お酒を飲んだ記事なので、例によって会話部分はテキトーな記憶で書いております。酒と食べ物はそれなりに記憶に残している‥と思います。
ブレードランナー2049を観たくて、木場のイトーヨーカドーに来ました。ネタバレには触れませんが、いやー、世界観と映像美が素晴らしいし、エロチックなホログラム美女にかっちょいいレプリカント美女‥イイ映画でした。
「面白かった‥!けど上映時間が長いので」
おお、無理を言ってついてきてもらったアクセサリー作家N又さん。そうですね。非常に長いので、ご不浄の我慢ともう一つ問題が。
N又さん「お腹がすいたんだよ〜!ガス欠で倒れそう‥」
倒れてもらっては困るので、何か食べましょう。飲みましょう。でも木場駅は初めてで1ミリもわかりません。
N又さん「一応ちょっと調べんだけどねー。なんかホルモン屋さんと串焼き屋さんばっかり。もちろんそれでもいいけど、近くで日本酒と魚がありそうなのはここ」
あら、日本酒好きの私に気をつかっていただきましたかね。駅から徒歩5分程度のところにあります「旬彩和酒 柚菜」さんだそうです。和酒!そりゃ日本酒だ。
4人がけのテーブルが横にズラリと並んだ細長い造りですね。一番奥に案内されて、とりあえず飲み物‥おや、メニューの冊子を見たところ、サワー関係しか書いてありません。日本酒や魚はどこでしょう。
N又さん「壁一面の黒板にお酒の名前っぽいのがズラーって書いてあるけど、これがメニューかな?」
あらー、そういうことですか!なるほど、在庫によって書き換わるわけね。こりゃスゲーや。じゃあとりあえず飛露喜でもいただきますか。
N又さん「私はとりあえず喉を潤すハイボールで。あとは日本酒のオススメ、辛口でよさそうなのを適当に頼んでもらっていい?」
そうか、N又さんは蒸留酒の専門家でしたね。日本酒は任されましょう。
フードメニューも黒板なのか。店主さんは元教師なのかしら‥この黒板やホワイトボード形式のメニュー、言ってみれば毎日仕入れ次第のオススメメニューということになりますので、なんとなく期待できます。
N又さん「でも目が悪いから遠くのメニューが見えない」
では度付きサングラス視力2.0を誇る私がテキトーにみつくろいましょう。
とりあえず本日のお刺身を盛り合わせにしてもらうのはお約束ですね。おや、本ししゃもの炙り焼きがあるの?いただきましょう。へー、ブリの磯辺揚げなんてあるのか。それもいきましょう。あとはスルメイカとキノコのバター醤油かな‥
N又さん「生、揚げ、炒めと揃ったけど、もう一つ‥」
なんでしょ?
N又さん「あまりにもガス欠なんで、白いご飯を‥」
おお、もう炭水化物モードなのですね!焼きそばとか焼飯もあるみたいですよ。
N又さん「ご飯なら盛るだけだから!すぐ来るから!」
そんなにピンチとは。では白ご飯を一つお願いしましょう。
お通しは冬瓜とベーコンの煮たものですか。やあ、ベーコンの香りにしっかりとしたコショウ風味で、外見とちょっと違う意外な味。あったかおいしい。
N又さん「これはハイボールもいいけど白ご飯を呼ぶかな」
が、まだご飯は来ておりませんのでとりあえず乾杯でもしますか。はーい、ハリソンフォードにかんぱーい。
こちらが本日のお刺身盛り合わせ。ツマ関係がないのでちょっと簡素に見えますが、非常に新鮮そうであります。
N又さん「ブリおいしい!シメサバもおいしい!」
タコも茹でダコでなく生ですよ!これは日本酒が止まりませんよ!
