最近関西で飲むことが多いな‥そして関東に帰る前に、素敵な昼メシを食べたいじゃないですか。
「ですな〜」
関西に行く時、高確率でいる気がする絵師のKきゃわさんじゃないですか。何を食べたいですか?
Kきゃわ「なんでも食べますぜ ( ͡° ͜ʖ ͡°)。強いて言えば、なんとなく肉‥?」
ふむふむ‥では行きたかった店リストから、肉にしぼって‥うむ、あそこにしよう
愛知県は岡崎ICで降りて、ププーと走ることだいたい10分‥やあ、たぶんここだ。
Kきゃわ「バブリシャスな香りの建物ですな。そもそもシャッター降りてますが」
ほ、本当だ‥ここでよかったのかしら。あ、でもほら、2階になんか開いていそうなお店がありまーすよ。
ほらほら、2階に上がったら「ステーキハウス 彩」さんって誇らしい看板があるじゃないですかー。
Kきゃわ「なんとまあ!ステーキっすか!ランチの域を超えてませんか?」
でもほら、このランチメニューを見て!びっくりするほどお高いわけではない。
Kきゃわ「なるほろ。いきなりとかやっぱりでないステーキとしてはお手頃」
ランチラストオーダーは13:30で、今は13:24!突入だ〜!間に合うかな?
「いらっしゃいませ。少しゆっくりできないお時間ですが、よろしいですか?」
大変ジェントルな物腰の紳士‥こちらのマスター兼シェフのようです。はい、間に合ったならお願いします。
シェフ「ではこちらのお席にどうぞ」
?型の不思議な鉄板テーブルに案内していただきます。どうやら全員カウンター、対面で焼いてもらうシステムらしい。
ランチメニューを再度確認。スープ・サラダ・サーロイン150g・デザートにライスorパン・コーヒーというコースが2500円。ヒレ100gが3000円。500円プラスでホタテの前菜がつくみたいですね。
シーフードのランチは1800円。肉が苦手な方がこういうお店に来店することあるのかな‥?とか思いますが、あるんでしょうね‥
一品料理は‥フォアグラ千円?安すぎない?あわび時価は納得。
うーん‥悩んだ結果、ヒレステーキランチをパンでお願いしましょう。
Kきゃわ「俺もそうします。でもお肉なので、ご飯でお願いします」
注文して間もなく、見るからに美味しそうなサラダがやってまいりました。ウマウマな和風ドレッシングにベーコンチップ、そしてなんとアサツキ!アサツキって珍しいけど、ものすごくうまいよこれ。サラダがうまいお店、もう勝ったも同然です。
いきなり平べったいお椀が置かれて、シェフがパカっと蓋を開けてくれると‥コーンポタージュだった!
Kきゃわ「なんすかこれ。甘ウマくて濃厚‥!」
熱々のコンポタをあえて塗り椀で出す‥!なんてデキる演出でしょう。面白い、ウマい、塗りの感触が和で楽しい!
そして私のパンがスッと置かれました。ほんのり温かいバゲットはパリッとした食感がステキ。味はあまり麦を主張しない、オカズやソースを呼ぶタイプ。お肉を待ちましょう‥!
Kきゃわ「な、なんか謎の物体が焼かれ始めましたぜ‥!」
えーと、カボチャだろ?あとは‥もしかして長芋?そしてA列車で行こうの物資みたいな白い四角はアレだ、豆腐!
じゅわわーんと色づいてきたところで、メインのヒレ肉がドカンと置かれました!
見た目200gオーバーなので、多分2人分を一気に焼いてから切ってくれるのでしょう。
カボチャ・豆腐・長芋、上手に焼けました〜!
Kきゃわ「カボチャをただ焼いただけなんて、そんな……な、なんだこのぽっくぽくでおいしいモノは!」
私もカボチャは進んで食べな……なんだこのぽっこぽこで幸せな食べ物!
Kきゃわ「芋はさっくさくだし、この豆腐!表面がしっかり焼かれてるのに中がトロンとして‥塩胡椒だけでウマい豆腐なんて初めてじゃ〜!!」
絹ごし豆腐を水切りして表面を焼いただけ‥で、こんなとろりとした素敵な食感になるのか‥?うますぎるぞコレ‥!
