トンカツ慕情・長野編 とんかつ丸一・上諏訪店(諏訪市・上諏訪駅)

長野の昼夜逆転開発者、Mるくまと来てしまった名古屋多治見ですが、今回が最後。モーニングも楽しんだところで、長野に向かいましょうか。

Mるくま「今から長野に帰るとちょっとお昼には早いですが、どうするんですか?」

うーん、養命酒の工場見学とかいいかなー思いましたが、今日は予約でいっぱいみたい。天気もあまり良くなさそうだし、インドアの観光といったら信州みその工場か、私の趣味のとある美術館しかないですね‥

Mるくま「どこでもどうぞ!」

じゃあとある美術館で!ああそうだ。帰る前にね、昨日お世話になったKちぃの放置バイクにサインしていきましょーね。

Mるくま「放置する方も落書きする方も‥」

一番悪いのはトイレのステッカーなんか貼っているKちぃだ。

とある美術館というのは、飯田市にあります「川本喜八郎人形美術館」さんです!うわー!!ほらほら、諸葛孔明人形の背後に出師がががが!!これは泣く!!

Mるくま「なんですかこれ」

かっ、川本喜八郎先生を知らんのかっ!この大ばぐ者ッ!

Mるくま「あー、人形劇三国志の・・って、世代じゃありませんがな。そもそも三国志をよく知らない」

私の体内には三国志液と水滸伝液が流れているというのに‥なんてことだ…虞や、虞や、若を奈何せん…

Mるくま「それ項羽と劉邦な」

そうでしたっけ‥まあそちらの人形もあったから、よし!

素晴らしい人形を見てすっかり興奮しました。呂布張飛、控えめに言って泣くほど欲しい!

Mるくま「たしかに人形はすごかったし、上映されてた人形アニメもよかった。面白かったですね!‥けど、それはそれ!早くお昼を食べましょう」

なんとロマン不足な人間だ‥えーと、飯田から車で1時間ほどの店に向かいまーす。

Mるくま「それってもう僕の地元では」

そのとおり!諏訪市とんかつ専門店、丸一・上諏訪店」さんです。下諏訪町に本店があるそうですね。

Mるくま「下諏訪の本店は知ってますが、支店なんてあったんですね」

あれ、地元の有名店じゃないの?

Mるくま「有名かもしれないけど、外なんか出ないからね‥知らんよね‥」

それは失敬。ところで駐車場が広いらしい支店にしてみたのですが、それでも残り1台。お店には入れるのかしら。

店員さん「お二人様ですね。カウンター席にどうぞー」

ギリギリ空いていました。よかった〜。

メニューはいかにもとんかつ専門店らしいシンプルさです。ここであえてとりの唐揚げ定食とかいってみますか。

Mるくま「・・むーん、全体的にちょっと勇ましい金額ですね」

そう?とんかつならこんなもんでしょう。とんかつをいつでも食えるくらいが偉すぎもしない、貧乏すぎもしない、ちょうどいいってもんよ。

Mるくま「いやいや、いつでもコレを食べられるのはちょい偉すぎ」

こっちはおつまみと飲み物メニューか‥ふおぉっ!?

Mるくま「馬刺しの三文字を見つけてしまったか!ちょっと待って。ここで飲まれたら帰りの運転は」

ちなみにMるくまくん、車の運転は?

Mるくま「なんとゴールド免許だし、AT限定ではないのでオーヤマさんの車もバッチリ」

おお、それでは飲んでもOK?

Mるくま「(5年間車に乗らないと、自動的にゴールド免許に)」

ボソッと言ったのが聞こえてしまった!いいです、「馬刺しで昼飲み」は我慢します‥

やっぱりとんかつ屋さんですからね、とんかつ定食をお願いしましょう!

注文の品が来るまで卓上メニューでも見てみますか。ソースは漢らしく一種類、そしてこの珍味入れっぽいのは‥やあ、まさに珍味が入っていた。つぼ漬けってヤツですね。

キャベツが盛られた皿がズラリと並び、カツが揚がる直前に「○番さんライス願いまーす」とマスターが言うと、ご飯と味噌汁が用意される‥なんとシステマチックな。

Mるくま「次々とお客が来るけど、これなら完璧にさばけますね」

マスター「カウンター○番さんライス〜」

Mるくま「あっ、たぶん僕らのロットですよ!」

店員さん「とんかつ定食、お待たせしました〜」

ふはー!メシ・汁・トンカツの不純物なき定食がそろいました!いただきましょう!

メシは‥うむ、これはまさしく銀シャリ。ご飯そのものがなかなかウマいですよ。

Mるくま「パッと見で少なく見えたけど、丼が大きいだけでしたね」

オンザライスをしやすいから、このくらいの盛りかげんがありがたいです。なお大盛りorおかわり1回は無料‥らしいです。

定食といったら欠かせない味噌汁ですが、あらやだ、これって豚汁‥?どこまでも豚肉!

そしてメインのとんかつですが、こうやって写真で真上から見ると大したことなさそうでしょう?

Mるくま「実はものすごく巨大ですよね、これ‥完食できるのかな」

一切れコロリと転がすと、このとんでもない厚みはどうですか!衣なしで2cm以上はあるぞ。揚げる前の生肉をチラッと見たところ、250g超はまちがいないところでした。

ハシで持ち上げるのも重くて大変です。脂身と赤身の比率、容易にはがれない衣も素晴らしいですが、なによりスゴいのがこのピンクがギリギリ消えたくらいの揚げ具合!どう考えてもウマいだろ、これ‥

ライスにオンして、ガブリ!ふほーい、衣が極限まで薄いのでカリっとした感じはあまりないけど、もんのすごいジューシーさ!そして1ミリも繊維を感じない肉!これはすごーい!!

Mるくま「衣は薄いけど、味がしっかりしてますね。やはり専門店は粉も油もちがう」

ソースは思いの外サラサラ系で、ほんのり甘くてほんのり酸っぱい。タップリかけても肉の味をジャマしないタイプですね。

というわけで、キャベツにもバンバンかけちゃいますよ。

Mるくま「なかなかたくましいキャベツですね。まさか手で千切り‥?」

そうなんでしょうね。今どきスゲーな・・

豚汁には角切りや薄切りの豚肉がポンポコ入っていて、これは嬉しい誤算。

カツうまーい!汁うまーい!キャベツで口直しー!なんてやっていたら、巨大なカツが一瞬で終わってしまった!

Mるくま「さすが地元の名店!おいしかった!」

知らなかったくせに!でもホント、これは誇れる名店ですよ・・どうやら大森丸一さんののれん分けらしいので、大森に行かねばならんな、コレは‥

Mるくま「僕も運転を思い出して、自分でここにまた来てみます」

その前に車を買おうな。

そして帰宅‥川本喜八郎美術館で買ったフィギュア、何が入っていたか開けましょう!そしてMるくまにメールで伝えるんだ‥

Mるくま「希望通りの呂布きました?」

美周郎でしたね‥うん、赤壁では主人公だ。

Mるくま「必ず全5種がそろう5個セットを買えばよかったのでは」

よし、次は5種セットと養命酒見学、そして350g超というロースかつに挑戦だぞ、Mるくま!

Mるくま「あ、また僕なの?いいけど」

とんかつ丸一 上諏訪店 長野県諏訪市赤羽根3-22

飯田市川本喜八郎人形美術館 長野県飯田市本町1丁目2

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