N又さん「うん、ハイボールを飲み干して日本酒に‥と思ったけど、今はご飯と一緒に食べたい!すいませーん、ご飯ってまだでしょうか」
店員さん「あっ!もうお持ちして良かったですか?すぐお出しします」
N又さん「うん、完全にシメ用の注文と思われてたね」
焼肉屋さんならいきなりライスも当然ですが、旬彩和酒のお店ですから珍しいでしょうね‥
お次は本ししゃもの炙り。本ししゃもの文字を見ただけで即注文しましたが、こういう形状でしたか。
N又さん「香ばしくてちょっとしょっぱいから、ものすごくご飯が進む‥!ご飯とししゃもをガーッと食べて、お酒をクイっと。んぁ〜!!」
メシが入ったらいきなり元気になりましたね!
N又さん「だってご飯だよ。エネルギーだよ。食べる者皆あまねく讃えよ!米を!米を!米を!米を!」
日本の米は世界一!ですね。
寒ブリの磯辺揚げ‥はホントに磯辺なのかな。店員さんが「竜田揚げです」と持って来たから表記ミスかもしれん。
N又さん「青のりの姿も見えないから竜田揚げかな〜。これまたご飯のオトモだね。ああ、お米‥!おかずのチョイスが無限に広がる!」
そして米からできる日本酒にも合うぞ、竜田揚げ!こちらのお店のお酒ラインナップは本醸造や普通酒が多いので、普段純米酒ばかりの私が飲んだことないお酒が多いです。会津ほまれに〆張鶴と、軽快な風味のお酒を楽しみましょう。もちろん純米酒もたくさん。梵があったので注文しましょう。
店員さん「スルメイカとキノコのバター醤油炒めです。スルメイカはこれで最後でした。モンゴイカと書き直さないと」
おお、ラストスルメイカでしたか。バターと醤油の反則な香りがたまりませんね。
N又さん「あ、あの〜、ご飯のおかわりを‥」
えっ?
N又さん「バターと醤油なんて白ご飯が止まるわけないよ!あー、明日の食事でなんとか帳尻を合わせないと横への成長が‥」
写真こそ撮り忘れましたけども、ほぼ丼サイズな器ですよね‥
N又さん「だからっ、明日から帳尻合わせるの!今日はおかわり。ご飯最高」
あ、はい‥すみませ〜ん、白いご飯をくださ〜い‥飲みながら丼メシを2杯食べる人は初めて見たかもしれん‥
N又さん「ドンブリじゃなくて茶碗。これはお茶碗」
N又さん「店員さんがどっちが食べるのかわからないみたいな困った顔で、ご飯を真ん中に置いていったよ」
そうですね。さっきから焼酎を頼むと私側、日本酒を頼むとちょっと困ってから真ん中に置きますね。
N又さん「まあ判断しづらいよね‥バンバン注文するし」
こちらはなぜか私の側に置かれたミョウガの甘酢漬け。ミョウガが好きそうな顔だったのか、私。
N又さん「でも私もミョウガ好き。あ、コレはご飯よりお酒かな」
それでは臥龍梅でも頼みましょう。
N又さん「ああ、やっぱり真ん中に置いてくれた‥」
何を食べてもおいしい店とわかりましたので、ここで飛び道具(?)な厚切りハムカツを頼んでみましょう。
N又さん「いいね〜。ハムカツってご飯にもお酒にもいい感じ」
そして到着したら、おおー、これは好みのタイプだ!
N又さん「ソースをたっぷりつけてご飯にのせると‥あれ、またおかわりが‥?」
いや、さすがに冗談ですよね‥
N又さん「うん、もう満足!なんか辛口のお酒を飲んで締めようかな」
あ、じゃあ伝統の辛口金波など‥飲んだことないけど名前で。
N又さん「これはスッキリおいしい!いいお店だった!」
はい、お値段も安くこれは良かった。すっかり満足しました‥はずでしたが‥
目の前で炭水化物祭りを見せつけられたので、帰りに一人こっそりラーメンを食べてしまったのは秘密です。糖質は麻薬だ‥
旬彩和酒 柚菜 東京都江東区東陽3-5-4 川辺ビル2F