30種を超える地酒に少なめサイズのおいしいツマミが勢揃い!まさに酒呑みの天国であります 益や酒店(京都市・京都河原町駅)

絵師のKきゃわさんと来た京都、続きです。三十三間堂や清水寺を参拝と、修学旅行みたようなコースを回って夜になりました。さて、晩ごはんにしましょうか。

Kきゃわ「あのお店を予約してくれたんですよね」

大繁盛のお店なのに簡単に予約が取れてしまった‥やっぱりみんな家でおとなしくしているのだな。

酒呑みホイホイの杉玉に誘われて、やって来ました「益や酒店」さん。前回の訪問でKきゃわさんがとんでもなく気に入ったお店ですね。

Kきゃわ「色々なお酒をちょっとずつ試せるしアテは美味しいし、どっちも量はいらない俺には最高のお店なんですわ」

たしかにここのおつまみは味はもちろんのこと、うまいアテが色々ちょこっとずつ欲しい呑みマンにちょうどいい量なんですよね。

入るとカウンターとテーブルの立ち飲み席が約20人分、そして奥に小さなテーブルながらも座れる席が何卓かあります。予約をしておいたので座れる席に案内してもらえましたよ・・結構な満卓じゃないか、みんなおとなしくしていないのだな。

Kきゃわ「このメニューで俺でもおいしく飲めるお酒はどれでしょう」

こちらはお酒の味の方向で分類してくれているのでカンタンです。スッキリさわやかの爽酒か華やかフルーティーの薫酒から選ぶときっとKきゃわさん好みなはず。

私は珠玉の逸品とか貴重なお酒にいきたい気分でもありますが、とりあえず爽酒から秋田まんさくの花、薫酒から滋賀笑四季劇場・潜む蒼の楽園を一合ずつお願いしましょう。

Kきゃわ「笑四季の厨二感が素敵ですな」

名前もアレですが、醸すお酒もなかなかに個性が強いです。基本的には甘い。すごく甘い。

お酒を片口に入れてもらっているところで京都のゲームメーカー社長Mさしさんが来た。おひさしぶりです〜。

Kきゃわ「大丈夫ですか、いきなり顔が疲れてますけど」

Mさし「いや〜、色々しんどいですわ」

まあまあ、疲れも吹き飛ぶ魔法の水でかんぱ〜い。こちらのお店はお通しと「お通しのお酒」が出ます。本日のお酒は・・忘れた。甘いおりがらみのお酒でした、はい。

Mさし「車で来たんで僕のお通しも飲んじゃってください」

おおっと、お車でしたか。どうしましょう、大きなグラスで和らぎ水があるからソレを飲みます?

Kきゃわ「ソフドリメニューにビワミンソーダって謎の文字がありますぜ」

Mさし「それもらいます〜。今夜はビワミンを浴びてやりますわ」

あとは料理をもりもり食べてください。本日の鮮魚より炙りしめ鯖、冷菜から鶏ハムに温菜からししゃもを頼んであります。

あとすぐ出そうなコーナーからツブ貝わさびも頼んだのでした。うん、見事にお腹にたまらないメンバーですね。どうしましょう。

Mさし「いや、どれもおいしそうだから大丈夫です。いざとなったら焼きおにを頼みますわ」

前回頼んでウマすぎたツブ貝わさびからスタート。ちょっとつまめば酒が欲しくなり、酒のあとにつまめばわさびが舌を洗って次の一杯が欲しくなる。

Kきゃわ「ちょっと白メシも欲しくなりますな」

Mさし「ビワミンにも合いますよ」

Kきゃわ「そもビワミンソーダってなんすか」

Mさし「・・甘酸っぱい炭酸ですな。ビワっぽくはないですがおいしいですよ」

あとで調べたらビワの葉エキス入りの健康酢だそうです。おいしくてつよくなる!

