手打ちそばと甘味のカフェで彩り豊かなランチをいただきます。ホントにグンマかこのお店 手打ち蕎麦カフェ うたたね(太田市)

ここ1・2年群馬でゆっくりすることが少ない気がしますが、たまにあるそんな1日…

じっくりゴロゴロしようかと思ったら、Apple Watchが立ての歩けのと煽ってくるじゃないですか。しかたない、ウォーキングというか散歩でもするか…

あてもなく1時間も歩いたでしょうか…さすがにこの辺を折り返し地点にしないと、生還できる気がしない。ついでにお腹がすきました。なにか食べたいな。麺類がいいな。

たしかこの辺に納豆パスタが美味しいお店があったようなと行ってみたら、あれれ、お隣に見たことない看板がありますよ。蕎麦カフェ‥?

この建物はずいぶん昔に製麺機メーカーがそば・うどん・ラーメンのお店をやっていたような‥そのあと意識高そうなしゃぶしゃぶのお店になったような‥いつの間にやら手打ち蕎麦屋さんになったのか。

麺類で一番好きなのはそばである私、これは入らざるを得ない。「蕎麦カフェ UTATANE」さんでいいのかな。入店、入店〜。

どうやら一番乗りみたいですね。「お好きなお席にどうぞ」ということで1人だけどテーブル席を拝借。綺麗でおしゃれな店舗は和風カフェといった趣ですが、木鉢が飾られているあたりがやっぱり蕎麦カフェ。

壁メニューはお蕎麦+ぜんざいセットあんみつセットバニラアイス‥はぇ〜、甘味推しのそば屋さん!意外とありそうであまりなかった?

冊子のメニューも見てみましょう。ざる蕎麦に地場産やまといも使用のざる蕎麦+とろろ、ミニそば実ごはんとミニそばがきが付くざる蕎麦セット

あとは壁にもあった、あんみつやぜんざいとざる蕎麦のセット。あれ、もしかして天ぷらはなし?餃子がないラーメン屋さんみたいね。

あとはざる蕎麦がかけ蕎麦になるだけか。天ぷら以外の種物もなし!へ〜、思い切ったメニュー構成ですね。

甘味推しなのに日本酒はあるのね。新潟の緑川に群馬の銘酒結人か‥散歩で来たから蕎麦屋酒を決めることもできるのですが、あんみつで日本酒‥?

と思ったらあらやだ、蕎麦がきがあるじゃないですか。蕎麦がきで一杯決めてからざる蕎麦か‥いいわね‥

しかしまだ午前中。散歩から戻ったら、母を乗せて晩飯の買い出しに行かなくてはいけない気がする‥涙を飲んでざる蕎麦セットを…W炭水化物もアレなので、そば実ご飯抜き(100円引き)でお願いしましょう。

温かい蕎麦茶で一息。結構歩いたな…あら、好みの湯呑みだわ。

そして運ばれてきました、ざる蕎麦セット(そば実ご飯抜き)!あらら、1200円という立派なお値段に恥じない豪華さ、華やかさ。素敵なセットじゃないですか!

織部の角皿にざるが乗り、そこに凛とした佇まいを見せる蕎麦。うむ、これは美しい‥擬人化すれば、スラリと背が高い弓道部の主将といったところでしょうか。

湯呑みもいいけど下の角皿もいいな。鯛のかぶと煮とか似合いそう…そんなの煮ないけど。

セットはミニ蕎麦がき付きどころの話ではなかった。サラダに前菜にデザートまで来たよ!うわ〜、どこから攻めよう。

困った時はベジファーストということで、サラダから。プチプチしたそばの実がたっぷりのったサラダはクリーミーなドレッシングと合わせて非常においしい。サラダがおいしいともう色々安心です。

こちらは前菜なのか、本来つくはずのそば実ご飯のオカズなのか…鶏胸肉焼き、おひたし、ひじきの煮つけ。とりあえず見ただけで健康になった気になります。

この鶏肉‥塩麹かしら、やけに良い味‥わかった、この皿はそば前だ!そばがきとこれで酒を飲めというお店からのメッセージだ!くそ〜、してやられた!

サラダにそば前(酒抜き)と楽しんだところで、本丸の蕎麦に行きましょう。

色・透明感・みずみずしさと見た目の美しさはバッチリ。きちんと正座をした素敵な蕎麦です。ざると言っても海苔はかからないのですね。いつも海苔なしのもりを頼むからこれはうれしい。

テーブルに岩塩があったので、そちらで数本すすってみましょう。細く均一に切られた蕎麦は見るからにすすりやすそう。

ズッとすすると驚くほどの蕎麦の香りが鼻に抜けて、その後は噛んだかどうかわからない間にスルスルっと喉をすべり落ちます。これは‥良い、良いぞ!好みのタイプだ。

薬味はネギに大根おろしにワサビです。風味豊かな蕎麦なのでネギとワサビはいいかな。大根だけ味変にちょっと使うとしましょう。

ではツユをつけて、ズズ〜‥‥‥おや、甘味が強い非常に個性的なツユだ。なんだろう、味醂たっぷりなのかな。出汁はバッチリで、変わってはいるけど美味しい。ズルズル、うまうまとあっという間にすすりこんでしまいました。

水たっぷりのみずみずしい蕎麦なので、後半ちょっとツユが薄まるかな?ツとっくりにちょっとの追加ツユがあると幸せ倍増かもしれません。

そばがきもいただきましょう。テーブル上の醤油をぴぴっとかけて‥もちもちして蕎麦が香って‥これはもう飲めと言っている。間違いない。

しかしこちらの蕎麦粉は本当に香り高い‥うまいなあ。

セットのシメはぜんざい。豆は肉と辛く煮てほしい私、今後の人生において単品で注文することがあるのだろうか‥刑務所に放り込まれたら好きになるらしいですけどね。

あれ、でもこうしてミニサイズを食べると案外いけるな。うん、さらっとした甘さでおいしい。いいじゃないか、ぜんざい。

真のシメは蕎麦湯でござった。片口に入った蕎麦湯はほぼ透明の薄いもの。そうですよね、一番乗りですもんね。

サービスなのかドロドロにしてくれる蕎麦湯はあまり好きではないので、このくらいがちょうどいいです。蕎麦に使わなかったネギを投下してズズ〜。あ〜、ほっこり。

最後の最後に韃靼そば茶が出てきました。最初の蕎麦茶はあっさりでしたが、こちらは実もたっぷり入って非常にそばそばしい。ぜんざいに合いそうだな‥もうないけど。

歩こうと思えば歩ける距離にこんな良いお店ができていたとは‥たまには地元の散策もしてみるもんです。うん、今度は午前に買い物を済ませてから蕎麦屋酒を決めに来るとしよう‥

手打ち蕎麦カフェ うたたね 群馬県群馬県太田市東矢島町86-1

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