海なし県だけど素敵な寿司屋でおいしく昼飲みをしよう 寿司割烹 よし喜(宇都宮市)

最近お気に入りである栃木県の首都、宇都宮宇都宮名物と言ったら餃子!なわけですが(しもつかれ?知らん)、実は裏名物と言いますか夜の名物がありまして、その名も「かぶと揚げ」!

強そうな名前なのでどんなものかしらと検証に来たわけでありますが、何を間違ったのか11時半頃に宇都宮に到着してしまいました。「かぶと揚げ」は夜の名物だというのに・・・

腹もへったしナイスなランチはないかとプラプラ歩いておりましたら、「寿司割烹」という頼もしい看板がありまして、しかも見ていたらちょうどのれんがかかった!車はもう置いちゃったし、寿司屋で昼飲みいっちゃおうかしら。

おいなりさんランチが550円・・・ちょっと安すぎやしませんか?本当に寿司割烹なのか不安になりますが、これはきっとランチメニューゆえのサービス価格なのです、たぶん。なるほど、ランチでは寿司にうどんがつくみたいですね。

ランチでないメニューは・・・ああ、店の側面に回ったらありました。特上2600円は相場ですね。鉄火丼が1700円でが3200円!倍近い。の方は相当モノに自信があるな・・晩酌セット2000円も非常に気になりますが、うら巻1700円ってなんだろう?

・・・入ればわかるさー!

のれんがかかった直後ですので当然一番乗りです。臆せずカウンターにどっかと座りましょう。目につく席はカウンター4・5席と小さなテーブル2つ。でもなんとなく奥に座敷がありそう。

穏やかそうな大将と、これまた優しそうな、たぶん奥様がニコニコしています。えーと、とりあえず「四季桜純米」をください。

あ、しまった。カウンターの壁際に座ってしまったので壁のメニューがよく見えない。昼飲みなら刺し盛りで一杯やって数貫握ってもらうのがベストですが、今日は夜のかぶと揚げが主目的だし、ここは初めての店だしなーと考えた結果「特上にぎり」をオーダー。

まずは四季桜純米が到着。ありがたいありがたい・・おや、お通しはぬか漬けなのですね。コリコリ・・・ぎゃー!ウチのぬか漬けの8倍ウマい!!なんですかこの生野菜のような歯ごたえと爽やかな酸味のバランスは!!ウチのはあっという間にクニュクニュ、味も古漬けになります。ええ、ぬかの管理はテキトーですとも。

漬物がウマい店はもうそれだけで最高なので、ここの最高は確定しました。

大将「まずはうら巻になります」

おお、これがうら巻ですか・・・って、あら!カウンター席の出っぱりはなんだろうと思っていたら、ゲタでなくここに直接置くのね!

これはもう店を清潔に保たないとできないワザですが、そういえば店の隅々までピカピカに拭い清められております。

ではうら巻にいきましょう。うむ、確かにうらだ!見た目は太くないカリフォルニアロールといったところでしょうか。一回しか食べたことがないので詳しくはわかりませんが。

とにかく断面が美しいというのは確かです。

メインは三種、マグロたたき・きゅうり・自家製っぽいタクアンですね。そして海苔、大葉、ゴマが脇を固めるといった構成。細切りキュウリとゴマの組み合わせはミスター味っ子を思い出します。ではいただきましょう。

マグロうまい!タクアンとキュウリの歯ごたえの競演も楽しい!綺麗で美味くて楽しいぞ!これは目に楽しく酒もすすみます。

特にタクアンがいい味をつけていますねー。売ってくれないかしら。

ここで粕汁が登場。寿司屋で粕汁って初めてかもしれん。ズズー・・・(ウマさとか郷愁とかいろいろで声が出ない)

なんですかこれ、泣けるレベルのうまさ・・!無論酒に合わないはずがない。

うら巻、粕汁、うら巻きとテンポよくお酒を飲んでいたら握りが登場。まずはエビイカ。まあ、私好みの小さめに美しく握られた握り。ネタが極厚!とかシャリがおにぎりみたい!とかいったヘンテコな寿司とは違う、美しいお寿司です。もちろんネタも海なし県のレベルではない。ウマいぞー!

マグロヒラメ(たぶん)!高級なネタもビシッと形が決まってウマそうです。シャリのほぐれっぷりも適度。うーん、やはり非常に美味しい。食べていて思わずニヤニヤしてしまうのが正しい寿司の姿ですよね。というわけで大将、無言でニヤニヤして気持ち悪かったと思いますが、喜んでいたのでご勘弁を。

お子様のアイドルであるイクラとオトナのお楽しみウニ!二大軍艦の登場にお酒が足りるわけがありません。残り2・3貫として、この2貫を合わせて300mlの冷酒もう一本を頼むと・・・軽く空くという結論に至りましたが、やはり本日は夜飲みがメインですので

宇都宮のお隣市貝町の銘酒、惣譽の純米吟醸一合でお願いしましょう。

そして来たのはカズノコ!・・・カズノコ?ちょっと驚きましたが、実は好物なのでうれしい。シャキシャキという音も楽しくいただきましょう。

その昔、埼玉の寿司屋でタラコにウズラの黄身を落とした巣ごもり軍艦をいただいて美味しかった記憶がありますが、海なし県の寿司に魚卵は必須なのか。

ツメの描く線がまるでフレンチのような美々しいアナゴがやってまいりました。偉そうなことを言えば、寿司屋さんの尺度はアナゴとかコハダのような手が入ったネタじゃないかと勝手に思っております。もはや最高が決まっているこちらのアナゴは・・・

と思ったら、玉子も来た!アナゴに厚焼き玉子、職人さんの腕の最大の見せ場を最後にもってくるとは!なんて展開を分かっているお方。お味はどうだったって?内緒ですよ・・・

とにかく清潔でひたすら真面目なお寿司屋さんです。気に入りすぎた。次は刺し盛りうら巻きぬか漬けでバッチリ飲むんだ・・・もちろん締めはアナゴと玉子ですとも、ええ。

 

寿司割烹 よし喜 栃木県宇都宮市元今泉3-9-8 高橋コーポ第2 1F

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