日本語は「カライ」だけ、日本人はぼくだけ!アウェーにもほどがあるレストランで本格的ペルー料理をいただきましょう アイユスレストラン(邑楽郡大泉町・西小泉駅)

リトルブラジルとして有名なグンマの大泉町。実はブラジルだけでなく、ベトナムにペルーにネパールにと様々な国の方がいらっしゃいます。

生活習慣や倫理観の違いがありまして、なかなか難しい問題が多々・・でもでも、もちろん良い点だってありますよ。ベトナムの人はドクダミを嬉々として刈ってくれますし、なにより色々な国のご飯が食べられるんだ、この町

漫画版「孤独のグルメ」の2巻をペラペラめくっていたら唐突にペルー料理を食べてみたくなったけど大丈夫。ホラ、大泉町ならね。

グーグルマップを開いて西小泉駅を中心に「ペルー料理」で検索・・半径500mくらいの範囲で5軒もヒットした。わかっちゃいたけど驚く結果ですね。とりあえず駐車場が広そうという理由で「アイユスレストラン」さんに来てみました。

時代のついた建物に日本語ゼロの営業時間案内。どんなお店にでも入れる方ですが、それでもちょっとためらう雰囲気・・え〜い、ままよ。ペルーってスペイン語でしたっけ、オラオラオラ〜と入店です。

店内には数組の先客の方、そして全員日本人ではなさそう。店員さんは・・どの人なんだ、わからん。とりあえず空いている席に座ってしまおう。

焼肉屋さんみたいなテーブルは居抜き店舗そのまんまなのでしょう。あ、布袋さまのように福々しいお腹のおじさんがメニューを持ってきてくれました。グラシア〜ス。

ああ良かった、メニューはカタカナだ。ロモ サルタドは有名ですね。ゴローさんも食べていた。フレホーレスなんてのも食べていたけどフレホル コン セコがソレだろうか。

ビステックはステーキ、チャウファはチャーハン・・結構わかるもんだな、面白い。

こちらは前菜やスープかな。セビチェは聞いたことある、魚介の刺身というかマリネだな。チチャロンって豚の揚げ物と思っていたけど魚とかイカの唐揚げもあるのか。

チラピアフリタ・・ティラピア丸ごと揚げ?何それ食べたい!けど値段がないから休止中なのかな。

悩んだ結果、定番であろうロモ サルタドをちょっとひねって、その鶏肉版と思われるサルタド デ ポジョをお願い・・だめだ、発音が悪いのかオーダーが通らない。写真を指差したらわかってくれました。もしかして写真付きメニューなのは店員さんのため?

そしてペルー料理といえばインカコーラでしょう!とは言っても、大泉町ではそこら中で売っているのであまり珍しくない。強烈に甘いしな、お冷やでいいや。

布袋さまが「カライ、カライ」と言いながら持ってきてくれたのはなんだこれ。マヨネーズ?カライということはマスタード?

ちょっとなめたらマヨネーズのような・・おっ、後から唐辛子の香りと辛さがガツンと来た。ナマの唐辛子の鮮烈さで確かにカライ!でもおいしい!

ドーンと来ましたサルタド デ ポジョ!ペルーは中華料理が深く入り込んでいて、醤油炒めはメジャーな料理なのだと物の本で見たことあります。

醤油も甘味も強めのいかにも中華な炒めですが、上のトマトと下のポテトで一気にペルー感マシマシ!そうか、どちらもアンデス山脈あたりのご出身でしたね。

そして町中華のソレにはない、不思議な魅力の風味はもしかして・・

やっぱりキミか、パクチー先生!鶏肉にしたおかげでカオマン気分も出てきたじゃないか。カオマンといえば

ご飯はどんな感じなんだろ?メロン型にまとまった見た目はフツーのジャポニカ米ですね。

ところが食べてビックリ。もっちり感のない切れる歯ざわり、コメコメしい香り、まるっきりインディカ米じゃないですか。なんだろう、古米とかでそれっぽい風味を出しているのかしら。肉や玉ねぎと混ぜながら食べるのにもってこいです。

そうだ、カライソースを使ってみよう。まずは無難にポテト部から・・ンマ〜イ!ピーマンめいた香りとナマ唐辛子の辛さとマヨネーズのコクで無限ポテトだ。やっぱりインカコーラが欲しくなるね。

ゴローさんも大喜びの玉ねぎは炒めると甘味たっぷり、そこにカライソースをかければ甘い×カライ×インディカ風のコメ=破壊力!タンドリーチキンやマトンにもかけたい!何にでもかけたい!

布袋さまにニコニコと手を振られながらお店を出ます。アスタルエゴ〜!近い・ウマい・面白いの三拍子が揃ってはね、魚介とか他のメニューも試さなくてはいけないヤツだ。アンデスの恵み、まだまだ味わいマスよ〜!

アイユスレストラン 群馬県邑楽郡大泉町坂田 7-5-25

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