ハモと松茸のしゃぶしゃぶって、一体どこの至高の五大鍋ですか? かもし家(宇都宮市・東武宇都宮駅)

6月に走り、9月に名残のハモしゃぶをいただいた宇都宮の「かもし家」さん。10月には秋鱧と松茸のしゃぶしゃぶコースを出すと聞いてしまって、もちろん即予約してしまったのでした。まだまだハモは名残惜しい上に、松茸まで一枚かんでしまっては仕方ありません。

さあ予約の当日だ。お店の前には「本日予約で満席」の札が。人気店ですねえ。

店内はカウンター数席と座敷が2つ、そしてカウンター後ろに2人様の小さなテーブル席。鍋なので2人席へどうぞと促されます。

ハモと松茸のしゃぶしゃぶコースは12,000円だったかな。これからすっぽん鍋ととらふぐ鍋も始まるそうで、すでに4回目の来店にリーチがかかった格好です。

かもし家さんという店名だけに、全国の佳醸が勢揃い。ひやおろしの文字に秋を感じるなあ。まずは秋田の山本をいただきましょう。

山本サンセットオレンジは名前とラベルの色から熟成されたひやおろし‥と思ったら、シュワっとガスを感じるフレッシュ生酒でした〜。最初の一杯二杯にふさわしい爽やかさ!サンセット感もオレンジ感もないけど、ヨシ!

色とりどりの前菜はカボチャときのこの和え物・ハモと小松菜・おひたしイクラ添え・イチジク白和え・煎りたてぎんなん・アンキモ。全力で秋じゃないですか〜やだ〜。

ぎんなんって何がうまいのかよくわからんけど、なんてうまいモノなんだろう。しゃぶしゃぶ前にハモがフライング登場しちゃうし、イチジクが謎なくらい日本酒に合うし、アンキモは順調に太ってきているし、しあわせだなあ。

お造りはマグロ・マダイ・タコ。ここのお造りは何をどうしているのか、熟成なのだろうか、とにかくとんでもなく旨味が深い。やっぱり刺身って切って並べるだけの料理じゃないんだね。

お次はサプライズ、松茸のフライ!もう一度言います、松茸のフライ

シャオっと衣を噛み破れば、たちまち口腔内を満たすあの香り!シャッキシャキで心地好い歯ごたえ!もしかして、松茸そのものを楽しむにはフライが一番なのか?

とんでもなくおいしいものを食べるとすぐになくなってしまうのがお酒。ご当地鳳凰美田の初しぼりに加勢してもらいましょう。

フライの余韻嫋々というところで、主役たるハモと松茸のしゃぶしゃぶがセッティングされました。

‥おいおい、しれっとすごいのが置かれたんですけど。

松茸ドーン!ハモドーン!出会いの二人がドドーン!これが一人前なんて嬉しくてメガネが曇りそう。

丁寧に骨切りされたハモの美しさ、ざっくり裂かれた松茸の豪快さ。うわぁ〜!

ハモの骨で取ったというダシが熱くなってきましたよ。松茸はちょっと煮て香りを出してあげて、ハモはサッとしゃぶしゃぶして食べてくださいとのことです。

松茸を先に投入、ちょっと待ってからハモをしゃぶしゃぶして、綺麗に花咲いたところで引き上げる、と。

ハモの脂がのってムッチリした白身の味、そして松茸の冴えわたった風味がハモの旨味に弾みをつける!うわあ〜!

松茸の味とハモの味が溶け込んだ出汁!そこを泳がせた野菜の爽やかさ。あまりのうまさにビックリした舌を蘇らせ、また松茸とハモの対決をうながすのだ‥と、ナントカ雄山氏が言っていましたけどホントだね。そして豆腐がバカみたいにうまくなる。しゅごい。

ああうまい、まあうまいと鍋をつついた後はさらにお楽しみタイム、雑炊です。ご飯少なめでお願いしたところ、どうですかこの出汁の比率は。

ハモと松茸の旨味と香りを全て吸い込むご飯の偉大さよ。これぞ美味の真の真‥って海原ナントカ氏が言っていました。あまりに純粋で素直なおいしさに丿貫老も大満足でしょう。

やはりかもし家さんの鍋は一味も二味も違う、違いすぎる!こんなのすっぽんもふぐも食べなきゃウソでしょ!というわけで、12月にふぐの予約いれちゃったのは是非に及ばず。あれ、今回のハモと松茸、次のふぐとその次予定のすっぽん、どれも五大鍋のメンバーだね‥是非に及ばず〜!

かもし家 栃木県宇都宮市中央5-17-20

前回はハモのしゃぶしゃぶでした

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