揚げ続けて42年超!とんかつマスターの技と自家製ソースでいただくカキフライを前に、大盛りライスは秒殺されてしまうのでした 笹りんどう(邑楽郡邑楽町)

なんだか暖かい日だなあ・・と思ったらもう2月半ばじゃないか。この冬はカキ摂取量が少なかった気がするけどまだ遅くはない。カキフライだ、カキフライをキメるぞ!

カキフライといえば洋食屋さん、とんかつ屋さん、海鮮料理屋さんのランチあたりかな。季節ものだから店頭に行ってみないとわからないところはあるよね。

Googleマップで近所のお店を見てみるか・・おお、このとんかつ屋さんはレギュラーメニューに書いてあるじゃないか、行ってみるとしよう。

やって来たのは邑楽郡邑楽町。大根村という牧歌的な名前の交差点近くにあります、とんかつの「笹りんどう」さん。この辺りが自販機コーナー銀座だった大昔からず〜っと営業されていると思います。なお自販機コーナーは全滅しました。

ず〜っとあるお店だけど、ずっと前に1回しか入ったことない。なぜなら駐車場と道路の境目にちょっとだけ段差があるから。普通の車ならなんの問題もない程度だけど、ひどいシャコタンばかり乗っていたもんで・・

店内はテーブル4・5卓。お座敷席は現在使用されておりません旨が表示されています。1番乗りのようですね。ではテレビ前のテーブルをいただきましょう。

ランチタイムはどれも税込で千円に届かないお手頃価格。ミックスならカキも入るじゃないか・・だけど残念、本日は日曜日でござった。

カキフライ定食1,200円、確認!ついでにヒレ重とカツ重の文字も確認してしまったからさあ大変。カツ丼大好きなのよね・・メトロノームのように振れはじめる心。

刺身盛合せなんかもあるのか。松竹梅の梅は4,000円!なんなの、舟盛り?

つまり宴会とか集まりに使われるお店なんだろうか・・と思っていたらお客さんが入ってきて、「この後12人から14人くらいで来ますんで、メニュー貸してもらえますか」だって。うん、使われているね。

いや待て、調理担当の方はどう見ても年配のご主人一人、さっさと注文しないとエラいことになるぞ。当初の目的通りカキフライ定食、願いま〜す。

やたらと貼り紙が多いのが面白い。マヨネーズは使う分だけなんて注意書きもあるし、寒い日こそ肉を食べて体力を付けなんてセールストークもあるし、なんとソースは42年以上続く自家製です。なんて神々しい文字列まで!カツ重ではソースを楽しめませんからね、これは正解だったらしい。

瓶コーラの自販機が冷蔵庫として現役稼働中なのも素敵。

おおむね15分で登場したカキフライ定食はなんというグッドルッキング!しかし・・グッドすぎるというか・・量多いな。

あわてて注文したからご飯少なめコールを忘れていたよ。見事にグンマ盛り、丼寄りの大きな茶碗におてんこ盛りだよ。大盛りにしたらどうなっちゃうの?

御本尊たるカキフライはキツネ色のお手本のような美しさ。ご主人の確かな目で選ばれたであろうカキは・・デカい。しかも5個もある。なるほど、ご飯があのくらいでないと釣り合わないね。

味噌汁はパッと見では分かりませんが、玉ねぎ油揚げ豆腐とゴロゴロ具沢山。出汁もきいて美味しいなあ。

山盛りキャベツの裏にはデザートのミカンまであるじゃないか。そういえば以前に来た時は帰りにミカンを1つ2つもらったような気がする。

パセリは食べちゃう派と言うか好物なんですが、大ぶりで新鮮で嬉しいヤツでした。

マカロニサラダはマカロニより卵が幅を利かせてマヨ感控えめ、カラシがほんのり隠し味でこれまた美味しい。フライ用のカラシもたっぷりなのが頼もしいですね。

冷奴とキュウリで衣や熱による口内ダメージのケアも完璧である。

ではウワサの42年超・自家製ソースをかけて・・ひしゃくでかける工程がもう美味しい。

マヨネーズはいらないか。せっかくの自家製ソースだからキャベツもそれでいこう。

左側の2個はレモンだけでカキの味を楽しんで、センターのカキはどっぷりソース漬けにして大量のご飯を引き受けてもらうのだ。残り2個にはレモンとソースを適量・・ホイホイと準備完了。

ザクっ・・あっちちぃ!小籠包かよと言いたくなる勢いで飛び出すカキジュース!うめぇえ〜。こぼれた汁は白メシでしっかり受け止めないとな!

ソース漬け爆弾投下!キャリア42年超、練達の士により揚げられた衣にソースが染み渡り、サクサクとクニュクニュの対比がたまらない。

想像より粘度が低くてサラサラ、酸味の強い濃いウスターといった感じのソースは見事なメシ泥棒。カキ不在でも衣とソースでオカズになるんじゃないだろうか。ソースの染みたキャベツもしっかりメシが進むので、やはりご飯てんこ盛りは必然であった。

残り1ピースでご飯は2口と半分くらい、キュウリ1切れに味噌汁2すすり分。完璧なペース、完璧なフィニッシュ。いやはや、満腹だ!

適度に厚いザクザクなパン粉の衣、カキが一番美味しいところに合わせる見事な火加減、主張が強い自家製ソース・・今年度のカキフライ欲を一撃で充足させていただきました!次はとんかつだな、つるサイズで十分そうだなこりゃ。

笹りんどう 群馬県邑楽郡邑楽町石打1114

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