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焼鳥とドライカレーのコースがメインで、秋には松茸冬には真鴨と季節感たっぷり。西浅草のお気に入りだった「鳥輿」さんですが、なかなか都内へ行けない間に霊圧が消えてしまいました。
具体的に言えばGoogleマップでは閉業、食べログは掲載保留、お店のブログも更新されず・・え、ぶっちぎりでアウトじゃん!と思っていたら、突如ブログが復活しました。
浅草のお店をたたんで、日本橋小舟町にてリニューアルオープン!これは予約、予約だっ!
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人形町・三越前・小伝馬町それぞれの駅から徒歩6分程度、とんでもなく静かな空間にラスタな看板が見える。おお、この瀟洒なお店がシン・「TORIKO」さんか!以前の風格がありすぎる店舗に渋い「あひ鴨」の暖簾とは変わりすぎだ!
久しぶりに見る大将はベストなんか着ちゃってかっこよくなっている。カウンター10席くらい、奥に9人くらい座れそうな長いテーブル席が見えます。だいたい2倍くらいの客席数になりましたね。
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カウンター席に座ってまずは飲み物ですね。ビールは瓶のみ、お酒は松竹梅の樽酒、麦の青一髪を使った青レモンに青ザクロ。うむ、飲み物メニューは見慣れたモノだ。
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「本日の日本酒はこちらになります」
感じの良い女性店員さんがお酒メニューを手渡してくれました。お店が広がったので人員もプラスされたようですね。それでは屋守の冷たいヤツをいただきましょうか。
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焼き鳥メニューも変わらないようで嬉しいじゃないか。こちらの名物は炭火焼とドライカレー。では一番品数の多い一之宮で・・と思ったけれど、この日のお昼がウマくて食べすぎましてね、フルコースはちょっと持て余すかもしれない。
でもさび焼とづけの相鴨はどうしても食べたいので、両方が出てかつ品数は少なめの二之宮コースをドライカレー付きでお願いいしましょう。
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お通しというか小鉢二品を撮り忘れたけど、じゃこおろしと漬物でした。漬物がうまいの。こうなると本日の一品も気になるな〜。とろとろ里芋グラタンなんて、通常モードのお腹でしたら間違いなくお願いしているところです。
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初手はいきなりつくね!ふわりとしたつくねを噛むと旨味がじゅわんと広がります。秘密はカモとトリの合い挽き、らしい。カモパワーで間のネギも当然旨味が倍加するわけで、このひと串で徳利がカラっぽぞなもし。
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店員さん「こちらの珠韻がおすすめになります」
推しを伝えてくれるのはありがたや〜。ください、ください。
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ああ〜、さび焼さん、お久しぶり。お会いしとうございました。ささみは中がしっとりとくる最高の焼き加減、まあご立派な巨大わさびはすり立て。まさしく日本酒キラーです。3本くらい食べたい。
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手羽先の焼き色の美しさはどうですか。骨の部分は手づかみで、一番ウマい部分は肉ひと筋すら残さずいただくのだ。
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看板に「あひ鴨・まがも・純レバ」とあるように、こちらの3つの顔のひとつ、肝!食べたら思わずカーカカカと笑ってしまったので、阿修羅面で言えばきっと「笑い」!
そうでした、この肝は以前にレバーが苦手な友人食べまして、一発で改心してしまったこともありました。焼きすぎレバーの粉っぽさなんかゼロでしっとり、処理が雑なレバーの臭みなんてゼロで清々しい香りすら漂う。ひと切れでお猪口一杯が必要です。燃費が悪い、困る。
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ほ〜ら。あんまりおかわりするもんだから、とうとう徳利の口切りいっぱいまで入れてくれるようになったじゃないの。あ、これで珠韻はおしまいですか。では次から樽酒の冷や(常温)でお願いしましょう。
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出た!真鴨がいない季節ではたぶん最強であるづけの相鴨!ただでさえ旨味が詰まりすぎの鴨を味噌床に漬けるなんて、チートにもほどがありませんか?間にはもちろん鴨の伴侶であるネギ、上には大葉で爽やかさまでプラスなんて。
この辺で御不浄をお借りしましたらね、驚くじゃありませんか。清潔で広々として、フタは勝手に開くし。
店員さん「行きました?前のお店とは違うでしょう」
いやはや驚きました。以前のお店はホテルまでガマンしようかなと思わせる雰囲気でしたが、こちらは使い放題ですね!いやはや素晴らしい。
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かしわはいわゆる正肉。ちょっとネギマ。良いトリを見事に焼いているのが直に伝わります。やはり鳥輿さんの焼鳥は好みど真ん中だなあ。
お腹が減っていない状態でも最高に楽しめる恐ろしいお店ですが、最後の直線が残っているのです。ついでに言えば、大将は競馬が大好き。その辺の話がお好きな方はぜひどうぞ。
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はい来た!ドライカレーとスープのセット!注文してから炊くという今どき悠長で素敵なスタイルなので、早いうちから「シメはドライカレーで」と言っておきましょう。
カレーはプンプンと香り、カリッとくるお焦げはさらに香ばしく、ちょいとアルデンテなご飯はそのままツマミにもなってしまう。スープも鶏の滋味そのもの!こんなスープはアレをアレしないわけにはいきますまい。
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カレーを半分くらい食べたらスープ茶漬けじゃ!うずらが出てきてこんにちは、ぼっちゃん一緒にうまい、うますぎる〜!
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店員さん「こちらサービスです〜」
お酒が香るアダルトなシャーベットで見事なシメ。
大将「こっちのお店までありがとうございます。またね、真鴨とか入ったらブログに書きますんで」
なんですって、真鴨!そんなの食べます、来ます来ます。我らが鳥輿、復活ッッ!鳥輿復活ッッ!バンザーイ!!
そして後日、ホントに真鴨が入ってしまった!ので行きました。次回。
TORIKO(鳥輿) 東京都中央区日本橋小舟町1-4 ヤマサンビル 1F