Kきゃわ「この世の全豆腐ステーキを否定してきましたが、たった今肯定急進派になりましたぜ。これこそまさにステーキ!!」
うひょー、ふはーと大騒ぎしていたところにそっと置かれたのは、からし醤油におろしポン酢。
Kきゃわ「こ、これは‥!とうとうあの先生が近づいている‥?」
落ち着け!ゆっくり鉄板に目を向けるんだ‥!
うわーい、200g超のヒレ肉がじゅじゅーんと焼かれている!しかもやけにいい香りがすると思ったら、ニンニクチップまで同時生産中じゃないですかーやだー。
シェフ「焼き加減はいかがいたしましょう」
レア一択でお願いします。
Kきゃわ「じゃあ俺も」
とんでもなくウマそうな雰囲気になってきた‥!
Kきゃわ「お・に・く!お・に・く!」
タテにも焼きます。じゅじゅーん。
Kきゃわ「ベテランの手つきやわ〜」
なんでもこのお店を初めて20数年、30年近くのキャリアらしいですよ‥と、先客のマダムたちと話していたのが聞こえた。
Kきゃわ「ひゃほーい!こんがり肉職人さん!」
表面をしっかり固めたところで、切り分けに入ります。スパスパと、なんの抵抗もなく肉が切られていく‥!
Kきゃわ「とんでもねー切れ味の包丁ですな。ムラマサブレード!」
シェフ「そろそろ‥カメラのご用意は大丈夫ですか?」
Kきゃわ「へ?」
なるほど、そういうことですか。オッケーでっす!
シェフ「ではいきますよ」
Kきゃわ「へ?ほへ?」
ファイヤー!うひょーい!アストラルフランベ!かっちょいいーー!!
Kきゃわ「そういうことかーい!取り損なったぜー!!」
焼きたてキトキトを直接お皿に置いてくれる、これが鉄板焼きの喜び。
たっぷりとあるニンニクチップを数枚のせて、どっちかな‥まずは辛子醤油で!
Kきゃわ「これはアカんですわ〜。顔がニヤける!」
ひたすら香ばしい表面!見た目は赤いけど、ちゃんと中まで温かい、まさしく真のレアの焼き加減!シェフの腕前に脱帽です。
Kきゃわ「辛子醤油とおろしポン酢を交互にいくと、ご飯がすっとびましてな‥」
おお、私はパンだからそこは気がつかなかった。
シェフ「お野菜が焼けたのでどうぞ」
ちょっとー!さらにご飯寄りの野菜炒めが来たじゃないのさ!
Kきゃわ「ひゃっほーーい!!食べるで〜!」
私も皿に残った肉汁をパンでぬぐうっ!えい、えいっ!
シェフ「お食事はお済みですか?ではラウンジのテーブルにどうぞ。デザートをお持ちします」
えっ、デザートは別席?どんなおもてなしなんだ?
Kきゃわ「デザート専用ラウンジ!これはマッダームたちが喜ぶシステムですな」
いや、おじさんもうれしい。窓の外に人口滝が見える、昭和な演出もいい感じです。写真撮り忘れたけど。
シェフ「デザートはゆずシャーベットかバニラになります」
ゆずで!飲み物はアイスコーヒー一択で願います。
Kきゃわ「ヴァニラ・アイスと紅茶をお願いしまーす!」
コーヒー、紅茶、アイス、全てが軽めでおいしい‥これだ、これが余韻だ。
Kきゃわ「このコースで3千円でしたっけ?それで目の前でウマい肉と野菜を焼いてくれて、ほっこりしながらしゃべれるラウンジがあって‥こんなお店が近くにあったら便利ですなあ」
人を連れていくとか、ちょっといいことあった時とかピッタリねえ。ディナータイムのお肉は真のみかわ牛みたいだし、食べたい‥!
Kきゃわ「メニューに伊勢海老さんもいましたな」
ふあぁ、夜に岡崎に来る機会なんかあるのか‥?秋葉原あたりに引っ越してきてくれないかな…
ステーキハウス 彩 愛知県岡崎市八帖北町27-2