時代は天せいろならぬフラせいろ?アジフライと二八そば、ちょっと変わっているけどすごくいいぞ にしけん(太田市東別所町)

完全予約制の海鮮和食「にしけん」さんが予約不要のランチを開始していて、フラリと入ったらさあ大変。脂ノリノリのアジやぷっくり太ったカキを薄い衣で閉じ込めたフライがまさしく絶品でした。フライ観が変わった、本当に。

ランチは日曜のみの狭き門。それでも行かねばならぬのだ。

よしよし、蕎麦とアジフライ定食のノボリが立っているぞ。今日は蕎麦を攻めてみようかな。

大変うまかったと口をすべらせたところ、母と母の友人もついてきてしまいました。生ガキはダメだけどカキフライは好きなんですよね、母。

とりあえずカウンター席に案内していただきましたが、すぐに奥の半個室を準備してくれたようです。ありがたいなあ。

しかし移動の際、危険な冷蔵庫の前を通るハメになるので注意、注意〜。うう、花邑やら而今やら‥今年のテーマは減酒なんだからやめてくれ。

本来は夜だけの完全予約制。おまかせコース3種類か〜、どんなおまかせなんだろ‥減酒もへったくれもなくなりそうな予感がする。

ランチメニューはごくシンプルです。ざっと2種類で、まずは極 アジフライ定食

そして自家製粗挽き二八そば。あとは卵かけご飯をつけるかとか、そのくらい。

この日は限定メニューもありまして、まずは前回と同じカキフライも付くあじかき定食。そしてもう一つ、なんとサンマ定食ですって。やっぱりフライなのかな。

むむ〜、サンマうまいか美味しいか‥サンマ定食か初志貫徹で蕎麦か‥え〜い蕎麦だ!でもフライも食べたいから単品のアジフライつけちゃう。天せいろならぬフラせいろを願いま〜す。

今考えるとサンマ単品と蕎麦がベストだったような。

まずはアジフライが登場。キツネより淡い焼き色の、見るからにフッカフカであろうボディにヨダレがとまりません。

サラダもまたうまいんだよな〜!酢とコショウがビシっと効いた、キューピーイタリアンドレッシングをさらにシャープにしたような味わい。毎朝食べた〜い。

レモンだけでふわっ。タルタルをつけてサクッ。ソースとカラシでややジャンキーに。どう食べてもうまい。

アジそのものがとんでもない上に衣がすごい。粒子が細かくてふわふわで、本当に揚げ物‥?いや、油を使っているのかさえ不安になるほどクドさがないのよね。おかげでフライなのにビールより日本酒を呼ぶ気がする。

干物とか食べても思っていたのですが、長崎産のアジがプロ中のプロの手にかかると美味しくなりすぎやしませんかね?

フライをある程度楽しんだところで蕎麦に行きますかーっ!蕎麦もいいけど器もいいねえ。

挽きぐるみのような色合い、星まで入った田舎そばらしい見た目ですが、見事に均一な切り幅や肌の瑞々しさは田舎のソレではない。あの〜、見ただけでもうおいしいのですが。

卓上に岩塩があったのでちょっと振ってひとすすり。ずるずる。ふあ〜胸のすく香りだ〜。軽く噛むともちっとして気持ちいい。もう一回楽しむべく噛もうとすると、スルルっと勝手に喉の方まで行ってしまった。その喉ごしがまた気持ちいい〜。

汁とワサビでずるっと。そばの香りが来てから、カツオの香りとものすごい汁の旨味が広がる。粗挽きのちょっとざらついた肌に汁がたっぷり乗るワケだな。

香りと食感と喉ごしにうまい汁、見事に揃った素晴らしいそばだなあ。良い粉を見事なウデマエで二八で打ったらこうなってしまうのか。海鮮のお店でなぜこんなそばが出てしまうんだ。

汁がうまけりゃそば湯もうまい。そば粉は後入れっぽい。みんなフライの方を食べているからね。

おっと、そば湯でほっこりもいいけど、アジフライの残りもね。フワリと軽い衣はフライでありながら天ぷらのようでもあるので、そばの良きバディなんですよ。骨せんべいまでバリバリかじってごちそうさま。

母もカキフライが大いに気に入ったようです。これは‥やっぱり夜も覗いてみないとダメでよね〜。インスタによるとアンコウ鍋なんかもお願いできるらしいぞ。寒いうちにひと鍋行きたし!行くべし!

にしけん  群馬県太田市東別所町148

前回(前日)のアジとカキフライ定食

コメントをお待ちしています。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。