どこでどうそんな流れになったのか、初めましてに近いAさんという方と2人で飲むことになりました。
場所はどこでしたっけ。ああ、宇都宮。じゃあ餃子・・はベタすぎか。かぶと揚げあたりかな・・え、海鮮が食べたい?宇都宮って栃木でしょ、グンマとタメを張る海なしゾーンでは・・
そんな時はお寿司屋さんに相談だ。よし、ここを予約してみよう。
宇都宮駅東口から徒歩10数分、東宿郷にある「鮨遊膳みのり」さんにやってまいりました。すぐ近くにある「みんみん宿郷店」さんはやっぱり行列。やはり餃子のまちの双璧は強いなと思えば、こちらのお店も「満席」ですって。みなさん飲食店に戻ってきたのですね。
ものすごい既視感はなんだろうと思ったら、2017年にこの場所で辛子蓮根を食べていた。客足が戻るお店もあれば、なくなるお店もあるのだね。無常じゃのう。
掘りごたつのお座敷席に案内していただきました。今回は10,000円おまかせコースでお願いしてあるので、選ぶのは飲み物だけ。あ、鳳凰美田がある。
でもカウンターじゃないから大きいサイズの方がいいな・・やあ、四合瓶があるじゃないか。黒龍の立派なヤツはちと恐ろしいので水芭蕉の純米吟醸を一本ください。
Aさん「それいただいていいですか?」
あ、のっけから日本酒いける方でした?ではおちょこ2つでお願いします。
にぎりメニューを見ると、マグロがなかなか迫力あるお値段。ホンマグロやインドマグロの良いところを仕入れているそうです。
いきなりそのインドマグロが漬けで来た!前菜に握りとは斬新な。
店員さん「お箸をお寿司の上あたりで割ってください」
え、割り箸を寿司の上で?よくわからんがパキっとな。
ワハハ、箸の先から金箔が降ってきた。こりゃおめでたいや。乾杯にもってこいじゃありませんか。
お造りはマグロにタイにサワラかな。関東で生のサワラを出してくれるのはありがたい。やっぱりお寿司屋さんは頼りになるぜ。
お次はタイラギの磯辺焼きですって。
Aさん「もちもちの貝柱を海苔で巻くと・・餅、これはお餅」
びよ〜んと伸びないだけでホント餅みたい。脳が騙される〜。
マコガレイの薄造りはポン酢でいただきます。夏に嬉しい白身の王様でゲスね。
ランチ寿司では食べる順番にちょっと困る茶碗蒸し。でもコースの途中なら大歓迎の茶碗蒸し。なんと表面に明太子のアンが張ってあって、混ぜて飲むようにいただくと面白おいしい。明太子だから酒に合うに決まっております。
そろそろ名残りのホタルイカは酢味噌でいただきます。ホタルさんは豊漁だったそうで、今年はよくお会いしました。これからの季節は同じく豊漁らしいカツオやイワシとお会いすることが増えそうです。
海老しんじょの挟み揚げがエビエビしくてうま〜い!斜め前の席に来た二人組が「明太茶碗蒸しとえびの揚げたのは頼もうね」と話し合っていたので、どうやらキラーメニューみたいですよ。
満を持して登場の握りだ!ズラっと並んだ7貫はなんだろ?
車海老・穴子・ウニ・卵焼き。穴子の美しい焼き色にうっとり。ウニはやはり海苔がやたらとウマいな。どこの海苔か聞きたかった。
トロにアカイカ、赤貝にコハダ。いかにも江戸前なネタもビシッと決まって・・なんだか当たりが柔らかな酢飯だねと思ったらほんのり赤い。なるほど赤酢なのか〜。えへへ、おいしいなあ。
デザートまで出ちゃって満足コースじゃありませんか。
お寿司屋さんに相談してよかったねということで、宇都宮海鮮の会は次回も開催の運びとなったのでした。
鮨遊膳みのり 栃木県宇都宮市東宿郷3-13-6 吉田マンション1F