
絵師のKきゃわさんとブルーインパルス見物、静岡でいくつか寄り道しながら、ようやく前泊地の名古屋に到着しました。
Kきゃわ「昼おすし、オヤツはソフトクリームときましたが、夜は?」
おお、やる気ですね。もう運転はありませんので、飲み屋さんを予約してあります。かの有名な「栄」に行きましょう。

Kきゃわ「鯵…?いやちがう、シャチホコか。そして蒲焼町!なんすかここ、ひつまぶしの本拠地?」
いや、カラオケと焼き鳥屋さんばっかりだけど…なんだろ。ちょいちょいと調べたら、名古屋城建築の際、蒲焼を食べさせるお店が並んでいたからじゃないか、ということです。

トコトコと歩いて錦通りの長者町…やあ、ここだ。「葱屋平吉」さんです。葱牛すき焼とも書いありますが、正体はその名の通りネギ料理専門店。
Kきゃわ「ほうほう、みそかつとか色々聞くけど、名古屋はネギも名物なんですな」
いや、そういうわけではないです…が、名古屋って青ネギと白ネギの境界線な気がしません?だから両方出るのかなーって。
Kきゃわ「ただの好奇心 ( ͡° ͜ʖ ͡°)」

名古屋のゲーム開発者Fあぷさんと多治見のeスポーツ選手Kちぃと合流することになっていますので、お店の前で待つ…
Kきゃわ「お店の前にまで玉ねぎがゴロゴロじゃー」
青ネギと白ネギどころかタマネギまであるのか。あ、Fあぷさんが来た。Kちぃは放っておいて入りましょう。

まずはカンパイドリンクを頼みましょう。本日のおすすめ日本酒がズラリ…なんと鳳凰美田がある。
Kきゃわ「ほうほう、愛知の地酒なんですか?」
いや、栃木…
Kきゃわ「名古屋名物を味わおうって気はないんですかい」
いいんですよっ!鳳凰美田と神亀は、あったら飲まねばならんのだ。

Kきゃわ「俺は…おや、葱茶ハイなんかありますぜ。味の想像がつかないから、どんなもんか店員さんに聞いてみましょう」
店員さん「ネギです」(ニッコリ)
Kきゃわ「……お願いしまっす!」

暖かい店内に入って上着を脱いだら‥あら、KきゃわさんもFあぷさんもシマシマでお揃い。シマシマーズとかんぱーい。くわーうまい。で、葱茶ハイは…?
Kきゃわ「店員さんが正しかった。まさにネギ。ネギとしか言えない」
それって美味しいの…?
Kきゃわ「カゼの予防には最高かもしれませんが、次はちがうヤツ飲みます」
そういう味か。

お通しでーすとやってきたのは…なんだこれ。
Fあぷ「どう見てもネギですね」
やっぱり?ただのネギですよね。
店員さん「醤油をたらしてお召し上がりください」

そんなお通しってあり?とか言いつつ試してみたら…あらやだ、スゲーうまい。
Kきゃわ「しっかり水にさらしてあるからですかね、ネギの風味はあるけど臭みと辛味がなくておいしい」
これはちょっといいネギが手に入った時とか、自宅でマネしよう。

では料理も頼みましょう。とりあえずサラダかな。
Kきゃわ「葱入りポテトサラダ。まあ違和感はないでしょうが」
タマネギじゃなくてネギなんだろーか。お願いしてみましょう。

葱入りというか、葱だくポテサラがきた!
Fあぷ「むしろポテサラ入りネギかも」
あっ、でもこれはアリ。おいしいなあ。
お通しもポテサラのネギも見た目は白ネギだけど、青ネギみたいに柔らかくて風味も穏やか….そういうネギってあるの?

動物性タンパク質もいきましょう。かつを刺身をお願いしましょうか。ネギに合いそうだし。
Kきゃわ「葱たっぷりするめ烏賊生姜焼もいきたいすな。生姜と葱はうまいに決まってる」

かつを刺身は‥あれれ、思ったよりネギ力がなかった。
Kきゃわ「でもほら、タマネギとニンニクがあるし」
いや、なんかネギとカツオを合わせたい気分だったので‥

そうだ、お通しのネギがまだあるじゃないか。ネギとタマネギ、そしてニンニクをのせてパクリ〜。そこに後追いで酒!ふは〜!
Kきゃわ「葷酒山門に入るを許さずの全てをいっぺんに行った!このバチあたりが!」
酒!なまぐさ!ニンニク!全部正義じゃー!悟り?知らん。

