【部屋編】かけ流しの客室露天風呂、地酒、そしてはんざきさん!世のちり洗う湯原温泉! 湯の蔵 つるや(真庭市湯原温泉)

美観地区でご立派なパフェをいただいた後は吉備津神社にお参りして、その後一気に北上、山の方へと向かいます。

本日のお宿は露天風呂「砂湯」で有名な湯原温泉の「湯の蔵 つるや」さんです。駐車場は道を挟んだところにある市営駐車場を無料で利用できます。

チェックインして出迎えてくれるのはオオサンショウウオ、この辺の呼び名は「はんざき」さん。半分に裂いても生きていそうとか、よく考えなくてもひどい名前にしたもんです。

なんでも湯原温泉近くにはオオサンショウウオの生息地があって、はんざきさんはすっかりマスコット扱いということですよ。

綺麗な中庭だな〜なんて見にいってみると、

はんざき地蔵もいた〜!半分に裂いても生きている→長寿のシンボルだそうですが‥物理ダメージと長寿って話が違わない?そこはいっしょくたにHPということでいいのか。

魯山人曰く、食べると山椒の香りがするからサンショウウオらしいです。小さいサンショウウオの燻製は食べたことありますが、燻しすぎで香りも何も、ほぼ炭を食わされたようなもんでした。焼酎漬けを「飲むバイアグラだガハハハ」と言っていたおじさん元気かなあ。

あれ、本物のはんざきさんもいるじゃない!ゆ〜らゆ〜らと動いているような、水に身を任せているだけのような。50年くらいこちらにいるらしいので、なるほど長寿だ。

あまり動かないのに見ていて飽きない。かわええなあ。でも実は動くものに反射的に噛みつく生粋のプレデターらしいので注意、注意〜。

部屋は檜露天風呂付き特別室をお願いしました。10畳の和室には最初から布団が敷かれています。例の流行り病以降、客室係の方との接触を最小限に抑える工夫のようです。いきなり寝っ転がることができてありがたいですね。

旅館の嬉しいスペース、広縁もバッチリ。

次の間6畳にはテーブルとお茶セットがあり、なんとお茶菓子まではんざきさん。そんな目で見られては食べにくいぞ。

おや、ごんじりのような小袋入りタクアンもあるね‥おおそうだ、確かコレが必要なサービスがあったはず。フロントに行ってみよう。

ここつるやさんは「湯の蔵」というだけに元酒蔵だったそうです。というわけで、なんと地酒の試飲を楽しむことができるんですって。

武蔵のひやおろしに武蔵の梅ざけ、そして濱乃鶴純米。どれもとんでもなく後口スッキリ水の如し、なんとなく新潟感があるような。武蔵はひやおろしらしい熟成感が残って好みのタイプだ。夕食の時に頼もうかな。

でも夕食の前にアレだ、この部屋を選んだ理由である檜露天風呂に浸からなければウソでしょう。客室露天で源泉かけ流しという湧出量の暴力。思い切り手足が伸ばせるゆったり檜風呂は新鮮な湯で満ち満ちて、否、満ちすぎてこぼれています。

それほど温度が高くなく、外も涼しい季節。つまり困った、いつまでも出る踏ん切りがつかない。ず〜っと入っていたい。

もっとも部屋にあるんだからいつでも入れるじゃないか。涙を飲んで上がってみれば、尋常でなくお肌ツルツル。高アルカリ美人の湯という触れ込みにいつわりナシでした。

すっかり暖まってゆるゆるになったところで夕食の時間が近づいてまいりました。風呂に入っているだけで全てが自動で進行する。やっぱり温泉旅館はこたえられないなあ。

湯の蔵 つるや 岡山県真庭市湯原温泉144

伊勢海老尽くしの夕食

ひと口カレーが嬉しい朝食

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