2019年10月の豪雨により休館となってしまってた千葉市の「ホキ美術館」さん。2020年8月に火の鳥のごとくリニューアルオープン!
写実画だけという面白いコンセプトなので行ってみたい美術館だったのです。やったぜ!
ところがリニューアルしたらしたで、今度は変な感染症の流行ですよ。対策のため完全予約制となっておりました。なかなかに苦難の道のりであります。
建物もご覧の通り面白い造りで、展示はもうはぇ〜とかほぇ〜とかため息の連発です。いや素晴らしい・・再訪まったなし!
せっかく千葉まで来たからそれらしいものを食べて帰りましょう。ホキ美術館から車で30分ほど、九十九里にあります「いさりび食堂」さんに来てみました。
なんだか不思議な造りだな。ホキっぽいような。千葉ってこういう造りが流行っているのかしら。
正面に回って納得、船の形になっているのね。九十九里浜郷土料理・いわし料理専門店の文字も勇ましい。
大変な人気店ということですが、平日の4時すぎという時間なのですんなり入れました。通し営業のありがたさよ。
開け放たれた窓に席間の広い間隔。対策済みなのか元々こうなのか、とにかく安心です。
網戸越しに海が見える側のお座敷席をゲットしましょう。
こちらの名物はいわし料理と焼はまぐり!焼はまぐり1800円ってどんな量なんだろ。
店員さん「今日のは大きめだから5個くらいになりますかね〜」
では3人だから焼はまぐりとはまぐり刺身を単品で2つずつ頼んでシェアしましょう。あとはおのおのが食べたい定食でも頼みましょうか。私はいわし刺身定食で。
車でなければ単品をいくつか頼んで一杯いきたいところですが・・この辺名物の貝「ながらみ」とかでね・・まあいいや、おつまみコーナーは見るだけ、見るだけ。
焼く用のはまぐりが来た〜。ホンビノスでないリアルはまぐり!メニューの(本貝)というのが天然地物らしいです。いや〜、しかし大粒だな。
これをホルモン屋さんのような卓上ガスコンロで焼くわけですね。
「焼きはまぐり台の上にのせて3〜5分位たちますとはまぐりすなわち彼女も心をひらいてくれます」
なんだこの声に出して読みたい日本語は。さざえは八分くらいで気持ちいいあわを出すそうです。
はまぐりさんが心を開いてくれるまで、いわし刺身定食をいただくとしましょう。
どうですかお客さん!この一目で分かる新鮮極まりないいわし!
今年は不漁ということで小ぶりなのかな、脂のりはそこそこですが、スカッと鼻に抜ける青魚の爽やかな風味がたまりません。うめぇー!飲みてぇー!
友人はいわしフライを頼んだので刺身2枚とフライ1枚をトレードしましょう。
アツアツいわしにソースがじゅっ・・これは日本酒党の私でもわかる、ビールを呼んでならないやつだ!
嬉しそうにノドを鳴らしてビールを飲む友人。くけーっ!いいんだ、白ごはんにもバッチリなんだ。
やや、はまぐりの刺身が来ましたね。大皿にドーン!
店員さん「ニンニク醤油でどうぞ。小皿追加しますね」
はまぐりの刺身をニンニクで食べるのですか!これはイントゥ・ジ・アンノウンですな。
ブリブリとしながら潔くスカッと切れる面白い歯ごたえ!ニンニクの風味で肉刺しのようですが、ちょっと違うのは一切脂が無い澄み切った旨味!
はまぐり刺しはニンニクで食べるとみつけたり、みつけたり。馬刺し好きの人は間違いなくハマる。
この辺で焼はまさんたちもパカパカと心を開いてきてくれました。はまぐりさんが熱がるのか身が上に行きがちなので、汁のこぼれを最小限にひっくり返すのが難しい。
やや、バカーンと開いた!食べどきじゃ、食べどきじゃー!
「蛤」と書かれた醤油刺しに入った特製のタレをたらして、アツアツをいただきま〜す。
・・・ふぉお、その手は九十九里ぃぃぃっ!うめえーー!生のシャッキリ切れる歯応えがむっちむちに変わる!爽やかな磯の香りと後味の良さがたまりません。刺身も焼きも最高じゃないか、天然はまぐり!
きれっきれの歯ごたえとはいえ噛みしめる必要はありますので、結構お腹にたまる。大粒なこともあって3人とも満腹この上なしですよ。
はまぐりの時代は桑名から九十九里に移った!のか。桑名で検証しなくてはダメかな。とにかくアレだ、ホキ美術館とはまぐりはセットです。テストに出ます。
いさりび食堂 千葉県山武郡九十九里町不動堂451-23
ホキ美術館 千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15