロ単位のホルモンって、ぼくら3人よ?バカなの?
O「だからバカって言ったでしょ。だいじょぶ、焼肉なんていけるもんだよ。あ、ハチノスも頼もう」
はえ〜、ホントに大丈夫かなあ。
だってさ、頼りの飲み物が今の時期はこのコーナーだけなんだぜ・・烏龍茶では胃が覚醒ところか単にざぼざぼになるだけじゃない?
それでも赤々とした七輪が来ればテンションアップまったなし。よし、ミノでもテッチャンでも持ってこいや!
初手、ハチノス。トリッパともいいますね。トマト煮込み以外は久しぶりだな。これぞホルモンといったコリコリが・・やや、つけダレがウマいですな。
O「そうよ、ご飯を呼ぶよ!食べないの?」
そうですね、どうせ飲めないのなら肉には白メシ・・
そこで盛合せAがドカンと置かれた。なんだよこれ、盛合せというよりボウルに片っ端からぶちこんだだけじゃん!
O「すごいでしょ!バカなのよ〜」
こりゃ〜バカだ。何種類の部位が入っているかもわからんし、こういうバカさは大好きよ。好きだけど・・メシをガバガバいく余裕はなさそうだな。
というわけでチシャを援軍にお招きしました。
さて、チシャと烏龍茶でこの肉の牙城を突き崩すことができるのか・・
O「あ、キムチ忘れたね。盛合せで頼もう」
そうやってまた相手の布陣を強化する!
でも良い醸しのキムチですね。辛すぎなくて好き。
よし、見ていても減らないんだから焼け焼け〜!これはレバーか、やや、赤センってこれかな?うん、サッパリつけダレに対して濃厚で甘いもみこみダレがまたウマい。ホルモンの下処理もいいし、安いだけじゃないんだね。
O「ウマいでしょ?昔お金ない時によく来たのよ。ボウルで二千円しないくらいだったしね」
はぇ〜、キロで二千円程度ですか。そりゃ青春の味にもなるわけだ。
日本一わかりやすいというホルモンメニュー表があった。コレを見ながら網の上の肉を当てるのも楽しいね。
テッチャンはくにゅくにゅ、小腸はプルプルで脂とコラーゲンのカタマリ。昆布みたいのはセンマイか。焼いて食べるのは初めてだけど、なるほどシャキシャキして・・でもコレは刺しの方が好きだな。
O「どんどん食べてよね〜」
食べながら思ったんですけどね、ホルモンって歯ごたえが売りなわけじゃないですか。つまり満腹感を得やすいわけじゃないですか。
O「そうよね。よくできてるよね」
ですからね、胃袋の活動限界も近いのに、まだボウルの底が見えないわけですが・・
O「大丈夫、もっと食べなさい。ホラそこの肉育ってるよ。焦げちゃうよ」
いや〜、赤身も入って2・3人分という盛合せBにするべきだったと思うよ!
O「それじゃバカさが足りないでしょ」
なるほ・・ど?
焼肉で満腹の上限を超えるというゼイタクをしたけど、お会計はたぶん驚くほど安かったはず(おごってもらった)。学生の頃とか近くにあったら通っただろうな〜。というか、お酒が飲めれば今でも通いたい。
ホテルに帰り、胃袋のスキマに無理やりねじこむアルコール。ホルモンで黒霧ロックを決められるのは果たして・・あれ、もしかして今日(10月1日)から?
岩崎塾 元町店 兵庫県神戸市中央区元町通1-14-2