飲み屋がズラリと並ぶハシゴ酒の聖地・野毛。念願の塩煮込みで一杯やって、すっかりいい気分です。次はどこに行きましょう。
Zぼ「前の野毛会ですげーうまい店を見つけたんだよ!行こう!」
小雨の降る中、おっさん3人とお兄さん1人が傘もささずにテクテク歩きます。Gんびぃーくん、結構お酒が回ったみたいだけど大丈夫かい。
Gん「なんか一気に来ましたけど、ノンアルを一杯飲めば大丈夫だと思います」
無理しなくていいぞ。残ったお酒はちゃんと片付けるから。
Zぼ「うむ」
Zぼ「着いた!ここだよ!」
「リーゼント居酒屋・酒蔵けんちゃん」さんですか。忘れようがないこの看板は知っていますよ。でもいつも混んでいて入れないイメージ。
Zぼ「5時開店で今5分前でしょ?ほら、3人しか並んでないから大丈夫だよ!」
店員さん「ご予約いただいてますか?」
Zぼ「してない!もしかして予約でいっぱいとか?」
店員さん「ちょっと待ってくださいね…そうですね〜、45分だけなら大丈夫ですよ」
Zぼ「それなら2・3杯は飲めるね!お願いします!」
小さな店内の壁にはビッシリとメニューが貼ってあります。「けんちゃん気絶‥ビックリドッキリコロッケ」に「霜降り馬刺し」に「4時間煮込んだ特製スープ餃子」とか、どれもこれも食べたいわね。
Zぼ「時間がないからまず飲み物を頼もう!まず生だね!」
Nバタ「僕も生をお願いします!」
はやい!私は‥
とりあえず赤兎馬のロックをいただきましょう。
Gん「まずウーロン茶をもらって、その後は日本酒を飲みたいです」
日本酒メニューはこの辺かな。おっ、酔鯨があるぞ。
Gん「スッキリ飲みやすいのはどれですかね。今は強烈にお酒味のはちょっとキツいかもしれません」
Zぼ「そしたら獺祭の二割三分いっちゃいなよ!飲みやすいよ!大丈夫、お金はおーやまさんが出すから」
ちょっとちょっと、お店で二割三分なんていくらするのよ!…あれ?やけに良心的な価格ですね。よしGんびぃーくん、飲んでしまえ。
Zぼ「すごく安いよね!俺もおーやまさんのお金で頼もうかな」
若者以外はダメです。
お通しは‥昆布やらソーセージやらなんでも煮てしまった、不思議な煮しめのようなものです。あらやだ、おいしい。厚揚げとソーセージの油のせいか、コクある旨味となっております。
ビックリドッキリコロッケは時間がかかるのでNGとのことです。すぐ出る系のメニューをパパッと頼むとしましょう。枝豆にマグロ切り落としといったところでしょうか。
Zぼ「あっ、ぎんなん焼きがあるよ!ぎんなん大好き!」
店員さん「さつま揚げは自慢だから食べていってくださいね」
表の看板にも書いてありましたね。まさに看板メニュー!それはぜひお願いしましょう。ちなみに厨房に立つ店長さんも看板通りの髪型です。ロックンローラー!
アルデンテ風に茹であげられた枝豆は好みど真ん中。おいしい。
マグロ切り落としは‥なんだこれ!切り落としとか言って、全部大トロみたいじゃないの!てんこ盛りだし。
Zぼ「これで750円だよ!安い!うまい!さいこう!」
Gん「お刺身は獺祭が沁みます」
いいなあ。赤兎馬が終わっちゃったので、私も‥
でも山ねこのロックにしよう。ハシゴの時はなぜか焼酎がメインとなります。
Zぼ「ぎんなん!皮付きで来たね!さいこう!」
Zぼさまは本当に銀杏が好きだなあ‥ああ、やっぱりおいしい。なにがウマいのかわからんけどウマいから銀杏って不思議。
そしてやって来ました、ご自慢の自家製ふわふわさつま揚げ!見た目ではさつま揚げらしくないですが、魚介が良い油で揚がった感じのうまほ〜な香りがただよってきます。
マヨネーズをちょんちょんとつけていただきましょう!あひあひ…あつい!そしてめっちゃめちゃウマい!
タマゴ率が高いでしょうか、ふわっふわ!ふわふわ食感にサカナの旨味、これはどこかで…そうか、さつま揚げと言いながら正体は明石焼きじゃないか?ンマーイ!!
Zぼ「いいでしょここ!」
このさつま揚げの他にも食べたいものがたくさん!今度は予約して2時間しっかり飲みたいですね。
Zぼ「うん!また来る!」
リーゼント居酒屋 酒蔵けんちゃん 神奈川県横浜市中区野毛町2-69