貝が大好きH野さんと新宿付近で飲むことになりました。なぜ新宿付近かと言うと、H野さんが新宿からの移動を嫌うから。
以前に行った貝だらけもいいけど、他のお店も開拓したいからちょっと調べてみよう‥おや、これはもしかして?というお店を発見しましたよ。代々木だからだいたい新宿のうちでしょう。決定だ。
やって来たのは代々木駅から徒歩1分くらいにあります「鮨のだり半」さんです。看板に「さかなの台所 オリエンタル」とも書いてありますね。
そうなんです。オリエンタルさんといえば元住吉の行列ができる海鮮居酒屋。都内唯一と思われる系列店らしいので、来ないわけにはいかなかった。
H野「たまにお店の前を通ると、いつも混んでるな〜って気になってたんですよ」
そうなのですね。大丈夫、本日はしっかり予約済みです。というわけでもう一人の友人も来たところで入店、入店〜。
入荷日が書いてある日本酒メニューもオリエンタルさんそのままだ。まずは栃木の銘酒、仙禽をいただきましょう。
かんぱ〜い。お通しはハスのきんぴらですね。好物なのでうれしい。
ではメニューを見ましょうか。どうやらほとんどのメニューが日替わりらしいですよ。その日の仕入れでメニューが決まる!素晴らしい。
まずは刺身を切ってもらいましょうか。今日の良いとこ三点造りなんてありますよ。今日のよいとこって素敵な響きなのでいきましょう。
店員さん「金目鯛の炙りもオススメですから四点盛りにしちゃいましょうか」
なんとありがたいご提案。ぜひ願いします。
H野「貝刺し2種がありますよ!ほら!」
さすが武田久美子ばりの貝の女王。頼みましょう頼みましょう。
マグロの眼肉たたきにのび〜〜る!モッツァレラとえびのトマトソース焼!ぜひお願いしましょう。
今日のよいとこ3点造りプラス金目鯛の登場です。一切れ一切れがたっぷりとした切り方でこれは頼もしい。
あれ、サーモンをお店で食べるのって久しぶりかもしれない。なぜか優先順位が低いけど、こうして食べるともっちりおいしいじゃないか。ヒグマの気持ちがよくわかる。
そしてこちらはいつも優先して頼むイワシ!ピカピカな身は分厚い脂肪をまとっています。肉は赤身がいいけど、青魚は脂が多ければ多いほど嬉しいぞ!
金目鯛の炙りはさすがオススメ、炙られた皮の裏側がトロトロでたまらんので、酒がなくならないはずがない。美丈夫の秋あがりをくださ〜い。
もはや赤い羊羹かという直方体はマグロ中トロ。はいこれ、おいしい〜。
本日の貝刺し2種は活サザエに天然ホタテ!
H野「サザエもホタテもビッグサイズ!ホタテはあま〜いですね!」
ホタテもいいですが、私の好みはサザエさん。サザエよサザエ、なぜそんなゴリゴリ固いのにうまいのか、固いからこそうまいのか。そして殻の奥から引っ張り出されたキモのうまさたるや…
H野「(ニッコリ)」
そうですね、キモは全部H野さんのものでしたね。失礼しました。
この辺で珍味、蛸とんび唐揚げといきましょう。
H野「初めてですけどなんですかこれ?」
タコのくちばしにあたるところですね。よく使う筋肉なのでゴリゴリした歯ごたえとタコタコしい旨味が詰まっていますよ。
さらに珍味、マグロ眼肉のたたき!
H野「牛肉の赤身のいいところみたい!すごくおいしい」
眼肉とかほほ肉は牛肉そっくりって言いますけど、ニンニクがプラスされるともう本当にサカナっぽくない…焼酎を呼ぶ!芋はないか芋は。純黒のロックくださーい。
その後に来たモッツァレラとエビのトマトソース焼きは、公約通りチーズがのび〜る!
H野「おいしいものしか入ってない〜!」
エビトマとろ〜りチーズですもんね!お寿司屋さんなのにこんな面白メニューがあるなんて。
そうでした、ここは鮨のだり半さんでした。そろそろお寿司をお願いしましょう。
H野「ツブ貝とほっき貝でお願いします」
ブレない人だなあ。あとはそうですね、名前が強烈なぐんかん痛風盛りを頼んでみましょう。
ビシっと形が決まった美しい寿司が来ましたよ!ほっき貝の若々しい歯ごたえ、ツブ貝の鮮烈な潮の香り、貝ってうまいな〜。
H野「なんといっても貝ですよね!貝さいこう!」
ただでさえウマい貝が酢飯に乗ると天国が見えますね。いや〜、寿司って偉大だ。
ぐんかん痛風盛りはカズノコ・イクラ・ウニの贅沢軍団ですが‥あれっ?
H野「おいしそうだけど何か?」
カズノコとイクラって低プリン体の代表選手では。もしかしてこれ、痛風ならぬ高コレステロールぐんかん?
H野「おいしいくて痛風にならないんじゃ最高じゃない!」
そうか、最高だ!やっぱりサカナで飲んで寿司でシメるって最高!寿司居酒屋はいいぞ!(シメるとか言って2軒目に行ったのは秘密)
鮨のだり半 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-20-11 第1シルバービル 1F