オムライス食べたいな、オムライス。ふわトロとかたんぽぽとかシャレたのでなくて、花山薫が食べるようなアレ。薄焼き卵巻きでケチャップが映えるの。
近所にあったかなあ…一年半くらい前に行った洋食屋さんのメニューにそれっぽい文字列を見たような。行ってみよう。
もはやリトルブラジルを超えたリトル南米・大泉町の文化むらという施設のすぐ近くにあります「キッチンしみず」さん。
一本路地に入るので、行こうと思わないとなかなかたどりつきません。駐車場はそれっぽいスペースが数台分あります。
8/14・15お休みですと書いてある通り、この日はお盆のど真ん中。つまり暑い、バカ暑い。
おかげでオムライスで来たつもりが、黒板の「冷たいパスタ」を見てしまって完全に気が変わった。冷やしイタリアン始まってましたおめでとう。
カランカランとドアを開けると一番乗り。ご夫婦らしきお二人が明るく出迎えてくれました。5卓ほどあるテーブルの一つを占拠しちゃいますよ。
冷たいパスタをお願いしますとノールックで言ってしまったので、レギュラーメニューを撮り忘れた。
これは以前のモノですが、ビーフステーキとビーフシチューがナシで、あとはだいたいこのまんま。1年半経過したというのに、なんとお値段もこのまんま。このご時世にすごい営業努力をされていますね。
ちなみに当初の目的は定番オムライスってヤツです。定番というからきっとアレのはず。
サーっと運ばれてきたスープとサラダ。スープファーストで行きますか。落ち着いた味が染み込んだことにより、胃袋がアップ完了を伝えてきます。
ちっともミニでないミニサラダ。和洋折衷ドレッシングが爽やかで、食えば食うほど腹がへる!
サラダを食べ終えた頃に登場しました、冷たいパスタ トマトコンソメジュレ。えっ、パスタに氷?と思ったらコンソメジュレだった。
トマトの海にひょっこり浮かぶカッペリーニの島。てっぺんにはヤシの木ならぬ追いトマト。赤と白なのに、なんだかものすごく涼しげに見えていいですねえ。トマトの赤って涼しいよなそういえば。そんな色の器を作って枝豆を入れたくなる気持ちもわかる。
よく混ぜてどうぞとおっしゃったので最初からグルグル混ぜます。トマトソースとジュレがよ〜く行き渡るようにグルグル、グルグル。
ひんやり冷たいところを一口のもとに頬張れば、プチチチンと威勢よく弾けるパスタ!なんという歯切れよさ、気持ちいい〜!冷やしの一番のメリットはココだよな!
コンソメのイノシン酸とトマトのグルタミン酸、ダブル旨味の素をたっぷり絡めたパツパツのパスタ。すごいぜ冷やしイタリアン、冷やし中華も涙目だよ。
パスタから漏れて残ったソースはスプーンですくってガスパチョ気分。このセットで900円はバチ当たりだなあ。
マスターが「お口に合いましたか?」とニコニコしています。合いすぎて困りますと答えましたとも。お愛想じゃないよ、次こそ定番オムライスをいただきに上がりますよ。
キッチンしみず 群馬県邑楽郡大泉町朝日5-22-21