同人ゲーム作家のKきゃわさんと、スイーツ・カメラ・音楽等いろいろ愛するM崎さんと花摘みを楽しみました。さて、ちょうど12時です。お昼を食べに行きましょう。お寿司でーすよ。
Kきゃわ「すしすしすしすし」
M崎「お寿司!」
花摘みスポット「館山ファミリーパーク」さんから車で数分のところにあります「鮨芳」さん。去年が臨時休業日だったため、二年ぶりの訪問となりました。よかった、今日はやっている。
Kきゃわ「おすすめメニューがいっぱい貼ってあるじゃないですか」
一番左の地魚の握りと、一番右のふんわりあなごの握りはマストと思います。いや、お酒が飲めるなら地物刺身盛合せにいきたいんですけどね。
M崎「運転ですもんね」
はい、昼寿司で飲めないのはそろそろ慣れてきましたが‥ここと富山のお寿司で飲みたい野望は消えません。
入店すると、相変わらず清潔で気持ちいい店舗です。カウンター数席と4人がけのテーブル席が2つと、大将の目が行き届くサイズ感も素晴らしい。
Kきゃわ「はっ、あのホワイトボード!地魚のおすし〜!あの中の選りすぐられた8コが来ちゃうんですね?」
そうですね。マグロやエビもいいですけど、たぶん館山の海にマグロ先生は不在。せっかくならこちらの地魚をいただきたいものです。館山・富津・勝山・保田産とこの上なく地魚な表記が嬉しい。
メニューをパカっと開くと、やっぱり先頭は地魚の鮨。ちなみにづけの鮨六コも何度かいただきましたが、罪深い美味しさでした。
M崎「どうしよう、どれも食べたい」
さっき地魚の握りがオススメと言ったな、アレはウソだ。
M崎「えっ?」
いや、どれも全部美味いよ、間違いなく‥!だってほら、この習字のメニューをごらん‥!
M崎「本当に美味しそうに見える‥つまり全部オススメなんですね」
とかなんとか言っても、とりあえずこの「ふんわりあなごのにぎり」は食べて!というか、勝手に3つたのんじゃう。
M崎「1カンで500円ですか?」
そうです。ちょっといいお値段に感じますが、でも確実に880円は払いたくなるお味です。
これは知らなかった、おまかせにぎり15貫4500円!
こちらの寿司ネタが分厚いとかシャリが大きいとは無縁の、一口でぺろりなジャストサイズ。それでも15貫ならお腹いっぱいですよね〜。
Kきゃわ「さらっと書いてあるしおからが気になりますな。しおからのおすし!」
こちらの海鮮重、まだ食べたことないな〜。でも華やかでこの上なくウマそう。
M崎「美味しそうですけど、せっかくのお寿司屋さんだから握ってあるお寿司がいいですよね〜」
そこだ。格安ランチ海鮮丼とかならともかく、できれば握ったり巻いたりしたお寿司をいただきたいですね。
もっと言えば、特製しおからをなめながらお酒を飲んで、テキトーな刺身をちょっと切ってもらって、その日オススメの魚を焼いてもらってから地魚寿司5コとかが最高なのですが‥
M崎「夜来てこの辺に泊まるしかないですね」
はい‥こちらのお店と提携しているペンションがあるという話なので、いつかそこに泊まってこれでもかと飲むんだ‥!
Kきゃわ「面白い器が来たと思ったらお茶でした」
寿司屋のお茶はウマいという法律は遵守されています。ふは〜、なんて落ち着くんんだ。
えーと、注文はどうしようかな‥地魚握り3人前とあなごのにぎり3つ、あとづけの鮨6コをお願いしましょう。
そしてやってきました、地魚握り!美味しそうな吸い物椀と謎のお茶碗が一緒にやってまいりました。
まずは吸い物を軽くすすりましょう‥
Kきゃわ「うわー、これは天国の入口!」
M崎「お吸い物からこんなに美味しいんじゃ、後が大変ですね‥!」
そうですね。ダシが素晴らしいということは、つまりなんでも美味しい!
そしてこのカタチが決まったお寿司はどうですか!マッシーンからポコポコでてくるブサイクなおにぎりにネタをのせただけのモノは、ちょっと寿司とは呼びたくない‥あと職人さんがビニール手袋をしている店、あれも萎える‥
Kきゃわ「めっちゃめちゃ美味しそうですね、ここのお寿司‥!」
そうでしょう?あれ、でも地魚握りは8コでしたよね。1コ足りないかな?
あっ、焼いた太刀魚を酢飯にのっけたお茶碗がもう一貫扱いなのね。まさかの寿司屋でおにぎらずか!
Kきゃわ「待ってる時から尋常でない香ばしい匂いがしたのはコレでしたか‥!では最初にいただきましょう」
おっ、ぺろりといきましたね。お味はいかが?
‥はい、こちらがKきゃわさんの感想ポエムです。まさしくこの通り!どうやったらこんなに香ばしくて軽く、ふわっふわに焼くことができるんだ‥!それをあえて握らずバラの酢飯にのせるとか、天才かよ‥!
M崎「天才です」
やっぱりそうなのか‥!
地魚たちはほとんどが白身魚で、ホウボウやコチにアコウダイ‥どれがどれかはイマイチ自信がない。
でもあえてワサビ強めな子がいたり、ヒラメは昆布締めにされていたり、肝とポン酢を和えたものをのせているものがあったり‥どれもこれも細かい仕事がなされすぎです。
そして皮目を炙られたキンメと脂のりバッチリのシメサバはメインディッシュの貫禄。
M崎「肝ポン酢の子とシメサバのどっちをメインにしようか悩みます‥!」
Kきゃわ「えーい、どれもこれもうますぎるんじゃあっ!」
1つ1つ写真を撮ろうと思っていたのですが、夢中でモガモガ食べてしまったので写真がないのでーすよ。
そしてづけの鮨6個!一人2個になるわけですが、どう分けましょうかね‥主役はマグロとサバになる気がするので、私は左の2つなど。
Kきゃわ「マグロ先生いっちゃっていいすか‥!」
M崎「じゃあサバを‥!」
Kきゃわ「‥うわー、づけって言ってもあんまりづけじゃない、なんだろう、中まで染みない、でもビシッと味がついたづけだ!おいしい‥!」
M崎「さっきのお寿司からサバ2つめなんですけど、おいしい‥!」
そしてこちらの「ふんわりあなごの握り」!あまりにもふんわりなので食べてください!
M崎「‥ふっ、ふんわわわ」
Kきゃわ「こ、これはアカんですわ‥!」
ふんわり食感にたまらないツメの味、こんな穴子にはなかなかお目にかかれませんよ‥!
Kきゃわ「どれもおいしいんですけど、太刀魚と穴子だけで永遠に食べ続ける自信があります!」
そうでしょう?私もその2つで永遠に飲む自信があります。さて、すっかり満足しました。ごちそうさま〜。
大将「いつもありがとうございます!(ニッコリ)」
Kきゃわ「‥いつも?‥ここ千葉の先っぽですが、いつも来てらっしゃるんですかい?」
いや、年に一度来ているだけだし、去年は臨時休業だったし‥
Kきゃわ「大リーグ常連養成ギプスみたいな外見ですもんね」
そうね、サングラスとか変な上着ですもんね、覚えますよね‥あっ大将、また2週間後に来ますね!
大将「えっ‥?はい、ありがとうございます」
Kきゃわ「2週間後って、ホントに行くんですか?」
ええ、母と‥そして2週間後、また地魚握りとあなごをいただきました。中毒だ。
鮨芳 千葉県館山市犬石161-5