Kきゃわ「炙りしめ鯖来た〜!きゃほ〜い!」

鯖ハンターの我々としては素通りできません。またこちらの炙りっぷりと脂の乗りっぷりたるや・・

Mさし「あ〜ほんと、この鯖はおいしいですな。ビワミンおかわりお願いします」

そんなに合うの?ビワミンおそるべしですね。

Kきゃわ「ちょっと俺も頼んでみますわ」

鶏のさっぱりだしかけ・・おや、想像とビジュアルが違った。

Kきゃわ「お出汁じゃなくて山形のだしなんだ!鶏肉にだしなんてさっぱり最高確定やないですか」

Mさし「これもめっちゃおいしいです。もう一個いきたいくらい」

おつまみ好適サイズすぎて3人ではほんの一口なんですよね。おひとりさまはハーフ盛りとかできるメニューもあるので、おひとり率高めのわたくしはこういうお店が近所に欲しい。

ししゃも柚子こしょうマヨソース、マヨに柚子こしょうが入るだけで全力で日本酒向きになるから不思議です。

Kきゃわ「柚子こしょう万能だわ〜」

万能すぎてお酒がなくなりそうだ。追加、追加〜。

薫酒から奈良みむろ杉・華きゅんをお願いしましょう。これは華やかな香りとまろやかな口当たりで危険だ、きゅーと飲んでしまう。

Kきゃわ「俺もひとくちもらお〜っと。華きゅん、華きゅん」

こちらに来たのでは炙り盛り合わせをお願いしないわけにはいきますまい。ホタルイカ素干し・鮭とば・エイヒレという干し物おつまみオールスターズを

固形燃料で炙っていただきまーす。ホタルイカがくにゃっと曲がる頃は、ワタがとろける最高の頃。

Mさし「旅館の朝メシみたいで楽しいですな。鮭とばも柔らかくなるし」

旅館って意地でも朝食に固形燃料を使いますよね。使わねばならぬ縛りでもあるのか、冷たいものが多い朝食のオアシスなのか。

Mさし「やっぱり僕はお肉のわんぱく成分が欲しいので、鶏モモ幽暗焼きを頼みました」

Kきゃわ「ぱっつぱつのトリさんやで〜。にくぅ〜、がおがお」

Mさし「お肉が入るとご飯もほしくなりますね〜。ウニおににいきましょか。あとおかずになる肉も」

Kきゃわ「俺も俺も〜!俺は焼きおに!」

では私はおにぎりのかわりにコメが・・いや、もはやヌカが全力で香る恐ろしいお酒、奈良花巴・水酛×水酛をいただきましょう。

Kきゃわ「お肉に対抗できちゃうんですか」

匂いかいでみて、ほら。

Kきゃわ「ふぇえっ!ヌカでできたヨーグルト・・?」

そうそう、まさにそんな感じ!ぬか漬けを薄めて飲むみたいな感じなんだけど、なぜか最高にウマいのよ。

Mさし「そしたらわんぱくなオカズが来ましたよ。京都かわきた屋ベーコンステーキだそうです」

Kきゃわ「きゃふー、ステーキの名に恥じぬ迫力っ!じゅわわ〜んと飛び出る脂を吸い込むご飯はまだかっ!」

来たー、焼きおにウニおに!ウニおにの有無を言わせぬビジュアルがすげえ。

Kきゃわ「焼きおにさんは香ばしくてベーコンさんにピッタリやわ〜」

Mさし「ウニはおかず不要でしたね・・ビワミンおかわり頼みましょ」

そうだそうだ、京都に来て京都のお酒を飲んでいなかった。プレミアムコーナーから京都SHUHARI・試験醸造を願いましょう。守破離といえばスッキリ爽やかで飲みやすいお酒の代表選手ですが、こちらはズッシリと腰を落としたお相撲さんのような力強いお味。好みのタイプだ。

Kきゃわ「好みでない日本酒なんかあるんですか」

うーん、あまり・・ないね。でも淡麗というものにはあまり手を伸ばさない、かも。

力強いおさけには力強いツマミ!鴨ロースの炙りカルパッチョをいきましょう!

Kきゃわ「ホンマ鴨好きな人やね〜」

Mさし「わんぱく続きでええじゃないですか。ホントどれもおいしくてよかったですよ」

酒店といいつつホイホイ飲むのは私だけでしたが、素晴らしい晩酌でございました。

Kきゃわ「これで宿に帰って寝ても明日も1日旅行なんすな。2泊旅行っていいですなあ」

2泊旅行の1泊めの夜の「まだまだ〜」感ね!これは何度やってもたまらない。最高だ。

つづく

益や酒店 京都府京都市中京区大日町426 1F

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