下北沢でプロレス観戦の日。興行が終わるのはたぶん夜8時で、緊急事態宣言中だから飲食店は閉まってしまうわけで。
上に政策あれば下に対策ありじゃありませんが、なんとか美味しい晩酌ができないものか。
ポクポクポクポク、チ〜ン。よし、ひらめいた!
やって来たのは歌舞伎町はゴジラビルの目の前にあります「エビスコ酒場」さん。ランチタイムは定食屋さんポジションで絶賛営業中です。
たしか昼の営業は15時まで。14時すぎに入店します。
すみません、テイクアウトをお願いしたいのですが、どんなのができますか?
店員さん「テイクアウト用の焼き飯と唐揚げのセットがありますけど、他も・・うん、まあ大体はイケますよ」
なんとたのもしい。では改めてメニューを拝見しましょう。
冷めてもおいしそうなヤツを・・これとこれかな。
受け取った品を持ってホテルにチェックイン、その後プロレス会場に行けばいいわけですよ。どうですかこの段取りの良さ。いよっ、ノーベル晩酌賞!
というわけでひらがなまっするを観戦。実はエビスコ酒場さん、このDDTさんが経営しているプロレス酒場だったりします。鍋を振るのもレスラーです。試合を見た人はチケットを見せればワンドリンクサービス。
さて、ホテルに戻って余韻に浸りながら晩酌開始、開始〜。日本酒を持ち込んで冷蔵庫に入れておく周到さよ。
選んだ晩飯兼ツマミはぷりぷりレバニラ炒めと鶏の唐揚げ!
唐揚げは以前もテイクアウトしたことがありまして、冷めてもウマいのは実証済みです。衣が適度にシットリして、もともと力強い味付けのところに冷めて塩気のパンチがアップ。半カケでグイグイ飲めてしまいます。
レバニラは少し冒険でしたが、厳重な包装を開けたと同時に香るニンニクにもう安心です。これは美味しい子だ。
プリプリからしっとりに変わりつつある食感のレバーに、冷えて餡状になったタレがしっかり絡んで・・え、何コレめちゃウマじゃないのさ!こちらも出来立ての時に比べて塩気を感じるので、オカズからツマミに羽化しましたね。
花冷えの志太泉純米吟醸で後を追えば、ここはもう居酒屋!器が東横マグというのもアレですが、これもまた乙というか旅情だ、たぶん。
タレでしなしなになったニラとモヤシもたまらない。こりゃ正解もド正解でした。
エビスコ酒場さんは本当に何を食べても、それこそランチの定食やカレーも美味しい。そしてプロレス酒場らしくボリュームたっぷりいうことで、新宿での飲食はここ一択になりつつあります。
今回も見事なレスラーサイズのため、オカズ2品で四合瓶が空っぽ・・どころかお酒不足で缶のウィスキー水割りまで飲んでしまった。すっかり満足しちゃったなあ。事前にホテルに運び入れての酒盛り、悪くないどころか楽しいじゃないか。
緊急事態宣言終了により、試行錯誤の末にたどり着いたホテル飲酒の術も役目を終えたようです。このままロストテクノロジーとなってくれれば良いのですが。
エビスコ酒場 東京都新宿区歌舞伎町1-14-6 第21東京ビルB1