岡山の至宝「マスカットジパング」たっぷり、そして器はバカラ?やんごとなきパフェにフルーツ王国の矜持を見ました くらしき桃子 総本店(倉敷市・倉敷市駅)

秋だから果物食べたい。秋でもいつでも温泉行きたい。果物と温泉‥山梨か岡山だろうか。

以前に倉敷の有名店で食べた桃パフェがすごくうまかった。そのお店で今度はシャインマスカットのパフェを食べて、蒜山近くの温泉に行く‥いいじゃないか。

さっそく宿を予約して出発だ〜!と思ったら、山陽道の赤穂付近がトンネル火災のため長期通行止めと出鼻をくじかれた。神戸で友人を拾い、まさかの四国経由で岡山へ。瀬戸大橋からの眺めが素晴らしかったので、ヨシ!

岡山に入り、最初に来たのは倉敷の美観地区です。自ら名乗るだけあって、ものすごく美観です。テキトーに写真を撮るだけで一丁前の腕になった気になれます。

目指すは旧大原家住宅の近くにあります「くらしき桃子 総本店」さん。前回はすぐ近くの倉敷本店さんだったような‥なんで本店が2つあるのだろう。HPに両方仲良く並んでいるので本家と元祖の争いというわけではなさそうだし、どっちもすごいってことでいいですかね?

土日祝日は整理券をもらって待つような大人気店。そこを見越して平日に来てみたところ、してやったり。見事に行列ゼロだぞ。

シャインマスカット一点張りで来たつもりが、いちじくや洋梨など普段目にしないフルーツを見ると少し心が揺れちゃうわね。特にいちじく好き。

黄金桃にオータムスペシャル‥おいおい、揺れるどころか千々に乱れてきちゃったよ。

右下のクリスタルパフェってなんじゃろ。岡山でしか栽培されていない「マスカットジパング」を贅沢に使用‥?ご当地限定の希少フルーツ、コレだコレ!ドリンクつき3,520円という迫力のお値段ですが、旅先の昼メシと思えば問題ナシ。

先に注文と会計を済ませて、2階のお席にどうぞということで急な階段を登ります。

あらムードたっぷり。おひとりさまはカウンター席で美観な通りを見ながら食べることができるので、どう転んでも素敵なパフェタイムとなるわけだな。

まずはセットのアイスアメリカーノ。タピオカでもすするような太くたくましいストローだね。やはりストローはプラに限る。

友人はホット生姜グレープフルーツなんて耳慣れぬものを注文したようです。ちょっともらったらスパイシーで未知なお味。本当にグレープフルーツなのだろうか。お腹があたたまるのは間違いないので、冷たいパフェとの相性が良さそう。

なぜクリスタルパフェかというと、なんとバカラのクリスタルを使用しているそうです。このプレートはバカラのアラベスクだって。はえ〜、綺麗なもんですねえ。

バカラのプレートの上にバカラのグラスで登場、クリスタルパフェ・至福のマスカットジパング!隠しきれない、いや隠そうともしない魔力高貴さはフルーツ王国を統べる女王の風格、間違いない。

友人は黄金桃パフェなんて渋い一手を放ちました。ひと切れくれるんですか?やった!

しっかり固めの果肉に歯を立てると、小籠包もビックリの勢いで噴きだす果汁!なんだこれ、水分含有率120%?みずみずしいなんてレベルじゃないよ!黄桃なんて缶詰用とか思っていて申し訳ありませんでした。

つまりこのマスカットジパングさんも皮を破ればドバドバと来ちゃうのか?

しかしパフェを食べる時はいつだって最初の入刀が問題だ。まあここまで積み上がるとテッペンからだよね。

そっとフォークを突き立て口に運ぶと‥皮パリッからの、ブッシャー!果汁200%の大洪水!香りも甘味も高貴ですごく‥すごいです。握りつぶして桶にでも入れておけば勝手に貴腐ワインになってしまうんじゃないだろうか。「至福の」という名に偽りナシであった。

飴細工には金箔と、どこまでもファビュラスゴージャス。

そうだ、地層を見学しないと。もちろんカサ増しシリアルはございません。それっぽいのはクランブルやアーモンドスライスだったりして、しっかり意味ある歯ごたえと風味なの。

しかも繋ぎ目は生クリームと思ったらクリームチーズだったり、とんでもなく凝っています。

むむ、なぜパフェに紫芋が?と思ったら違った、葡萄のソルベだよ。そりゃそうだ、岡山で紫ならそっちだよな。このソルベがまた単品でもアリな美味しさ。ものすごく葡萄。

底の方にはライチのジュレなど、マスカットジパングの美味しさを堪能した後は様々な風味が互いちがいに味自慢、デカいパフェでも全く飽きません。フルーツ王国の実力をこれでもかと見せつけられました。

パフェの後は大原美術館を見学して、倉敷市駅につながるえびす通商店街を散策‥おや友人がいない。どこ行った。

友人「そこの肉屋さん!コロッケ40円だって!買っちゃった」

中松警部もシッポを振ってしまう肉屋さんの揚げたてコロッケが40円だと‥?そんなの事件だ。店構えから素敵な「肉のいろは」さんですか。

ここで食べろとばかりにいくつかベンチが設置してあるのも憎いところ。アツアツのところをいただきま〜す。

丁寧にマッシュされたイモがなんと優しいことでしょう。そのまま立ち食いも楽しいけど、箸で平たくつぶしてソースビタビタにしてご飯をかきこむ、いわゆるこち亀式が似合うリアル下町コロッケだ。うんめえ〜。

やんごとなきパフェと素朴一直線のコロッケ、どちらも大変おいしゅうございました。よ〜し、腹ごしらえしたら温泉だ温泉。山の方へ出発〜。

くらしき桃子 総本店 岡山県倉敷市中央1-3-18

肉のいろは(いろは食品 阿知店) 岡山県倉敷市阿知2-16-41

コメントをお待ちしています。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。