Kきゃわ「ネギだくイカちゃんが来た〜。これは強い!」
生姜焼きなのに追い生姜が添えてあるのが頼もしい。
Fあぷ「これはビールを呼んで仕方ないのでもう一杯いきましょう」
おお、いきますね。私も七本鎗をいただきますか。
Kきゃわ「今度こそ愛知のお酒でしょうな」
いや、滋賀だ…スマン。

あぅ!そうだった。こちらの名物は葱の黒焼。頼まなくてはいけません。
店員さん「本日のおすすめは下仁田ネギになります」
あの有名な…そう、群馬のネギですね。
Kきゃわ「名古屋まで来て、 己の地元のネギを食べちゃう?」
オススメでは仕方ないっ!黒焼と、ついでに天ぷらもお願いします!
この辺でKちぃが来た気がする。あらためてかんぱーい。

店員さん「下仁田ネギ黒焼、お待たせしました〜」
ははは、いやだなあ。炭なんか持ってきてどうしようというのですか?
店員さん「焦げている一枚をはがして食べてください〜」
なぬっ?

あっ、断面を見ると確かにネギ!黒焼にもほどがあるじゃないの。
Kきゃわ「表面のお焦げを剥いたらキラキラ光る白いネギ。それに添付の味噌をつけてパクリ‥」
ああああ甘くって、トロントロンじゃー!!くそー、群馬名産のおいしい食べ方を名古屋で習うとはっ!
Fあぷ「群馬ではどう食べるんです?」
なんとなくすき焼き一択です。

Fあぷ「こっちの天ぷらもおいしいでしょうね」
Kきゃわ「俺はこれが楽しみだった。いただきま〜す」
すんげぇ〜。なんだこの甘くてトゥルントゥルンな物体。
Kきゃわ「火を通したネギの強さを全部持ってますわ〜。きゃふ〜」
くそ〜。群馬に帰ったらさっそくマネする。

Kちぃ「俺まだ動物的なもの食べてないです」
ではこれだっ。鶏から揚げばか葱ソース!
Kちぃ「おー、これは確かにばか葱!」
山ほどネギがのっていますが、かかっているソースもネギ塩味!何を考えているんだこの店は‥おいしいじゃないの。だが、ブログ的にアレだ。
Kきゃわ「みんなネギだくで、下の具が見えない料理ばっかりですな」
うん。映えない‥ネギ屋的には映えているのか‥

動物ということでもう一丁。コレだっ!
Kきゃわ「出ましたな」
Fあぷ「オーヤマさんと飲むと必ずコレが出ますね」
メニューにあったから仕方ないよね‥ショウガとマスのネギでいただきましょう。

Kきゃわ「天ぷらと同じくらい気になったのがコレですわ、葱たっぷりちぢみの九条葱!」
ソースとマヨネーズでもはやチヂミかお好み焼かよくわからんが‥
Kきゃわ「薄いもっちり生地に九条ネギがドバ〜!ですわ。具はネギだけ!」
いや、こりゃウマい。これでネギが少なければ行田のフライですが、ここまでワッサ〜とネギが入ると、なんかジャンクを超えた上等な料理の気がするから不思議。
どこかで見たな〜と思ったら、美○しんぼで韓国風ネギ焼きのカマセにされていたネギ焼きそっくりじゃないか、これ。いや、立派にウマいぞこれ。カマセじゃないぞ。

仕上げは玉葱アイス!私は頼みませんでしたが、お味はいかが?
Kきゃわ「カラメル的なソースと思ったらオニオンソースでですな、なんだか複雑な味ざますよ。おいしいっちゃおいしい」
そうなのか。シメまでネギ一辺倒、すごい!渋谷店もあるみたいだからKきゃわさん、今度行ってみよ〜か。
Kきゃわ「東京にもあるんかいっ!なぜわざわざ名古屋で‥でも美味しいから行きましょう」

ネギ屋さんを後にして、せっかくだから名古屋メシ!と手羽先屋さんに潜入。
Kちぃ「なんすかこの手羽先!ニンニク風味がめちゃめちゃうんめぇ〜!他のメニューも安いし、名古屋で飲む時に使いますよっ!ここ!」
うん、名古屋ってアマジョッパ〜なイメージだったけど、ここは塩胡椒ニンニクとシンプルで美味しいね!これがシン・ナゴヤ?
店員さん「ありがとうございます〜。当店は宮崎風手羽先なんです」
‥だまされたっ!が、非常においしいのでこちらのお店もオススメです。
葱屋平吉 名古屋錦長者店 愛知県名古屋市中区錦2-13-26
手羽先番長 名古屋錦店 愛知県名古屋市中区錦3丁目17-3 サンプラザビル 2F